なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

河原の植物たち~初めまして!

2018-06-06 05:48:16 | 植物
同じ花が同じ季節に咲く堤防ですが、ちょっといつもと違う植物が咲くことがあります。
今日は5月下旬に見かけた、そんな「初めまして」をご紹介~


ノビル(ヒガンバナ科)



最初かたまって咲いているのを見かけたとき、園芸種が逃げ出したのかと思いました。
帰宅後調べて、ノビルの花と判明!

普段よくみかけるのはこんな感じ(左の写真)。粒々のムカゴがかたまって丸くなっています。
このムカゴが地面に落ちて発芽するので、特に花は必要ないと思っていました。(それとも、これはうちの近所だけでしょうか)
それが今回群れを成して開花していました。

 

ノビルは日本全国に普通に生えている「雑草」で、鱗茎が食用になります。
食べたことがありますが、ラッキョウより小さいくらいのサイズで、香りと辛みが強いです。
掘るのが大変なので、私自身はそこまでして食べようとはあまり思いませんが、好みが分かれるところです。


お次は、ナヨクサフジ(マメ科)



一箇所だけですが群生を初めてみました。
こちらはちょっとヤバイです。
クサフジと競合して駆逐する、アレロパシー効果で、他の植物を寄せ付けないなどの性質があるようです。
(Wikipediaより)

去年も咲いていたのかもしれませんが気付きませんでした。
今年は遠目にも紫に一面染まっていたのですぐに分かりました。



                          

ちょっと注意して見ていかないといけませんね。


最後はヤブムラサキ(シソ科)です。
木本なので、今年初めて生えたわけではありませんが、気付いたのは今年初。
宇治川上流域の林縁に生えていました。





以前、くろんど園地などでみかけて投稿した覚えがありますが、ムラサキシキブと違い、毛深いのが特徴。

ご参考まで、実ができかけのころ(左、京都府立植物園7月)、紫色の実(右:くろんど園地、12月)。
 

実は先日すでにご紹介したネナシカズラも初めましてでした。
今度、ぜひ花をみつけて撮ってきたいと思います。

宇治川シリーズ、楽しんでいただけたでしょうか?
今回はこれで一段落。
みてくださって、ありがとうございました!





コメント (10)
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