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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-04】一番なこと-建築家の小さな自邸-

2023-12-25 10:06:28 | ministock-04
皆さん、メリークリスマスです。
直前の雪でどうなることかと思いましたが、結果的にちょうどいい量というか、雪が積もりすぎると困るけど、降ってないとそれはそれでちょっと寂しいわがままな要望に応えてくれた感じになりましたね。

我が家は必要な買い物だけ済ませて、早々に家に籠ることにしました。
自宅完成最初の年はやっぱり家で過ごすべきでしょう。

そして、家族に感謝の意味も込めて、今年のクリスマスはコースで料理を作ることを宣言!
自宅ができてからたまに料理を作ることもありますが、ささっとできる料理ばかり。
このキッチンで次から次へと準備と片付けが繰り返される料理をしたらどうなるんだろうという疑問に対して答えを見つけるための宣言でもありました。

まず我が家のコの字キッチンの特徴を伝えると、
一番分かりやすいのがキッチンスペースに必要な3つの機能
①作業スペース
②家電置きスペース
③食器置きスペース
この3つがすべて一体化していること。

普通別々ですよね。(一緒にしようとも思わないはず)

なんで一体化させたかというとキッチンにおいて
作業スペースが一番重要だろうと思ったから。

キッチン天板を連続させる(コの字にする)ことで作業時の一時置きスペースが増やせると考えました。

もう一つの特徴は収納スペースがほぼオープンなこと。
カトラリーはコの字の突き当りに引き出しを作って収納していますが、それ以外は扉なし。

このブログでもちょいちょい触れていますが、最近扉なしのキッチンが増えています。
それぞれにキッチンの特徴がありますが、扉なしを選ばれる方はすぐに片づけたい、すぐに取り出したいという要望を優先させる場合。

我が家ももちろん同じ理由です。

オープンな収納の欠点は、収納している道具や食器が汚れる心配。
滅多に使わないものは床下などキッチン以外のところに収納しています。
利用頻度の高いものだけをキッチン回りに置いているので、基本汚れることはありません。

っていうか、汚れに気が付いたら洗い流せばいいだけ。
汚れるとこの世の終わりだったら気を遣うけど、
別に、ねぇ。
洗い流せば使えますよ。

そして、珍しい特徴が二槽式シンク
40-50年前に一回流行っています。
実家や親せきの家みんな二槽式でした。

子供ながらにゼッタイ使いやすいと思っていたので我が家でも採用。

と、頭の中で思っていたことが実際にカタチになっていざ調理。
完全に思い描いていた通りでした。
メインの下ごしらえをしながら、前菜やスープを仕上げないといけないですから、とにかく道具を広げないといけません。

娘に隠し撮りされていた画像しか残っていませんが、
全体が丸見えなので、次の作業に目を配りながら料理をすることができました。

とりあえず私も一緒に食べたいので、前菜、スープ、チーズ、魚料理までを一気に出して乾杯。

この後、2時間かけて作ったパスタソースで食事して、クリスマスケーキをいただきました。(いい感じで酔っぱらっていたので画像はなし)

定番の「やっぱり家が一番だな」を添えて。

下の娘がストーリーで上げていたので東京にいる上の娘から「私の分は?」とメッセージが入ったので、パスタソース余らせたから帰省した時に作ってあげるよと約束しました。

住宅設計において水回りは結局なんやかんやで一番重要。
この使い勝手の良し悪しで暮らしやすさ(家が一番だな発言)が決まるとも言えます。

使いやすさを提案するためには、まずは自分が使いこなせるかどうか。
いい結果をサンタさんから頂きました。

皆さんもよいクリスマスを。

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