なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

いつも咲いてるヒマラヤの青いケシ~咲くやこの花館(4)

2020-01-10 05:29:55 | 植物

咲くやこの花館といえば、1990年に開かれた国際花と緑の博覧会(通称、花博)の開催と同時に開館した国内最大級の温室です。
そして、花博で展示された「ヒマラヤの青いケシ」をみるため、長蛇の列ができたことを覚えておられる方もいらっしゃるのでは。
かく言う私も、当時並んで見に行った一人です。

そしてその時以来、ずっとここでは春夏秋冬を問わず、この青いケシを見ることができるそうです。
もちろん今回も・・・


この青いケシは、メコノプシス属のケシで、ヒマラヤ付近の高地に自生しています。
青が有名ですが、ピンク色や白の花もあり、運がよければ見ることができるそうです。
淡い水色のケシ。いいですね~


こちらでは温度と照度を細かくコントロールして開花調整し、年中展示室で見られるようにしているそうです。
このメコノプシスだけではなく、日本に自生する高山植物も常に何種類も見ることができます。

クロユリ(ユリ科バイモ属)
いつ行っても、沢山元気に咲いていてびっくりします。


レブンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)
その名の通り、北海道の礼文島に自生する絶滅危惧種だそうです。
種の保存もされているのですね。


サクラソウモドキ(サクラソウ科サクラソウモドキ属)
サクラソウ科なのに、モドキとはこれいかに・・・
こちらも、早池峰山や北海道の礼文島などにわずかに自生しているそうです。


エゾルリソウ(ムラサキ科ヒレハリソウ属)
淡い青紫色が美しい花。その名の通り、北海道に分布します。


ここからの2種類は海外の高山植物。
エーデルワイスは歌でおなじみですね。
キク科ウスユキソウ属。ヨーロッパの山で見られます。


こちらはエロディウム・バリアビレ(フウロソウ科オランダフウロ属)。
見るからにフウロソウ科で、地中海沿岸に分布するそうです。
花付きがよく、こちらもいつも咲いています。


いかがでしょうか。
実際に見たら結構テンション上がりますよ。
それにしても、職員の方々の努力には頭が下がります。
園内の説明看板や、イベントなども充実しており、近くに住んでいたら通いそうです。

(つづく)

【撮影:2020/1/5 大阪・咲くやこの花館】


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 元気が出る出る原色の花たち... | トップ | 見慣れない実もあります~咲... »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はーい! (fukurou)
2020-01-10 09:41:19
なつみかん様
おはようございます。
花博の時、メコノプシスを見るために並びました。
咲くやこの花館に行くたびにメコノプシスを見に行っています。と言うことはあれ以来育て続けていると言うことですね!
驚きです。

クロユリは恋の花愛する人に 捧げれば・・・
こんな歌が口ずさめるのは年ですね。
恋の花と思って山登りで見つけて、その匂いに幻滅したことがありました。
クロユリは歌だけにしておくべきでした!
返信する
Unknown (hiro-yuu-hono)
2020-01-10 10:08:03
なつみかん、おはようございます。

花博はの時は、世界一大きいお花という事で、ラフレシアの方が気になってそっちを見てました。
これがお花?って感じでしたので、想像とは違っててう~んってなった。
それしか記憶有りません(^^;

そんな感じて、やはり私は、植物園や、温室行っても覚えられない。
今は、写真とりますがそれまでは見てあるくだけだったので、余計気が向かないのかも・・・。

けど、青いケシは、逢ってみたいお花です。
返信する
また行きたい! (shu)
2020-01-10 10:22:36
なつみかんさん おはようございます。
今回の「咲くやこの花館」のシリーズが始まった時から、ヒマラヤの青いケシが出てくるのを楽しみにしていました。
私が、咲くやこの花館に出かけたのが昨年の3月でした。2種類のメコノプシスがとても鮮やかでした。
この青色は日本の山では見かけません。日本で見る青いお花は、もっと色が濃いですね。
仰るとおり、近くに居たら通いそうです。
返信する
ヒマラヤの青いケシ (さざんか)
2020-01-10 11:33:05
なつみかんさん、こんにちは。
いいな~、こんな花が見られて。
1990年には、私は日本にいませんでした。
こちらでは厳重に管理されて咲いているんですね。
エーデルワイスまでは寒い所の花ですね。
エーデルワイスと言えば、なんてったってサウンドオブミュージック!

「咲くやこの花館」はfukurouさんが書かれていたように、古今集の「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花」という歌から命名されたそうです。
返信する
本当に驚異的ですね (なつみかん)
2020-01-10 20:22:04
fukurouさん、こんばんは。
fukurouさんも並んで見られたんですね。
人が多かったのと、涼しかった印象しか残っていないのですが、改めて見てみると、美しさに感動します。
日本の花には少ない色合いですよね。

クロユリは恋の花・・・
知りませんでした。
大昔北海道旅行に行ったとき、大振りのクロユリが平地に咲いているのに感動した覚えがあります。
匂いが今一つなんですね。
愛する人にささげたら、困惑されますね(笑)
返信する
同じです (なつみかん)
2020-01-10 20:26:54
しいちゃん、こんばんは。
そういえばラフレシアもありましたね。
全然覚えていませんが・・・^^;;
温室の植物はなかなか覚えられません。
私の場合は、昔は動く生き物のいる場所の方が好きで、特に鳥のいる動物園などによく行きました。
植物園に頻繁に通うようになってから、実はまだ10年も経っていません。
その中でも温室は横文字名前が苦手で・・・

しいちゃんもこれからどんどん外にも出かけて、花の写真を撮って覚えてくださいね~
とはいえ、おうちに植物園以上の花が咲くので、いらないか・・・(笑)
返信する
いつ行っても感動します (なつみかん)
2020-01-10 20:39:46
shuさん、こんばんは。
昨年行かれてご覧になったんですね。
メコノプシス、2種類の青がありますが、私は2番目の淡い水色が好きです。
確かに日本の山にはあまりない色ですね~
しいて言えばエゾエンゴサクの色に近いかなって。

他の色はあまり見たことがないのですが、以前ピンク色の花を見たことがあります。
白は六甲高山植物園でみました。
最近は人気なのか、見られるところが増えましたね!
返信する
そうなんですね! (なつみかん)
2020-01-10 20:51:31
さざんかさん、こんばんは。
1990年はトックリキワタなどをみておられたのでしょうか^^v
花博の思い出といえば、青いケシ以外に、タイムカプセルに何か書いて入れた気がするのですが、あれはどうなったのでしょう・・・

この温室のすごいところは、春夏秋冬を通じていつでも高山植物がみられることだと思います。
相当うまく開花調節されているんでしょうね。
温室の中には具体的にどんなことをされているのかの説明パネルがありました。
(一応写真を撮ったのですが、ピンボケ・・・)
こんな場所に車で40分ほどで行けるのですから、確かに恵まれているのかも・・・です^^v
返信する

コメントを投稿