加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

宇宙キター! フォーゼがおもしろい件。

2011年09月04日 13時08分02秒 | 音楽・映画のこと
今週から始まった仮面ライダーフォーゼがおもしろい。
録画して、二度観た。
できの良いの仮面ライダーWに続くオーズがいまいちに思えたので、次はどうなることかと思っていたんだが。

メインのライダーが超自然でサブライダーがメカニカルという最近の傾向からすると、メカメカしたフォーゼのサブライダーはぎゃくに超自然かな、と思う。なんか、こう第五次元のスピリチュアルなアストラルのなんとかのライダー、とか。

新作執筆中につき。

2010年10月17日 08時12分37秒 | 音楽・映画のこと
いくつかのネタを没にしたあと、いま、ほんとに偶然に見つけた素材をふくらませて、長編小説を書いています。BGMは懐かしの「マハビシュヌ・オーケストラ」。
ライブ版の後に発掘されたというめずらしい経緯の楽曲が入ったアルバム。
こんなすごい演奏でもお蔵入りの時はきっぱりお蔵入りにするんだなあ、と感心(いろいろもめてたんでしょうけどね)。

ザ・ロスト・トライデント
ジョン・マクラフリン,マハビシュヌ・オーケストラ
ソニーレコード

パプリカ、パプリカ、アップリカ

2010年08月26日 22時25分40秒 | 音楽・映画のこと
パプリカ [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


題名に意味は無いんだけど、そういえば、「パプリカ」は初めて買ったブルーレイディスクだったりする。
どうしても綺麗な絵で、この楽しい悪夢を観たかったのだ。


そうか、もう、新作は観られないのか。

湯気の立つ廃墟 軍艦島1975

2010年08月09日 18時54分12秒 | 音楽・映画のこと
軍艦島1975-模型の国- [DVD]
クリエーター情報なし
エースデュースエンタテインメント


とりあえず忘れないうちにメモ。
ふとレンタルビデオ屋さんにあったので借りてみたら、怖いのなんのって。
あの有名な「軍艦島」が無人になってから1年後の1975年に撮られたドキュメント映像なのだが、ナレーションが無く、現代音楽やフリージャズが時折流れる他は無音。

おどろくのはたった一年無人なだけでこんなに景色は荒廃するものなのか、ということだ。最近話題になった「枯れた」現在の映像と比べると、さすがに生々しい。ナマの、湯気の立つような廃墟である。←そのぶん怖い。

ああ、人間というものは「エントロピーに抗して生きているもの」なんだなあ、と思う瞬間。そのような概念は科学的には不正確だけど、「負のエントロピー」という言葉を思い出す。

しかし、これを舞台にホラー小説を書こうと思った自分はありきたりな発想の人間だな(苦笑)。

「トイ・ストーリー3」を観てきたぞ。

2010年07月11日 07時24分14秒 | 音楽・映画のこと
スティーブ・ジョブズの数ある業績の中で私がイチバンだと思うのは「ピクサー・スタジオに投資したこと」だと思うのだ。

もちろんApple][やMacやiPod・iTunesも偉大なことだとは思うが、それらで得た莫大な資金を、この3Dアニメーションの会社に投資してくれたこと、これこそ並の金持ちにはできない、本当にすごいことだと思う。

そのあたりの事情は、下のリンクにある「ウォーリー」の特典映像が詳しいが、簡単に言うと「トイ・ストーリー」の一作目が大ヒットするまではこの事業自体非常に厳しいものだったようだ。

ジョブズがいなければ、ピクサーの一連の名作が生まれなかったかもしれないと思うと、感謝したいような気がする。

そのピクサーの映画の「最高傑作を一つ挙げよ」と言われれば、単体の映画ならば「ウォーリー」だが、シリーズとしてみると「トイ・ストーリー」を挙げたい。
続編が尻上がりに良くなっていくなんて、映画の世界ではほとんどあり得ないことなのだが、このシリーズは、希有な例外だろうと思う。

よく練られた脚本、小道具の使い方、伏線と収束、気の利いたカット割り。「トイ・ストーリー」の三本は、どこをとっても一流の娯楽映画だ。とくにこの「3」は「完結編とはかくあるべし」といった見本のように、完璧に終わってくれる。

「3」のラスト5分。わたしは、ほとんど、声を上げて泣きそうになった。

子どもにはもちろん、かつては子どもだった人、つまり万人に勧めたい。


ところで今回初登場、というか人形としてはおなじみのバービーとボーイフレンドのケン。この二人、とくにケンがものすごくいい味を出している。「ボーフレンド役の人形」という、どことなくアレな存在であることを逆手に取って、とびっきりの見せ場が用意されていた。
ちょこっと「トトロ」も出演している。

ブルーレイが出たら1,2,3とそろえたい。


ウォーリー [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント

「こっちをみるな」って感じのジャケットについて

2010年06月27日 13時25分01秒 | 音楽・映画のこと
エクスプロレイションズ+2
ビル・エヴァンス,スコット・ラファロ,ポール・モチアン
ユニバーサル ミュージック クラシック


いま、BGMにビル・エヴァンストリオの「エクスプロレイションズ」をかけている。
じつは、LPの時代から、今かけている音楽のレコードジャケットを立てかけておく癖がある。それはジャズ喫茶やクラシック喫茶の「しきたり」をまねたものなんだが、デジタルの時代になって、CDですら音楽を聴かなくなった今も、CDジャケットの写真をデスクトップのウィンドウに小さく開いておく。

で、このアルバムの「ビューティフルラブ」という名曲にひたっているとき、揺れるカーテンの向こうからこっちを見ているビル・エヴァンスと目が合ったのだ。

破滅型の人生を送ったこの故人の天才ピアニストが、「こっちへくるかい?」と言っているような気がしたのである。

「こっち」とは、むろん「あっち」だ。薄いカーテンの向こう、である。「彼岸」と呼んでもいい。


ちょっとひやっとした。
興味のある方はウィキペディアのビル・エヴァンスの項目を読んでみてください。

などと馬鹿なことを考えつつ日曜の午後は過ぎ去っていく。

アイアンマン2を観てきたぞ。

2010年06月12日 16時40分56秒 | 音楽・映画のこと
アイアンマン (2枚組) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


たったいま映画館から帰ってきたところ。

いやー、楽しかった。アメコミファンならなっとく&ワクワクの出来。普通の映画ファンとしては観れないので、一般の人はどう思うかしらん。

気に入ったのは、酔ったアイアンマンとマーク2が、Daft PunkのRobot Rockをバックにどつきあうところ。
これはもう音楽も映像も鳥肌たちまくりであった。

ミッキー・ロークの怪演も楽しい。グィネスかわいい、そしてあの女スパイの格好良さ。

こんなこと書かなくてもこの「アヴェンジャーズ計画」映画を観てきた人にはあたりまえだろうが、エンドクレジットが終わるまで席を立ってはいけない。
思わず息子と二人で「○○○○キターッ」と声を上げてしまった。周りのひと(ガラガラだったけど)すみません。
※○の中にはアルファベットで四文字入ります。

ま、好きな人はほっといてもいくだろうし、一作目を観てない人に訴求するものでもないだろうが、おすすめ。

いつまでも幻を見ている夜にふさわしい音楽。

2010年06月11日 00時57分21秒 | 音楽・映画のこと
テイル・スピニン(幻祭夜話)(紙ジャケット仕様)
ウェザー・リポート
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル


題名に他意はない。
作家というものは、普通の人には見えないものが見える職業だと思う。
→いや、べつに「すぴりつある」なことを書きたいのではない。あんなものはくそ食らえ。

作家でなくても、見えるときには見えるのかもしれない。
「能動的想像力」という言葉がある。

幻視は形にできる。

わたしの信念というか、実感である。


てなことで、大好きなウェザーリポートの、これまた大好きなアルバムから。

ついついハマってしまうビデオクリップ

2010年06月06日 20時34分05秒 | 音楽・映画のこと
The Chemical Brothers - Swoon (Official Video) - Free Download


最近よく聴いてるケミカルブラザースの新曲。
心地よさを通り越してせつなくなってくる。傑作。

「恋におちる」って、まさにこういうことだよなあ……。


ダウンロード可のようなので、スマホやケータイに入れて楽しんでください。

まあ、それはともかく。

2010年05月22日 13時33分42秒 | 音楽・映画のこと
昨日は、ちょっといろんなことがあった。自分の中でも整理がついていない部分もある。
ま、それはともかく、今日も一日がぼよよよーーんと過ぎていくのであった。


West Coast Jazz

Universal/Verve

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雨の夜によみがえる三十年前。

2010年05月20日 03時00分00秒 | 音楽・映画のこと
ちょっと昔のことを書きたい。
三十年あまり前、わたしは京都の貧乏学生だった。父母は四国の田舎で八百屋をやっていた。月一回、仕送りが届くと、わたしは大学の近くにあるジャズ喫茶でコーヒーを飲んだ。

