直の居間から(from living)

写真付きで日記や趣味を書くブログ

兵庫県立美術館へ

2015年06月05日 | 日記
6月3日(水)

4月18日から6月7日まで開催されている兵庫県立美術館の堀文子展に行ってきました。
もっと、早く行きたかったのですがやっと妹と一緒に行くことが出来ました。

三宮から阪神電車に乗り替えて岩屋で下車し徒歩8分のところにありました。
初めての美術館でしたが安藤忠雄の造形と分かる重厚でスッキリした建物でした。

堀文子さんは以前、まだ80代の頃テレビの「徹子の部屋」で見たのですが
83歳でヒマラヤに手助けしてもらい登られて幻の花、「ブルーポピー」を描かれているのを見て以来、現在は96歳になられているにも関わらず最近は自然界の微生物なども顕微鏡で見ながら創作されていて驚きの讃嘆の声ばかりが出てきました。

30代から90代までの年代別に124点が展示され年代別に描き方が変化して
その時の信条なども説明してありどれを観ても繊細な明るい自由な日本画で
1つ1つゆっくり観て回り2時間余りかかりましたが久し振りに素晴らしい繊細な女性らしい作品だけでなく70代からイタリアに住まわれた時の迫力ある「枯れたひまわり」や徹子の部屋にも飾ってある「アフガンの王女」なども観ることが出来て良かったです。

「ひとりで生きる」より
-奢らず誇らず羨まず 欲を捨て 時流をよそい 脱俗を夢見て 私は一所不在の旅を続けてきた-

「四国八十八カ所遍路の旅」より(2005年)
-私は新しい場所 新しい人と出会っていつも
 子供みたいにびっくりしていたい 人の知識で考えないで
何も知らなかった子供の時のように びっくりしていたいんです 絵描きという職人ですから-

このコトバのままに生きてこられた堀文子さんに勇気と感動をいただきました。
 気の合う妹とも行けて嬉しかったです。(ありがとう!)