なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

府道を行くスペシャル・府道9号&2号宮津編(5)~松が主役!天橋立

2021-12-22 05:39:38 | 府道を行く

たった一泊二日の旅なのに、もう4回も投稿してしまった!
でもここからがみんなが知ってる天橋立・・・もうちょっと続けますね(ちょっとじゃないかも^^;)

さて、宮津の見所はまだあったのにセカセカと移動したのには訳があります。
天橋立を端から端まで歩いてみたかったのです。
案内マップによると、天橋立は全長3.6km 、端から端まで徒歩50分とあります。
ちなみに、この日の日没は16時45分頃。
さて、なつみかんの挑戦はどうなったでしょうか?

宮津駅からバスに乗って天橋立駅前までは15分足らず。あっという間に到着です。
駅近くのホテルにチェックインしてすぐに出発。とはいえ、時刻はもう15時30近くになっていました。

天橋立は松島、宮島と並んで日本三景のひとつです。
さっきまで見ていた宮津湾と、内海の阿蘇海を隔てる湾内砂州だそうです。
砂州、昔習いましたね~懐かしいです。


お地蔵様に見送られ(顔が風化してる・・・)


大天橋をわたって・・
         

右手が宮津湾。さっきまでいた場所が見えています。


左手の阿蘇海。よく考えたら、天橋立があるので、海水だけど湖みたいなものですね。
琵琶湖の方がよほど海みたい・・・


阿蘇海でのんびり泳いでいたコガモ(♀)
ちなみに♂2羽はビビッて遠くに去ってしまいました。


さて、ここから松並木ウォーキングのスタートです。


ここ天橋立の松は背がとても高く見ごたえがありますが、その訳はと言うと・・・
土壌が腐植土などで富栄養化し、地下水位も高いため、マツは根を地面深く伸ばさないまま高く成長したということのようです。


背が高くなりすぎたせいで倒れやすくなり、前の北近畿を直撃した台風で多くのマツが犠牲になったそうです。
斜めになってしまったマツも・・・(折れているわけではなく、ちゃんと生きています)


植林もされているようで、幼樹が沢山育てられていました。


さて、一見単調に見える松林ですが、途中色々な見どころがあります。
与謝野寛・晶子夫妻の歌碑。
寛のお父さんが近くの加悦出身だったため、しょっちゅう天橋立に夫婦で来られていたそうです。


こちらは父の敵を追って宮津に来た剣豪岩見重太郎が仇討ちをする前に試し切りをした岩。
岩を切るといったら、最近の人は鬼滅の方が思い浮かべるかもしれませんね。


こちら、大正天皇が明治40年皇太子時代に来られた場所だそうで・・・


歩いて行くとだんだん幅が狭くなってきました。
日が傾き、道がオレンジ色に染まってきます。


一見普通に見えるマツにも、色々な名前が付けられたものがあります。
千貫松と名付けられた立派な松。


こちらは阿蘇の松です。立派ですね~


ススキが沢山。


それにしても結構歩きましたがあと少しでしょうか?
その時標識が現れました。な、なんとこれで半分とは!


この時点で16時。行った先から、食事時間までに戻れるバスがあるかどうかも分かりません。
潔く、ここで折り返すことにしました。
撮った写真がどれもセピア色~




さて、Uターンしたので帰りは少し地面を見る余裕ができました。
なんとまだ結構野草が咲いています。
イヌタデや


イヌコウジュかな?
         

アキノキリンソウに


ノコンギクがいっぱい!ほとんど綿毛になっていましたが、花も結構残っていました。
        

阿蘇海と松。


突然現れた大砲に目が点。大正時代、海軍大臣から下付されたもので、海軍思想普及のためなんですって。
当時の1万6千円は今のどのくらいに当たるのでしょうか・・・


見慣れない黒い実がありました。最初はサカキかと思ったのですが、実付きが良すぎだし・・・


樹皮が滑らかではありません。なんの木か分かったら、教えてくださいませ~
         

そろそろ橋まで戻ってきました。
最後は宮津湾方面を眺めてみます。空がオレンジ色に染まって綺麗でした。


時刻はちょうど5時過ぎ。Uターンして正解。食事前に温泉に入れそうです!
急いで宿に戻りました。
温泉、食事を満喫し、のんびり休みました。
明日の朝は、のんびり朝湯入って、あとはバードウォッチングにでも出かけようかな~

【撮影:2021/12中旬 宮津市天橋立】







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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夕方になってから (fukurou)
2021-12-22 08:11:48
なつみかん様
こんばんは。
夕刻になってから、天橋立を走破しようとは?
時間との闘いですね?!
私は往復歩きましたよ。3時間近くかかった気がします。
もちろん写真を撮りながらでしたので。
今日は植物が出てこないと思いましたが、そんな訳はない。
最後にきっちり出てきました。
黒い実の植物、葉がしっかり見えませんが、なつみかんさんがサカキと見間違えたと言うことをヒントに考えるとシャシャンボかな?
葉の裏の主脈に小さな棘があればまちがいないのですが?
返信する
おはようございます^^ (attsu1)
2021-12-22 08:26:06
あれ、今回は、何故か行かなかったの?
なんて思っていましたが、
天の橋立、今日は主役が登場ですね^^

