ベトナム戦争という戦争があった。いまにして思うと、イラク戦争以上に愚かしく、意味の無い、残酷な戦いだった。
アメリカが、ベトナムの森や水田を破壊するために枯葉剤をまき散らしているころ、わたしは、テレビのドキュメンタリーで、あるベトナム人の農民の女性の言葉を耳にした。
「明けない夜はない。わたしたちはここで戦いつづける」
それから何年も経っているのに、わたしはこの言葉を忘れることができない。
明けない夜はない。地球が自転している限り、朝はやってくる。地球が公転している限り、季節はめぐる。
おおげさなたとえですまない。いま午前六時。わたしは、出版するあてのない小説を書いている。
外は真っ暗だ。
だが、明けない夜はない。
アメリカが、ベトナムの森や水田を破壊するために枯葉剤をまき散らしているころ、わたしは、テレビのドキュメンタリーで、あるベトナム人の農民の女性の言葉を耳にした。
「明けない夜はない。わたしたちはここで戦いつづける」
それから何年も経っているのに、わたしはこの言葉を忘れることができない。
明けない夜はない。地球が自転している限り、朝はやってくる。地球が公転している限り、季節はめぐる。
おおげさなたとえですまない。いま午前六時。わたしは、出版するあてのない小説を書いている。
外は真っ暗だ。
だが、明けない夜はない。
ぜひ、続きを読みたい一読者です。
心に太陽を持てる、彼女たちの強さはどこから、どのように出てくるのでしょうね。
とても面白いものなので、最後まで書きつづけていただければと思います。何より、ベトナム人の女性のように「自分が価値を生み出せる」ことを知っていらっしゃるのですから。
金銭的な値段に必ずしも変換できないとしても、この小説はそれ自体の価値が純粋な魔力に変換されてしかるべき場所に転送され、その現象が再び新たな価値を生むのではないかと思います。
大丈夫さぁ。加地さんが加地さんでいる限り、「加地さんの文字」は生き続けるでしょ?
そうすれば、いつか、その「文字」達は、立ち上がるでしょう。
変なプレッシャーを心に与えないでね?
大丈夫。
「本が当たり前」なんじゃない。
「文字」がいつか「本に変わる」んだから。
のんびり生きましょうよ。
自分と、家族と、仕事と、趣味と。
全てにおいて、謳歌しましょ。
どれかひとつ、だと、風邪引いちゃいますよ(笑)
読み返してみるとなにか悲壮な感じを与えるような文章になっており、みなさまにご心配をおかけしました。
明け方にひとり起きていると、なんだか自分に言い聞かせたい気分になりまして、このような文章を書いてしまいます。
普段は執筆そっちのけでゲームやってたりするくせに(苦笑)。
「明けない夜はない」というのは昔から好きな言葉です。ですが、もっと好きなのは「待てば海路の日和あり」です。
まあ、きっといい風も吹くでしょう。
みなさんには暖かい言葉をかけていただき、ほんとうに感謝します。