七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

トコロテン作りは、理科実験

2008年07月14日 | 加工品
”洗うべきか 洗わざるべきか”
テングサ の 話です。

 潮のまま乾かして、保存すると、
  日持ちもして、磯の香りもほんのりと
  栄養もたっぷりで、なによりも美味しい。
 大三島の主婦伝授の秘訣です。

いいことずくめで、何よりも、ラクチン。
  我家のテングサは、洗わない ことにしました。

 さて、トコロテン作りですが、

  「これが、トコロテンの素 寒天の素 どう変身するの
  
  テングサを眺め、触り、不思議に思います。

  初めて時は、かなり疑心暗鬼、
    まるで、小学校の理科の実験のように、
    ちょっと不安で、ドキドキものでした。

洗っていないテングサをこれくらい(100g位)



水が澄むまで、幾度か洗って




 
分量の水で炊く。(水4リットル位)



お箸で掻き混ぜながら炊いていると、テングサが柔らかくなり



酢を適当(大さじ4杯)に入れて、2,30分炊き続けると、
 テングサがとろろ昆布のようにどろどろになり
 寒天エキスが抽出されてくる。




晒し布を敷いたザルで、寒天エキスを濾す。



蛇足ではありますが、念の為
  液の方がトコロテンです。
  テングサから抽出された寒天液を捨ててしまい、
  搾りカスのテングサを
  トコロテンの素と勘違いした人がいたとか。

搾りカスにもう一度水を足して、
 二度炊きすると、
 柔らかめの、磯の香りのないトコロテンが作れる。
 節約上手な主婦の知恵です。

最後に残った、搾りカスはこんな感じ。



寒天液を弁当箱で、固める。
  茶色いのは、二度出し目のコーヒー味のトコロテン






 トコロテンアラカルト 



トコロテン突きでついて二杯酢や生姜、カラシでさっぱりと
みかんの木クラフトシリーズ 箸置き&パズル 鳥 七曜工房作



青きな粉と黒蜜で和菓子風に



サツマイモと小豆を混ぜて、ようかん風に
みかんの木クラフトシリーズ タコのつまようじ立て 七曜工房作



二度出しのコーヒー味で、洋風に
みかんの木クラフトシリーズ カトラリーセット 七曜工房作

つるりんと、喉越しサッパリ
磯の香りがふんわり
我家の夏の健康おやつです。





トコロテンアラカルト

  赤紫蘇寒天   は   こちら
  芋小豆寒天   は   こちら

  イチジク寒天  は   こちら




テングサ採りやテングサ干しの様子は こちら をごらんください。
 
 テングサ採り2008年5月12日
 
 テングサ干し 2006年8月1日   



みかんの木クラフトシリーズは、大三島の二つの道の駅で販売中です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする