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原口大臣のツイッターによる津波情報伝達の是非

2010-03-05 02:59:28 | メディアから
3月2日 yomiuri onlineは原口総務大臣が、チリ地震津波の対策本部長を務める傍ら情報を70本以上投稿したことに対し、非常に批判的な記事を掲載した。現在〈5日2時半)は下記のような記事になっているが、最初は「釈明」と記され、いつの間にか『弁明」に変り現在ではそれもなくなっている。
WEB上の記事を全文引用する

津波関連情報をツイッターで発信…原口総務相
 原口総務相は2日午前の閣議後記者会見で、チリで起きた巨大地震に伴う津波の関連情報を自らのツイッター(簡易投稿サイト)に書き込んだことについて、「正確な情報を国民に伝えることを優先した」と述べ、理解を求めた。


 そのうえで、NHKなど災害情報を発信する放送機関について、「もっと適宜適切に、公共放送も含めて横並びでない細かな情報が流れるように、双方向のシステムがあればいい」と指摘した。放送行政と総務省消防庁を所管する総務相が、災害放送が義務づけられる放送機関より、ツイッターの利用を優先させる考えを示したことは、今後、論議を呼ぶ可能性がある。

 総務相は、地震発生後から、政府の対応策について平野官房長官らと行った協議など、計70件以上の情報を書き込んでいた。

(2010年3月2日 読売新聞)

あの日NHKは前番組を潰して津波情報を伝え続けていた。この記事にあるような見方がどこから出てくるのか理解に苦しむ。このBLOGを書に当たって遅まきながら原口大臣のツイッターを津波に関してずっと読んでみたが、当時TVでは報じられていなかった地方の細かな即時情報も多く、非常に役に立つ情報で有った。どこを読めばツイッターの利用を優先させる考えがあるのだろう 我家の卑近な例で言っても、新聞を取っているのは小学生がいる一軒だけだし、情報はほとんど携帯から得ているケースがほとんどです

J-CASTニュースがこの記事を鋭く批判した記事を載せていましたが、読売新聞近頃辺ではないですか・・・・
http://www.j-cast.com/2010/03/03061504.html?p=all
にその記事はあるが念のために長くなるが全文を引用させていただく

「ツイッター大臣」批判の読売記事 フリージャーナリストらから反論続出
2010/3/ 3 20:07

ツイッターで日々の業務の報告や意見を発信している「ツイッター大臣」の原口総務相。2010年2月27日(日本時間)にチリでマグニチュード8.8の大地震が発生すると、さっそく災害対策本部を立ち上げるとともに、自らのツイッターアカウント(@kharaguchi)で日本に襲来する恐れがある「津波」の情報を積極的に流していった。

「今後、論議を呼ぶ可能性がある」と批判的に報道

消防庁の災害対策本部で陣頭指揮をするかたわら、

「津波の到着情報 根室花咲 午後1時57分 30cm 南鳥島 午後0時57分 10cm 海岸に近づかないでください」
「大津波警報発令地域市町村(3県36市町村)における対策の状況 避難勧告の出ている地域の対策本部の状況 宮城県気仙沼第一波 不明 最大波 14時10分 0.1m」
といった具体的な情報をツイッターに投稿していった。その内容は5万人以上もいるフォロワー(読者)に届けられただけでなく、それを受けた人が伝言ゲームのように次々とリツイート(再投稿)したことで、より多くのユーザーに知れ渡ることになった。

原口総務相の行動は3月2日の記者会見で取り上げられ、新聞やテレビが報道した。なかでも、読売新聞は「原口総務相弁明…ツイッターで津波情報流してた」という見出しの記事を同社サイト「YOMIURI ONLINE」に掲載。記者会見での大臣の言葉を引用しながら、

「放送行政と総務省消防庁を所管する総務相が、災害放送が義務づけられる放送機関より、ツイッターの利用を優先させる考えを示したことは、今後、論議を呼ぶ可能性がある」
と批判的に報じた。ツイッター上でも、

「思いつきの軽い言動が国民の生命財産をも危険にさらすリスクが潜在していることも認識せずに、通信行政を司る総務大臣とはなんとも嘆かわしい」
「結果論としては落ち度はないが、万が一誤報になったときに原口が全責任を終えるのかが疑問」
と原口総務相の判断を疑問視する声が少し出た。しかし大半のユーザーは、原口総務相に同情的で、

「間違っていない。緊急性のある事ならば、どんな手を使っても国民に広めるべき!
「自分に教えてくれなかったことへ腹いせの記事。参ったねこれは」
といった擁護コメントが多数投稿された。

「原口大臣のやったことはまったく問題ないと思う」
ツイッターのユーザーだけではない。フリージャーナリストの江川紹子さんはブログに「新聞とツイッター」という記事を掲載。読売記事の見出しが「釈明」から「弁明」にいつのまにか変更され、本文の内容も一部が差し替えられていたことを指摘しつつ、

「そもそも原口氏は放送よりツイッターを優先させたのだろうか。放送機関には情報を出し惜しみ、ツイッターで職務上知り得た情報を独占的に流すような行為をしていれば、非難されて当然だろう。けれども実際は、そういうわけではない。NHKでも民放でも、当日はジャンジャン津波情報を流していたのは記憶に新しいところだ。変更後の記事はほとんど言いがかりに近い」
と痛烈に批判した。フリージャーナリストの上杉隆さんも読売の記事に疑問を感じた一人だ。

「国民のなかにはテレビや新聞を見ていない人もいる。情報の中身が正しいという前提なら、ツイッターを使って災害情報を伝えることは、国民の知る権利の観点から喜ばしいことだ。原口大臣のやったことはまったく問題ないと思う」
と原口総務相の行動を評価したうえで、

「原口大臣は別に釈明したわけではないので、当初『釈明』という見出しをつけたことには悪意を感じる。背景には、記者会見オープン化など記者クラブの既得権益を崩しつつある原口大臣への感情的な反発や、『ツイッターという新しいツールを使わずに、自分たちマスメディアに情報を先に教えろ』という不満があるのではないか」
と読売新聞の意図を推測している。

一方、原口総務相は3月2日の衆院総務員会で

「記者会見では『なりすましが起こるのではないか』という指摘もあったが、5万人もフォローするとなりすましはできない。私は消防庁の危機管理室で陣頭指揮していたので、リアルタイムですべての情報がわかる。それを国民に示すことが、この何十年に一回の危機においては一番大事だと思った」
と述べ、「ツイッターで津波情報を流したことは不適切ではなかった」という認識を示した。

これに対して、読売新聞に取材を申し入れたが、広報担当者は、

「過去にJ-CASTニュースの取材方法に問題があったので、当面は取材にお答えしていません」
引用終り
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