「インクレディブル・ファミリー」がすごい。
なにがすごいって、全世界での興行収入がとんでもないことになっているのだ。
Boxoffice Mojo 1978年からのスーパーヒーロー映画興収ランキング
書いている間も伸びているので、みなさんが読むときは違っているかもしれないが、あの「ダークナイト」を越えて「アヴェンジャーズ」に迫る勢い。128本ある歴代スーパーヒーロー映画の興収ベスト4位、という成績。
もっとすごいのは、20本ある「ピクサー映画」ブランドで、なんとトップ!
そう、あの「トイ・ストーリー3」より、「ニモ」より「モンスターズインク」よりはるかに上なのだ。
おそらく現在制作中の「トイ・ストーリー4」が公開されるまではずっと一位をキープするだろう。
なんで、これほどまでにヒットしたのか。
それを確かめるために、昨晩レイトショーで吹き替え版を観てきた。
正直、よくわかんない。
いや、すごく面白い映画なのは間違いない。前作の大ファンだった自分としては前作公開から14年後に作られた映画なのに、物語内の時間は前作のラスト数分後から始まるってのが、ものすごくうれしかったし、ヘレン(イラスティガール)はさらに色っぽいし、Mr.インクレディブル が父親として懸命に頑張る姿もよかった。
だけど、個人的にはピクサー映画ベスト3に入る前作には、ちょっと及ばない、と思った。前作の「ウォッチメン」を彷彿とさせるダークさや皮肉が好きだったが、それはちょっと薄れている。
上のスーパーヒーロー映画のランキングでもあるように、社会現象にもなった「ブラックパンサー」特大ヒットと共通点があるのかな、と思った。つまり、スーパーヒーロー映画ではヒーローに助けられてばかりいる女性が、今度は活躍する映画、というところ(「ブラックパンサー」じたいは男性だが、周りの女性キャラクターがかっこいい)。
とにかく、これほどヒットしたのだから当然「3」は作られるだろう。
でも、今度は14年も待たせないでほしい。
あ、恒例の同時上映の短編「BAO」。これは好き好きはあると思うけど、ぼくは素晴らしいと思った。佳作。
肉まんの息子を母親が○○ちゃうところは、実に中国的というか、アジア的な感性だと思った。地母神的というか。この短編を観るだけのために劇場に足を運んでもいいと思えるくらい。
大傑作だった前作。
![]() |
|
ジョン・ウォーカー | |
メーカー情報なし |
拙作長編伝奇小説「ロレンソの物語」無料キャンペーン実施中。
7日までと書いてましたがさすがAmazon、「太平洋夏時間」でしたので、おそらく8日の午後4時まで無料です(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます