加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

湯気の立つ廃墟 軍艦島1975

2010年08月09日 18時54分12秒 | 音楽・映画のこと
軍艦島1975-模型の国- [DVD]
クリエーター情報なし
エースデュースエンタテインメント


とりあえず忘れないうちにメモ。
ふとレンタルビデオ屋さんにあったので借りてみたら、怖いのなんのって。
あの有名な「軍艦島」が無人になってから1年後の1975年に撮られたドキュメント映像なのだが、ナレーションが無く、現代音楽やフリージャズが時折流れる他は無音。

おどろくのはたった一年無人なだけでこんなに景色は荒廃するものなのか、ということだ。最近話題になった「枯れた」現在の映像と比べると、さすがに生々しい。ナマの、湯気の立つような廃墟である。←そのぶん怖い。

ああ、人間というものは「エントロピーに抗して生きているもの」なんだなあ、と思う瞬間。そのような概念は科学的には不正確だけど、「負のエントロピー」という言葉を思い出す。

しかし、これを舞台にホラー小説を書こうと思った自分はありきたりな発想の人間だな(苦笑)。

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