走る、曲がる、止まる・・・
この３つの要素はバイクにおいての三大要素。
特に、「止まる」（ブレーキング）は
何よりも難しく、深いテーマと言われています。
少しディープな話になりますが、
今日は、このブレーキングについて考えてみましょう。
モータースポーツ、レースの世界においても
このブレーキングの優劣が勝負を決めると
いっても過言ではありません。
例えば、私がやっていたモトクロスのレースにおいては
高速道路で、追い越し車線から抜くように、
直線で簡単に追い越しができるなんてことは、
実際のレースではあまりありません。
なにせ、どのレースも排気量、重量、
その上、ライダ－の技量まで「レギュレーション」（規則）で
ビッチリそろえた上で走らせているのです。
ゆえに、小学生のかけっこに大人が混ざったようにして
パワーにものいわせて抜き去るのは難しい。
自分のバイクも、相手のバイクも、
いわば意図的にイコールコンディションにさせられた上で
走っているわけです。
だからこそ、追い越しにおいては
ブレ－キングがひとつの重要なポイントになるのですね。
そんな重要なポイントのブレーキングでも
実力が伯仲しているライダ－同士のレースにおいては
単発で勝負をかけたとしても、そう簡単に抜かせてはくれません。
そんな状況を打破するためには、
直線、コーナーとのあわせ技で
タイムを詰め、パスしていく方法があります。
Ｓ字カーブであれば先行者の走行ラインの逆を取ります。
（相手がインならアウトラインを走る）
そして相手を上回るペースで差をつめ、
イン/アウトが切り替わる次のコーナーで並びかけ、
そこでのブレ－キングで先行するのです。
ちなみに、さらにハイレベルな戦いになると
ブレーキングにだって、当然、隙（すき）がありません。
モトクロスでも国際Ａ、Ｂのレースともなれば
ブレーキで抜こうどころか逆に離されてしまうほど。
そこで、さらに自分独自の走行ラインや
特に得意なテクニックのあわせ技で詰め、
プラス、相手のミスや、疲れなどの追い風を利用して、
ただ一瞬のチャンスを待つことになりますが、
このクラスともなれば想像を絶する厳しさがあります。
そんな場面での勝負のハードブレーキングともなれば
当然、タイヤロック → 一発転倒とも背中合わせ。
そんなギリギリのプッシュでもコケないのがすごいところなのです。
ここからは、一般道における話ですが、
実はブレーキングによる
タイヤのロックは防ぐことができるのです。
えっ、ＡＢＳもついていないのに・・？
はい。それはタイヤのロックを感じたら
ブレーキレバーをリリース（はなす）すること。
いささかシンプルすぎて申し訳ありませんが、
有効なテクニックです。
これができれば、ＡＢＳなんて
必要はないといえるかもしれません。
強いブレーキによって滑ったタイヤは
ブレーキを解除することでグリップを回復できるのです。
このタイヤロック→リリースという感覚があれば、
ブレーキ性能の本当の限界までブレーキをかけられます。
逆に言えば、これができれば
タイヤがロックしようが、まるで関係ありません。
するとブレーキのかけ方も
「スイ－ッ」と引きずるようなかけ方よりむしろ
車体の安定があるうちに、ここぞ、とピンポイントで
しっかりとかけるようなかけ方が可能となりますので
ますます、的確なブレーキングが可能となるのです。
しかし、タイヤが滑ったら、ブレーキをリリースすることは
オフロードの練習会などでこの課題をするのを見る限り
意外とみなさん苦手とされているようです。
全力でブレーキを
かけることができるようになるためには
キャッチ＆リリースならぬ、ロック＆リリースを
体に覚えこませることが肝要なのです。
さて・・このように理論は
頭で理解したつもりになっていても
体はそのように動かないのがスポーツの難しさ。
それゆえ、練習には経験者のコーチングが必要です。
上級者でも同様。それは自分が今、どういう状態にあるかが
自分自身でみることは出来ないからです。
ケガを防ぐためにも、バイクの練習はくれぐれもひとりでやらず、
経験者、ベテランとともにやりましょう。
・・・ということで、練習する機会をご用意しています。
６／１９（日）にオフロード走行会を
ゴンド－シャロレ－牧場で開催。
レクチャーを受けながらの練習が可能です。
オフロード初心者こそ大歓迎
ロードモデルしか乗ったことのない人にこそ
むしろ参加を強くおすすめします。
くわしくはＹＳＰ大分までお問い合わせください。
★ヤマハＹＳＰ大分 提供番組「れじゃぐる」毎週土曜日ひる１２時 ＯＡＢテレビ
★ＦＭ大分 毎週月曜日ＰＭ６：１５～「今日もバイク日和」放送中
★ＹＳＰ大分(yspoita) on Twitter
★＜買取＞ＹＳＰなら愛車を、大事にしてくれる次のオーナーへしっかり届けます。
ＹＳＰ大分公式ホームページ
