だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

50年の重み 『JET STREAM』

2017年11月10日 | 日記
「JET STREAM 50th Anniversary Special Concert 」に行ってきました(^^♪




TOKYO FMをはじめとするJFN38局で放送している「ジェットストリーム」が今年、FM史上最長となる放送開始50周年を迎えました『JET STREAM』(月-金 24時〜24時55分)
その番組では数年間から「スベシャルコンサート」を開催していて、ワタクシメも以前行ったことがありますが、
今年は「Anniversary・yYear」とのことで他にもいろいろな企画をしていましたから、「FM東京の気合!」に期待して、参戦(?)したのでした。
コンサートナビゲーターは『JET STREAM』5代目機長である大沢たかお。
音楽監督は、日本を代表する作編曲家として知られる服部克久。演出は菅野こうめい。
ゲストに新妻聖子、尾上松也、古澤巌、ジャー・パンファン、屋比久知奈 etc。



国際フォーラムの「車椅子スペース」は舞台の両サイドに無理くり設置した感じです。
だから、演出によっては至近距離で出演者を見られる場合もありますが、ほとんどは斜めから見るわけで、視覚的にも音響的にも「良い席」ではありません。
それでもワタクシメがかうのはたいてい「お安い席」なので・・・まっ、いいかっ・・・と(苦笑)
しかし今回は予約時の流れで「S席」を買ってしまいましたのよ。
せっかく「S席」を持っているのに、端っこの席で我慢するのはシャクじゃないですか!
ワタクシメ、たしょうは自力歩行できますから、S席を目指し、「れっつらごー」しました p(^_^)q

がんばった甲斐あって、「S席」からのながめは・・・よかったぁ。
「国際フォーラム」には何度も行っております、ワタクシメ。
我が家からアクセスも良く、ホールとしてもすてきですから。
でも「S席」に座って観賞するのは初めてかも知れません。
音楽が皮膚にしみこんでいく感覚を味わうことができました。

FM東京はよく聴きますが、『JET STREAM』(月-金 24時〜24時55分)を毎晩聴いているわけでもなく^m^ はっきり言って「大沢たかおのナレーションは下手だ」と思っているんです(笑)
でもでもwww「大沢たかお」は・・・美しい(*´з`) うっとり・・・ミーハーな理由で『JET STREAM concert』は好きでした。
今回「S席」でコンサートを楽しんだことで、『JET STREAM』という番組の魅力や、音楽の力がわかった気がしました。


「JET STREAM50年のあゆみ」をザクッと調べてみました

ワタクシメにとって、この番組は「ベッドに入り、ぼーっとした一瞬、ラジオをつけると必ず流れてくる」、夜の空気みたいな存在です。
50年も続いていますから、「笑点」のように、日本人なら誰でも何となく聞いたことがある番組だと思っていましたが、そうでもなさそうなのでwww
ワタクシメも復習をかねて、「概要」とやらを調べ、抜粋してご紹介します。

1967年(昭和42年)7月3日に、東海大学の超短波放送実用化試験局FM東海にて放送を開始。
1970年(昭和45年)4月からは、FM東海を引き継いで開局したエフエム東京(TOKYO FM)に移って放送を続け、現在に至っています。

スポンサーは基本的に「JAL」で、フライトしながら音楽を楽しむ、または全世界を音楽旅行している設定のプログラムです。

  小難しい経緯は割愛します(^_-)

この番組ではパーソナリティを、機長またはフライトアテンダントと呼んでいる。歴代パーソナリティと在任期間は以下の通り。
初代:城達也(1967年7月 - 1994年12月) 城はこの番組のパーソナリティを降板した直後の1995年に他界。

この番組独特の雰囲気とスタイルを作り、不動のモノにしたのは「城達也」といって過言ではありません。
今でも城さんナレーションのCDは売れています。

城さん他界後、2代目:小野田英一(1995年1月 - 2000年3月) この方はお上手でしたが、「城さんの逝去による代打」という印象が付きまとってて気の毒でした。

3代目:森田真奈美(2000年4月 - 2002年9月) 機長ではなく、フライトアテンダントの設定でパーソナリティを担当。この時期は内容が大幅に変わって、ワタクシメは聞かなくなりましたが、
相当「不評・怒」だったとみられます。

4代目:伊武雅刀(2002年10月 - 2009年3月) 城さんの頃の『JET STREAM』(ジェット・ストリーム)に戻されました。
当初はCM入り時間の変更や、1週間通しの企画でラジオドラマを放送するなど試行錯誤が行なわれたが、その後は安定した人気を得ていました。