天橋立を端から端まで歩かれたんですね。
色々な発見と景色を、見せていただきました。

阿蘇海って言うんですね。阿蘇と言うと、阿蘇山を
思い浮かべますが、阿蘇という言葉になにか繋がりがあるんですね(@_@)
返信する
Unknown (shu2702)
2021-12-22 10:02:53
いよいよ天野橋ですね。
夕景がきれいです。
この時期に到着されるとは、よくこの地のことをご存じですね。

40年以上前ですので、よく思い出せないのですが、クラブの合宿所に帰る時刻には真っ暗になっていました。
こんな遅くなるとは思わず、ライトを持たずに出て、たまたま通りがかった釣具屋でヘッドランプを買いました。
当時はヘッドランプを点けて自転車に乗るのは、一般的ではなかったと思います。
なつみかんさんのお陰様で、昔の記憶がよみがえりました。
個人的なことで、申し訳ありませんでした。
返信する
流石のなつみかんさん (ダリアクミコ)
2021-12-22 13:58:53
なつみかんさん
こんにちは!

訪れたこと有りますが大まかな観光地ばかり
隅々まで散策されるなつみかんさんの行動力に
ビックリしています。
流石ですね~
1泊2日の旅とは思えませんね、お陰で知らない世界
見せていただきました。
返信する
無知と無関心 (ninbu)
2021-12-22 16:21:09
なつみかんさん、こんにちは。
いや~、参りました。私の無知と無関心には・・・。
今日の投稿を見るまでは、天橋立を往復するのに2時間近くもかかるとは、全くの想定外でした。
海に架かる長い橋を渡ると、美しい風景が見える程度の認識でした。
京都の嵐山にある渡月橋のようなイメージを抱いていたのです。
改めて地図を見ると、砂州と呼ばれる独特の地形が、海を陸続きで繋がっているのですね。
今まで、誰とも天橋立について、詳しい話をすることがなかったのが不幸中の幸いです。(苦笑)
この程度の認識で、天橋立に一度は行ってみたいと思っていたのが恥ずかしい・・。
もう一度、小学校の社会科を勉強し直してから、天橋立を訪れたいと思います。(^-^;
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黒い実の生る樹 (shu)
2021-12-22 18:57:15
サカキのように見えます。
Googleで、サカキ 実で画僧を検索すると、たくさん実が着いた画像が複数出てきます。
ご参考まで。
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写真撮りながら・・・ (なつみかん)
2021-12-22 21:33:32
fukurouさん、こんばんは。
fukurouさんはちゃんと往復走破されたのですね。
3時間、かかりますよね。
ゆっくり見たり、写真撮ったりしていたら・・・
私も全くそんな感じで、50分で端まで行けるはずが、40分くらい歩いてもまだ半分でした。
対岸から戻るバス路線はあったようなのですが、なんせ準備不足で(笑)

黒い実の植物、シャシャンボ??
あまり見たことのない植物だったので調べてみました。
確かに、完全に熟す前の実の色や付き方はそっくり。
樹皮もひび割れがあって、サカキよりは近い感じです。
とりあえず、シャシャンボ(仮)ということで!
ありがとうございました。
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歩けませんでした・・・ (なつみかん)
2021-12-22 21:35:50
attsu1さん、こんばんは。
天橋立には2年まえにも行ったのですが、その時はとても天気が悪くて、歩き始めた途端に雨が降り出し、諦めました。
今度こそ、と思ったのですがまたもや中途半端な結末に・・・
松ばっかりで面白くないのではと思いましたが、いろんな松があり、下草にはまだ花も咲いていて、結構楽しめました。
なにより、普段見ることのない海の光景が良かったです。

阿蘇海は最初名前を聞いたときに、「なんで?」って思いました。
きっといわれがあるのでしょうね~^^
返信する
サイクリング (なつみかん)
2021-12-22 21:39:04
shuさん、こんばんは。
色々な場所に行っておられますね~
真っ暗な中、ヘッドランプをつけて自転車で走破されたのですね。
レンタサイクルを借りれば、端まで20分なんだそうですが、そんなことしたら下に咲いている花とか分からへん!
と思い、借りるのはやめました。
(というより、もう20年くらい自転車に乗ってないので、自信ないかも・・・笑)

自然の造形というのでしょうか。
両側に海のある松林の間の道を歩くなんて、ここでしか楽しめないですよね。
前に行った時も同じ季節、もしまた行くことがあったら、違う時期に行ってみたいです^^
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ひとりならでは・・・ (なつみかん)
2021-12-22 21:41:07
ダリアクミコさん、こんばんは。
お友達や家族と行ったら、観光地&おしゃべりなので、こんなに色々見られません。
それはそれでとても楽しいのですが、一人旅の良さもあります。
最近は、仕事が忙しいので、お休みの時くらい一人でのんびりしたい!と思ってしまいます。

ダリアクミコさんも温泉に行かれたのですね。
私は、美味しそうな日本酒が羨ましかったです(笑)
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