気ままな日々を 思いつくままに

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窓際の雛人形

2007-02-12 23:46:34 | 生活の中で
我家の二人の娘は、とっくに家を出て所帯を持っています。処が雛人形は毎年飾られ、昨年からは、飾られる雛人形が二組になりました。入院中の98歳の義母の所でも、小さな小さな内裏様が、ベットの脇に飾られています。娘たちも、せめてこの季節だけでも自分の家に飾ればよさそうなものですが、夫々に家が狭いとのことで、人形は、なかなか嫁入り出来ないようです。であるとすれば、少しでもゆとりのあるところで飾ってあげるのは、止むを得ない所なのでしょう。しかし我家でも壇飾りの壇はすでに無く、新しく仲間に加わったお雛様も内裏様だけです。だから、今、お雛様の飾られている場所は、リビングの東と西の窓際です。このお雛様たちは、まさに本当の窓際族なのです。 今では懐かしい言葉ですよね。窓際族。10数年位前には企業も、周りの人たちも、年配のやや能力が時代から外れた人たちを抱え込むゆとりがあったのですね。人は常に先頭にいられるとは限りません。勿論企業のみにそんな役割を求めるのは、本来ではありません。ただ、企業に雇用の安定を要求することは、社会として行わねばならないと思います。今のギスギスした社会の原因の大部分は、明日は今日よりもよくなるという当たり前の人たちの希望を一方的に企業が破棄したことにあると思っているからです。今企業は国際競争力を錦の御旗にして、労働分配率を切り下げています。だが、わが国の輸出依存率は10%といわれています。10%でもこれだけの黒字が生じ、役にも立たないアメリカの国債なぞを買っていると云います。とすればもっと労働分配率を上げて黒字を減らし、雇用の形態を、年功序列とは云わないまでも安定と、将来に対する見通しを与えうる雇用形態にすることが、よほど国民はもとより、国の為にも良いのではありませんか。明日のことも判らないで、子供を産めますか。窓際のお雛様から話がとんでもない方に行ってしまいました。現役でない私たちに今出来ることは限られています。ただギスギスした風潮は我家には持ち込まないようにしましょう
夫婦が元気で、春になれば旅をして、庭には花がある暮らしを大切にしましょう
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