ギンリョウソウがみられてルンルン気分で吊り橋方向に向かいました。
吊り橋のたもとには前に1,2輪咲き始めていたサクラがあったはず。
少しは残っているかと思っていましたが、今年はすでに散った後・・・残念!
でも道路を挟んで山側を見ると・・・
宇治市の花、ヤマブキが咲き始めていました!
去年より少し早い?
と思って去年の写真を見てみましたが、4月4日にはすでに咲き始めていました。
なんでも早まっているわけではなさそうです。
ヤマブキはバラ科ヤマブキ属。(一属一種です)
Wikipediaをみると、「低山の明るい林の木陰などに群生する。」と書いてあり、まさにその通り。
遠目にも山吹色の花はよく目立ちます。
「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」という有名な歌がありますが、
これは急な雨に蓑を借りようとして小屋を訪れた太田道灌に、そこにいた女性が、蓑ではなくて
山吹の花を差し出した、という逸話によるものです。
「みのひとつだに」の「みの」を「実の」と「蓑」にかけて、山吹に実がならないように、
貧しくて蓑もないのです、ということを言い表したそうです。
う~ん、貧乏でもとっさにこのようなことを考えてヤマブキを渡すなんて、心はとても豊かですね!
ところでこの歌、今日の写真の一重のヤマブキではなくて、よく植栽されているヤエヤマブキのことを歌っています。
ヤエヤマブキは蕊が変化して八重の花弁になってしまったので、確かに実は生りません。
でも。普通のヤマブキにはちゃんと実が生りますよ!
下の写真が4年前の8月に撮った実の写真です。
五弁花のヤマブキは実も5つ。そういえば四弁花のシロヤマブキの実は4つでしたね。
沢山の蕊が可愛いです。
咲く前の蕾も三角で可愛いです。
この季節はヤマブキの魅力にやられます~
ヤマブキの枝は細くしなって、緑色をしています。
この色は落葉しても変わらないので、比較的見分けやすい木です。
でもそのしなる枝がこの日は裏目に出て、風に揺れて揺れて・・・
いやっちゅうほど撮ったのに、まともな写真がほとんどありませんでした。
夢中で写真を撮っていたとき、足元にガサゴソ現れたのが・・・
サワガニや~@@
ここで見るのは初めてです。
ダンプがひっきりなしに行きかうので、危ないよ~
最後は同じバラ科のキイチゴたち。
ナガバモミジイチゴと・・・
ビロードイチゴは終わりかけ。
そうそう、昨日載せたクサイチゴもそうですね。
運が良ければあと少ししたらこれらのイチゴの実も食べられるようになります。
ということで今日はおしまい。
最後はバラ科ではありませんが、岩肌にまた沢山増えてきたユキノシタで!
あとひと月もしたら沢山咲くでしょうね~
【撮影:2021/4/3 宇治川】