ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

音なしの構え

2009年07月12日 | 日々(ふつうに)
 なにやらエコカーの補助とかで、電気自動車やら、ハイブリットカーなるものが、不況の中売れているらしい。燃費が良かったり、余計な二酸化炭素を出さないというのはたいへん良い。
 ただこのあいだ気がついたのは、ハイブリットカーにも一つ気になる点があるということだ。
 ハイブリットカーのトップセールスとも言うべき、トヨタのプリウスを最近よく見かけるが(売れているらしい)、道で、びっくりすることがある。
 プリウスは発進時や、低速の時はガソリンエンジンを使わずにバッテリーの電気で走行する。そのためエンジン音がしないのだ。
 エンジン音がしないということは、静かでいいのではあるが、これまでエンジン音がしていた車がその音をさせずに近寄ってくるということになると、はっとすることがある。
 すぐそばを通り過ぎても、音がしないので視界に入らないと気づかない。これはたいへん危険だ。おまけに心臓にも悪い。
 低速を超え中高速になるとエンジンがかかり、エンジン音がし始めるのだろうが、中高速で走るのはあまり歩行者の関係のないところである。音のしない低速走行のシチュエーションの方が、歩行者等と関連することが多いので、問題となるのだ。
 これがプリウスのようなハイブリッドカーでなく、完全な電気自動車の場合は、最初から最後までエンジン音がしないということなので、問題はもっと深刻である。
 音というのは指向性がないので、どこからともなく近づいてくる車を察知できるわけだ。その音がしないということは、目で確認しなければならないということである。人間の視覚は前方120度の範囲である。
 耳で察知出来ず、目でしかそれを感じ取る事ができないということは、360度から120度へ、3分の1の情報しかなくなるということだ。
 たぶん車のメーカーさんも、このことはわかって対策を立てているとは思うが、(あの女子トイレの水を流す音をさせる擬音装置のようなものをつけることになるのだろうか)事故の起こらないうちに出してほしいなと思う。

 夜の街を無音の電気自動車が走り回っている図というのは、少し不気味ではないか。
 剣法の達人の「音無しの構え」ではないが、やはり、気配のないものは恐ろしいのである。無駄口をたたきながら生きている人が安心感があるようなものか。
 日頃無口な人の方が恐ろしいことは言うまでもない。
 おっと、また話が脱線していきそうなので、今日はここまで。

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