5代目:大沢たかお(2009年4月 - )
大沢は、番組のオファーを引き受けた当初は嬉しかったが、開始が近づくにつれて「城さんや伊武さんの路線を忠実に引き継げるだろうか」と不安で仕方がなく、撤回しようかとまで思い詰めたこともあったそうです。

ワタクシメは伊武雅刀のナレーションが心地よかったし、40そこそこの大沢たかおに『JET STREAM』をやらせるのは無理があると思いましたが、
その後「ラジオ」はネットと連動したり、コンサートなどのイベントを開催することが増えたので、時代を先取りして、ビジュアル面で対応できる「大沢たかお」を起用したのかなーーーこれはワタクシメの推測であります。

FM番組史上最長となる放送開始50周年を記念し、番組のテーマソング「ミスター・ロンリー」も新バージョンになりました。
ヴァイオリニストの古澤巌とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィルトォージ(弦楽5重奏)のメンバーにより新たにレコーディングされたもの。


 ミスターロンリーをBGMに下記のナレーションが流れます。

■オープニング・ナレーション

遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、たゆみない  宇宙の営みを告げています。

満点の星をいただく果てしない光の海を、豊かに流れゆく風に  心を開けば、煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂の、なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線も瞼に浮かんでまいります。

これからのひと時。
日本航空が、あなたにお送りする音楽の定期便。「ジェットストリーム」。
皆様の、夜間飛行のお供を致しますパイロットは、わたくし、〇〇です。


■エンディング・ナレーション

夜間飛行の、ジェット機の翼に点滅するランプは、遠ざかるにつれ、次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。
お送りしておりますこの音楽が、美しくあなたの夢に溶け込んでいきますように。

日本航空がお送りした音楽の定期便、「ジェットストリーム」
夜間飛行のお供をいたしましたパイロットはわたくし、〇〇でした。


お聞きになったことのない方は想像してみて・・・といってもダメかな~゜・_・゜~




大沢はあちこちで語っていますが、城達也・伊武雅刀の路線を意識しており、城達也へのリスペクトの気持ちは非常に強く持っています。


大沢たかおは以前は番組のホームページに「拝啓 城達也様」と一文したためてありました。
先日のコンサートでのオープニング、ステージに城さんの写真が飾られていました。

そして、 ラストセクションは「20min世界一周の旅へ」と題し、世界各国にまつわる歌をこの日の出演者全員で披露し、盛り上がりました。
大沢が登場し、以下の手紙を読み上げました。

  拝啓 城達也様
  私が操縦席に上がるようになって、もう8年が過ぎました。
  あなたが見ていた世界が、ようやくわかりかけてきたような気がします。
  午前零時のナイト・オン・ザ・プラネット
  地球に住む70億の人々が織りなす時の流れを
  旅という心でつなぐ音楽の定期便『ジェットストリーム』
  これからも私 機長大沢たかおが
  リスナーの皆様を 新たな出会いに
  夢ある世界にお連れしたいと思っています
  さらなる旅立ちへ 今、テイクオフ



すごく・すごく、大沢がこの番組を大切にし、守っていこうとしてるのは痛いほどわかるのです。
だけど、8年経っても、ナレーションが・・・うまくない(涙)と言いますか・・・「大沢たかお」らしさが出て来ず残念でなりません。

彼は本来「トークがゆかい」「魅力的」なのです。と最初に目を付けたのは大バーでした。
かれこれ四半世紀前(笑)、「徹子の部屋」に初出場の大沢たかおを見ていて、伝説の大バー(母方の祖母)が、
「この人の話、魅かれるねー。すてき。ファンになったよ。『大沢たかお』は絶対大物になる!」と大予言したんです(爆)

   さすが、伝説の大バーです。



 拝啓 大沢たかお様

もし、このブログが目に止まったら、だまされたと思って、大バーが惚れ込んだあなた流の語り口で『JET STREAM』のナレーションをやって下さい。
先輩方が積み上げた「50年の重み」を理解し尊んでいるあなたなら、大沢流にやっても番組は壊さないはずです。
50年前と今とではコックピットから見える景色は違うのだから、機長が見たままのシーンを電波に乗せて伝えてほしいです。
「普遍的なこと」は、ずっと変わらないから大丈夫 (^_^)v
ラジオをつけると大沢たかおの声が流れてくる日々が、いつまでも続きますように!
眠りにつく前、ぼーっとできる幸せな自分でありたいです。



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