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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-04】3×3-建築家の小さな自邸-

2022-11-28 18:52:23 | ministock-04
昨日は仮住いからの夕景でしたが、今日は建築中の自宅の屋根の上からです。
足場が外れるともう見ることができない眺めです。
地元のシンボルでもある工場と新潟市街地が月に照らされ始めていました。
きれいですね。

と、私がぽけっと景色を眺めている中、大工さんの作業がサクサクと進んで3間×3間(5.46m×5.46m)=9坪のミニストック-04が上棟しました。

まずは土台と1階の柱から。
建物内部に建つ柱に注目していただきたいですが、(ちょっと見にくいけど)基礎の上に建つ基礎と宙に浮いてる基礎柱があります。

これが構造計画。

構造計画してないと柱という柱の下に基礎を作っちゃいます。
しかし、あらかじめ屋根の荷重がかかるところを決め打ちして間取りを作って、構造計算を行えば、柱1本1本にかかる重さが数値化できるので、基礎の有無が振り分けられるようになります。

つまり、これがコストダウン

という準備があってレッカーで2階より上の工事を行います。
過去の記事を覚えていますでしょうか。
レッカー車のブームがのびのびしてます。

私はこの日のために「この土地」を買いました。
目の前に電線がない敷地。
このおかげで工事がスムーズになります。

これで見積もりが安くなるわけでもないんですが職業病と思ってください。

そして、2階の床。
5.46m×5.46mしかないのに、ほぼ1/4が吹き抜け
床がありません。
2階の屋根梁を置くともう足の踏み場もないくらい。
これが一体最後どうなるんでしょうね。

ミニストック-04は(もちろん)ロフトもあります。

家って元々

床下と1階と2階と屋根裏があります。
その内使っているのは1階と2階のみ。
床下と屋根裏は使うことがないというか見るのも怖いくらいの空間が当たり前ですが、

全部使い切るのがミニストック。

つまり、2階建てなのに、床下、1階、2階、ロフトと4層になっています。

だけど、お隣さんと建物の高さは同じ。
これは私のちょっとしたこだわり。

町の景観を壊さない

ために他と高さを揃えています。

というこだわりと気遣いがすでにチラ見えしつつ、無事上棟しました!
おめでとうございます!


鈴木家。





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