加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

【おんがく】やっぱ買うべきでしょう。「レディオヘッド」の新作。

2008年01月14日 08時20分41秒 | 音楽・映画のこと
In Rainbows
Radiohead
Xl

このアイテムの詳細を見る


買い手が商品の値段を決める。
マクロ経済的にはこのようなメカニズムがあると言えるものの、直接、言い値で売るというのは、作り手に相当の根性がないとできないだろうと思うのである。

六冊も七冊も本を出版してる身からすると、考えただけでびびってしまう。
制作費だってものすごいだろうし。

この新作がダウンロード販売されたのは昨年になってしまった。4割がお金を払わなかったとか。

しばらくしてCDボックス版とiTunes Storeでの販売が始まった。
買うかどうか一年越しに悩んでいたわけではなくて、忙しくて忘れてたのだ。
で、ようやく明け方、iTunes Storeで買ったんです。レディオヘッドの新作、In Rainbow。
さっそくiPodに放り込み、コンビニに飲み物を買いに行く道すがら、聴いたのだ。

こりゃ、いい!
レディオヘッドのアルバムは全部聴いたけど、ひとが「レディオヘッド」と聞いて期待するすべての要素が詰まった、「レディオヘッド・ソングブック」といった感じの仕上がりだと思う。そういう意味では「方向性」がどうこうというものではない。
ただ、好きか、という意味ではBendsの次に好き。つまり愛聴盤になるだろう。

けっきょく1500円出して買ったが、当然後悔はしていない。ただでダウンロードした人がいようといまいとどうでもいい。出来に関しては3000円でも惜しくないと思う。
むしろ、レコード会社というしがらみが無くなって、iTunes Storeでレディオヘッドの曲が買えるようになったことを喜びたい。
早く、あのグループも、このアーティストも、レディオヘッドのような試みをやってくれないものだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