なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

こんなに一杯カテンソウ~宇治川Weekly散歩2021/4/3 (3)

2021-04-08 05:49:54 | 植物

いつだったかの投稿で、「宇治川のカテンソウは消えてしまった」と書きましたが・・・
ごめんなさい。
こんなに生えていました~(@_@)



少し湿った山肌近くにびっしりと・・・


いつ見てもカテンソウの「花」がよく分かりません。
そうだ!こんなに沢山あるので、何とか花を撮ってやろう!
と張り切って撮り始めたのですが・・・


むむむ、想像以上に難しい・・
そもそも、この梅の紋のように見えるのは蕾なのか種なのかもわからないままの撮影。
頑張るぞ~

よいしょ。さっきよりはちょっと分かりますか? 変わらないですね・・・


苦心惨憺して、ようやく花の感じが分かる写真が・・・
透明感のある雄蕊が綺麗です!
(分かりやすくするため、トリミングしています)


とりあえず満足したのですが、分からないのがこの花の作り。
ネットで調べてみると、カテンソウ(花点草)はイラクサ科カテンソウ属。
花弁と萼の区別がなく、5枚の花被片がみられます。
あの梅の紋のように見えるのは5枚の花被片が閉じた状態(つまり蕾ですね)だったんですね。
で、その花被片が開くとくるんと丸まった雄蕊が一本ずつ開いて上の写真のようになるそうです。
下の写真は蕊が丸まった状態。


で、花粉を振り撒いた後は、またくるんと丸まって元のように雄蕊を格納するそうです。
ということで上の写真は花粉を飛ばす前か後かは分かりません。
なるほど~と思ったのですが、ところで雌蕊は??

松江の先生の図鑑を見てみると、なんとカテンソウは雌雄同株異花。
私が苦労して撮った写真は雄花だったようです。で、雌花は??
雌花は、葉腋についているそうで、しかも緑色で超地味・・・
な、なんと完全に見逃していました!
これでひとつ宿題が残りました。今度行ったときに、ちゃんと確認してきます。
来週まで咲いていてくれるかなあ・・・

最後はオマケ。
同じ場所に咲いていたスノーフレーク。
この場所は、外来種や逸脱種などが混生するカオスな場所です。
もう少ししたら、トキワツユクサが群生するはずです。


もう一つオマケ。雌雄両方の花が見られたアオキです。
今日のところはこれで雌雄セットということで・・・
(雄花)


(雌花)


お粗末様でした~


【撮影:2021/4/3 宇治川】

コメント (12)
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