http://www.ysp-oita.com/
ＹＳＰメンバーズホームページ（全国版）
http://www.ysp-members.com/
「九州でレンタルバイクといえば」レンタルバイク九州ホームページ
http://www.rentalbike-kyushu
この３つの要素はバイクにおいての三大要素。
特に、「止まる」（ブレーキング）は
何よりも難しく、深いテーマと言われています。
少しディープな話になりますが、
今日は、このブレーキングについて考えてみましょう。
モータースポーツ、レースの世界においても
このブレーキングの優劣が勝負を決めると
いっても過言ではありません。
例えば、私がやっていたモトクロスのレースにおいては
高速道路で、追い越し車線から抜くように、
直線で簡単に追い越しができるなんてことは、
実際のレースではあまりありません。
なにせ、どのレースも排気量、重量、
その上、ライダ－の技量まで「レギュレーション」（規則）で
ビッチリそろえた上で走らせているのです。
ゆえに、小学生のかけっこに大人が混ざったようにして
パワーにものいわせて抜き去るのは難しい。
自分のバイクも、相手のバイクも、
いわば意図的にイコールコンディションにさせられた上で
走っているわけです。
だからこそ、追い越しにおいては
ブレ－キングがひとつの重要なポイントになるのですね。
そんな重要なポイントのブレーキングでも
実力が伯仲しているライダ－同士のレースにおいては
単発で勝負をかけたとしても、そう簡単に抜かせてはくれません。
そんな状況を打破するためには、
直線、コーナーとのあわせ技で
タイムを詰め、パスしていく方法があります。
Ｓ字カーブであれば先行者の走行ラインの逆を取ります。
（相手がインならアウトラインを走る）
そして相手を上回るペースで差をつめ、
イン/アウトが切り替わる次のコーナーで並びかけ、
そこでのブレ－キングで先行するのです。
ちなみに、さらにハイレベルな戦いになると
ブレーキングにだって、当然、隙（すき）がありません。
モトクロスでも国際Ａ、Ｂのレースともなれば
ブレーキで抜こうどころか逆に離されてしまうほど。
そこで、さらに自分独自の走行ラインや
特に得意なテクニックのあわせ技で詰め、
プラス、相手のミスや、疲れなどの追い風を利用して、
ただ一瞬のチャンスを待つことになりますが、
このクラスともなれば想像を絶する厳しさがあります。
そんな場面での勝負のハードブレーキングともなれば
当然、タイヤロック → 一発転倒とも背中合わせ。
そんなギリギリのプッシュでもコケないのがすごいところなのです。
ここからは、一般道における話ですが、
実はブレーキングによる
タイヤのロックは防ぐことができるのです。
えっ、ＡＢＳもついていないのに・・？
はい。それはタイヤのロックを感じたら
ブレーキレバーをリリース（はなす）すること。
いささかシンプルすぎて申し訳ありませんが、
有効なテクニックです。
これができれば、ＡＢＳなんて
必要はないといえるかもしれません。
強いブレーキによって滑ったタイヤは
ブレーキを解除することでグリップを回復できるのです。
このタイヤロック→リリースという感覚があれば、
ブレーキ性能の本当の限界までブレーキをかけられます。
逆に言えば、これができれば
タイヤがロックしようが、まるで関係ありません。
するとブレーキのかけ方も
「スイ－ッ」と引きずるようなかけ方よりむしろ
車体の安定があるうちに、ここぞ、とピンポイントで
しっかりとかけるようなかけ方が可能となりますので
ますます、的確なブレーキングが可能となるのです。
しかし、タイヤが滑ったら、ブレーキをリリースすることは
オフロードの練習会などでこの課題をするのを見る限り
意外とみなさん苦手とされているようです。
全力でブレーキを
かけることができるようになるためには
キャッチ＆リリースならぬ、ロック＆リリースを
体に覚えこませることが肝要なのです。
さて・・このように理論は
頭で理解したつもりになっていても
体はそのように動かないのがスポーツの難しさ。
それゆえ、練習には経験者のコーチングが必要です。
上級者でも同様。それは自分が今、どういう状態にあるかが
自分自身でみることは出来ないからです。
ケガを防ぐためにも、バイクの練習はくれぐれもひとりでやらず、
経験者、ベテランとともにやりましょう。
・・・ということで、練習する機会をご用意しています。
６／１９（日）にオフロード走行会を
ゴンド－シャロレ－牧場で開催。
レクチャーを受けながらの練習が可能です。
オフロード初心者こそ大歓迎
ロードモデルしか乗ったことのない人にこそ
むしろ参加を強くおすすめします。
くわしくはＹＳＰ大分までお問い合わせください。
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