バイクのブログ(YSP大分)

前はYSP大分の公式ブログでしたが、そちらでは少し書きにくいこともこちらで書いていきたいと思います。

オートポリス スーパー2&4レースに行ってきた・フォーミュラニッポン編(ヤマハ・YSP大分)

2011-06-07 06:06:36 | モータースポーツ
さて、雨のオートポリスのフォーミュラーニッポン

メインストレートを猛然と
トップを走るのは大型観光バスです・・。
最近のバスって速いんですね~

・・っていうのはウソで
こちらは、イベントのひとつ「サーキットサファリ」

なんとフォーミュラーニッポンのレーシングカーが
走るサーキット内をバスに乗って見学できるといううれしいサービスなのです。

水しぶきでわかると思いますが、
けっこういい音をたてて抜いてってくれます。
きっと凄い迫力でしょう。



この日は、メインイベントのほかに
「シビックワンメイク インターシリーズ」もありました。

こちらには私達バイク乗りにはうれしいゲストドライバーが登場です。

ブルーのゼッケン#11は
バイク乗りならしらない人はいない、
JSB1000のライダー、あの伊藤真一選手です。

このレースは4輪転向も視野にいれてのことなのでしょうか。

一時引退をしていたのですが、それを撤回して
バイクレースの現役を続行するとのことです。

今年9月のJSB1000のレースでは熱い走りが期待できそうです。



こちらは青木拓磨選手、
こちらもご存じ元GPライダー

テスト中の事故で足が不自由なのですが

にもかかわらず、その後のモータースポーツでは
ラリーレイドにも参加。積極的な活動をしています。

今回は特別仕様のシビックで走ります。

このクルマ、少し車重が重いそうなのですが
それを感じさせない走りで
さすがは元スーパーバイクチャンピオンです。

優勝はポールポジションから
雨中、トップを独走した谷口信輝選手(M7JAPANプロμシビック)でした。



さて、ピットウォークに出かけてみましょうか。

ピット前にはこのように
モニターが各チームごとに設置されています。

各マシンから送られる
様々な情報がもたらされるのでしょう。
チームの駆け引きがものすごいこのレースは
ある意味、情報戦であるともいえます。


こちらはTEAM IMPULの#1オリベイラ選手、
#2平手晃平選手のチームです。



こちらはNAKAJIMA RACING
私達の世代にはなじみ深い、F1ドライバー中嶋悟が監督のチームです。

#31中嶋大祐選手は中嶋家の二男。

他に#32小暮卓史選手が走り、
こちらはスターティンググリッド3番手の好位置。

しかし滑りやすいコンディションが災いしてか
今回は残念ながら2台ともリタイヤとなりました。



こちらはPETRONAS TEAM TOM'S

第一戦でもこのチームが優勝しています。
ドライバーは元F1ドライバーの#37中嶋一貴選手。

先ほどの中嶋悟監督の長男です。
チームを変えての親子対決が見どころですね。

チームメイト#36は地元九州出身の井口卓人選手。

トラブルでピットインしたため周遅れとなりましたが
あきらめずに再びコースイン。
地元らしくスタンドからの喝采をあびてました。



こちらはKONDO RACING
あの近藤真彦さんが監督のチームです。

ゆえにピットは女性ファンで多かったですね。
ほとんどはドライバーよりはマッチ目当てであったようなのですが、
ドライバーの#3 カルダレッリ選手も
このような男前。

最終的にリタイヤしてしまったのですが
それまで、かなり熱い走りを見せてくれていました。



さて、オープニングセレモニーが終われば
いよいよレーススタート。

周回数はなんと54周。
およそ一時間半もの長丁場です。

バイクレースの感覚でいえば
耐久レースのようにも感じますね。



フォーミュラニッポンのレースには
「タイヤ交換をかならずしなくてはならない」という
レギュレーションがあります。

どこで変えるのかは自由。
そして、その際同時に給油することは禁止されています。

ピットストップは当然ロスタイムになりますので
このあたりの戦略の駆け引きがチームとしての
腕のみせどころなのです。




今回はご存じのように雨のコンディション
レース直前にも再び雨が降り

コースにはウエット宣言がされました。

ところが、直後から天候は回復。
これが各チームの作戦に影響を与えます。

なんと一周目~二周目に
ほとんどのチームがピットイン
タイヤ交換を行ったのです。

多くのチームがスリックタイヤに交換したようです。





しかし、このようにウエット~ドライの難しいコンディションでは
コース上でクラッシュも多く

長丁場のレースではサバイバルゲームのようです。

リタイアしたマシンは
このようにレッカーで戻ってきます。



このフォーミュラーニッポンには
「オーバーテイクシステム」というシステムがあります。

全車、5回だけ、使った時に
上限のエンジン最高回転数をあげることができるのです。

これはストレートで追い越しをかける際につかうもの。
これをレースの勝負所で使い前走車をパスするのです。

レースではストレートエンドでギリギリまで引っ張って
1コーナーに飛び込んでいく駆け引きが多く見られました。



レースは#7大嶋和也選手(Team LeMans)が
予選2位からスタート。

序盤からひっぱる展開です。

しかし、徐々にTOMSの中嶋一貴選手がつめよります。
4秒近くあった差は後半には1秒を切ります。



実は、このレースは本来どこかで給油をしなくては
最後までガソリンがもたないのですが、

そうするとピットストップが増えて
タイムロスになるのは明白。

そこで中嶋一貴選手のTEAM TOM'Sは
無給油で行くという大胆な作戦を打ってきました。

場合によってはコース上で
ガス欠ストップの可能性もあります。



なにせエンジンはトヨタ、ホンダの2種類だけ

シャーシもワンメイクのこのレースでどうやって
そんな差が出るのかはわかりませんが

キッチリとした燃料のマネジメントで
燃費に厳しいと言われるここオートポリスを攻めた
中嶋一貴選手が1コーナーでアウト側からパス。

その後は燃料切れになることもなく
今季初、優勝のチェッカーフラッグをうけました。




これはドライバーの速さはもちろんですが
チームの作戦勝ちですね。

その、おくの深さにレース観戦の醍醐味を
教えてもらった気がします。

しかし、首を大きくふらないと目で追えないほどの速さや
すさまじい爆音など、
レースの迫力はテレビや動画では伝わらないもの。

やはり、生で見て楽しむのが
モータースポーツの楽しみ方なのです。


・・さて、そんな熱いレースを見逃した方も

9月11日には、ここオートポリスで
全日本ロードレース選手権JSB1000が開催されます。

こちらはYSP大分では応援ツーリングを開催予定です。
毎年700名近くの参加者がある応援ツーリング
バイクで一緒にいって、大応援団でグランドスタンドを埋め尽くしましょう。


くわしいことはYSP大分までどうぞ。





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