一日百数十円で過ごすこともある学生にとっては、学食よりちょっとうまいコーヒーが飲めて、下宿のラジカセとは比較にならないほど素晴らしい音質でジャズが楽しめるジャズ喫茶というのは、とても思い切った娯楽だった。

レコード、音楽というものは、いまよりもずっと高価なものだった。

だから、月に数度、ジャズ喫茶にいるときは、ほんとうに一音一音耳に刻みつけるような気持ちでレコードを聴いていた、と思う。

「音楽鑑賞」などという言葉は、ふつうコンサートホールに足を運ぶイメージがあるだろうが、あのときのわたしは学生の身でささやかに「音楽鑑賞」を楽しんでいた。

ジャズ喫茶で過ごしたころに聴いて感動したレコードは、ほとんど覚えている。
さすがに吹き込んだ年代や、レーベルや演奏者全員は暗記していないけれど、ジャケットや主な曲は鮮明に思い出せる。

下のレコードもその一枚。もし一度も耳にしたことがなければぜひ。
ジャズの超名盤。詳しくはアマゾンのレビューで。

ホワッツ・ニュー
ビル・エヴァンス・ウィズ・ジェレミー・スタイグ,ビル・エヴァンス,ジェレミー・スタイグ,エディ・ゴメス,マーティ・モレル
ユニバーサル ミュージック クラシック

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でも、いまは、あのころより若いよ。

2010年01月26日 00時18分30秒 | 音楽・映画のこと
Another Side of Bob Dylan

Sony

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ボブ・ディランの「マイ・バック・ペイジズ」を聴いている。
ああ、そうなんだよなあ。生きるって、こういう感じなんだ、と思う。
なにを言ってるんだかわかんないと思うが、なにか、こう、恐ろしいものの片鱗を味わったぜ(笑)

細かいことはヌキにして。ピロピロピロピロ。

2009年05月31日 10時14分19秒 | 音楽・映画のこと
ヴァレイ・オブ・ザ・ダムド
ドラゴンフォース
ビクターエンタテインメント

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この一週間、「ドラゴンフォース」というイギリスのロックグループにはまっている。Wikipediaでは「メロディックスピードメタル」というカテゴリに分類されているが、まさにその通りであって、メロディックであほみたいにスピードがあるメタルロックである。

その三つの要素のどれもが一言で言うと「クサイ」。いやー、ほんとにクサイ。ダサイ。ワンパターン。「太陽にほえろ」と「あぶない刑事」と70年代と最高にださいフィンランドのミュージックビデオと●●●(ファンが怖いので伏せ字)の音楽をあわせて煮詰めてくさやの干物にしたような感じである。

しかし。しかーし!
これが最高に気持ちいいのだ。爽快である。

四枚のアルバムが出ているが、この一枚目がやっぱり最高。とくにラストのほう「イブニングスター」から「ハート・オブ・ドラゴン」へと続く流れはもうたまらない。歩きながら聞いていると無性に走りたくなってくる。

センスのいい音楽が好きなひとにはおすすめしない。
音楽にエンターテイメントを求めるひとにはおすすめする。
CDを聞きながらゲラゲラ笑ったり一緒に叫んだり走ったりできる音楽なんてそうあるもんではない。

月曜の夜に思うこと。

2009年05月12日 00時16分45秒 | 音楽・映画のこと
夜、書斎にひとりでいると、変な考えが浮かぶ。

たとえば「ジェイムス・モリソンのような声で歌うことがきでたら、悪魔に魂をくれてやってもいい」とか。

流行のサウンドからは遠い(というか彼の音楽はどれもわたしのようなジジイに一種の懐かしさを抱かせる)。

だが、若いのにこの表現力はどうだ。それに(なんといっても)この声。

CDショップのポップに「抱かれたい声」とあったが、女性ファンならそう思うだろうな。

ソングス・フォー・ユー

ユニバーサル インターナショナル

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遠くへ行きたくなるアルバム。キーン。

2009年04月26日 09時09分11秒 | 音楽・映画のこと
アンダー・ザ・アイアン・シー -深海-

ユニバーサル インターナショナル

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一昨年の秋、このアルバムを聴きながら普通列車に乗った。
銀色の箱から、なにもない四国の田園風景を眺めていると、まるで暗い海の中にいるような気がしてきた。

原則「ロックはギター」だと思っている古い人間なのだが、ピアノをメインにすえたこのグループのサウンドはとてもいい。コールドプレイはあまり好きではないが、このグループはお気に入りである。