今日は6月中旬に宇治川を歩いた時の様子をご覧くださいませ。
もう2週間も経ってしまったので、賞味期限ギリギリですが、ご容赦のほどを・・・
この日は珍しく天ヶ瀬ダムが少しだけ放流していました。
(ちょうどこの後雨が続く予報だったころです)
とはいえ、大した放流量ではないので、いつもの通り高水敷を歩いていきます。
両側はクズばかりです。
それでもよく見るとアレチハナガサが咲き始めていました。
宇治川では初見のハルシャギクですね。
おっと、あそこにだれかいます!
ズームで見てみると・・・やっぱりホオジロくんでした。
餌みーっけ!でしょうか。
ぱくっ。何を咥えたのかな~
そのあとも同じあたりでウロウロしているので、進むに進めず・・・
そのうち、餌を持ってどこかに行ってしまいました。
虫とかではなさそうなので、ひょっとして巣材?
ヤブガラシかと思ったら、同じブドウ科のノブドウの花でした。
地味ですが、こちらも虫たちの大好物です。
クズの葉にモンシロチョウが止まっていました。
さらに進むと、両側がオギになってきます。
そこに咲いていたヨメナの蜜を吸っていたのはツバメシジミでしょうか。
その時赤い実を発見!
あれ?なんか変?どうみてもノイバラの葉に赤い実がくっついています。
しかも、ノイバラの実とは明らかに違います。
花もまだ蕊がくっついた状態で枯れたところですし・・・
ということで当たりをつけて調べてみたら、やっぱり!
こちらは「バラハタマフシ」という虫こぶでした。
バラハタマバチという蜂が作った虫こぶで、卵を産み付けて20日くらいで地面に落下するそうです。
ということは、このような綺麗な状態で見られたのは運がよかったのでしょう。
ちなみに、このバラハタマバチ、メスのお腹は丸くて赤く結構特徴的なハチのようです。
ミゾコウジュの花も咲いていました。
こちらも結構減ってきているそうですね~
そして、今回ちょっと嬉しかったのがタイトルにもしたノビルです。
普段みかけるノビルは花がミニ球根のように変化して球形に集まったむかご。
花が咲く姿はめったに見かけません。
ところが・・・
これって花が咲いた後やん!
慌てて周りを見回すと、咲いていました!!
もっと花火のように四方に咲く姿になるのですが、これでも十分満足です。
ちなみにノビルは地下茎をラッキョウのように食べることができます。
(というかそちらの方が有名)
一度試したことがありましたが、私には辛すぎて無理でした。
お酒のあてなどにいいのかもしれませんね。
【撮影:2022/6中旬 宇治川】