気ままな日々を 思いつくままに

旅の様子や
今日の庭
思いついたことなどを
気ままに 気楽に綴ります

花の盛り・・・・

2007-04-30 14:31:01 | 我が家の庭
藤の花が盛りを過ぎようとしている。最初に咲き始めた日当たりの良い花房は、散りそうになっている。しかし今咲き始めている房もあり、全体としては見頃が続いている。こんな状況になると、ライトアップで角度を変えて見る事で、新しい綺麗さが演出できる。3日にはyu-ki君が来ることになっているのでそのときにも、ライトアップをしてみよう。そのくらいまでなら何とか藤の花も、持ってくれるだろう。明日・明後日の雨がどうなるか気に成るところです。一輪だけ咲いた鉄線が、今朝は5輪纏まって咲こうとしています。場所が狭いので、お互いが押し合って拓くのに苦労しています。赤紫色の何の変哲も無い鉄線ですが、17cmもある大きさでその存在感を主張しています。何が植わっていたのか、花が枯れた植木鉢に生えてきた、オオニワゼキショウ(大庭石菖)の小さな花が咲きました。白っぽい地に瑠璃色の線が入ったかわいい1㌢くらいの花です。此花は一日花とのことなので明日はどうなるのでしょう。ピラカンにも沢山の花芽が出来ています。ピラカンは丈夫で、花が咲けば必ず赤い実が成りますから、今年の秋もピラカンは真っ赤になりそうです。かなり枝を切ったので今年は成らないかと心配していたのですが・・・ 心配なのはムベです。今も沢山の花をつけていますが、これは4月になって出てきた新芽に咲いた花です。3月にも花が咲き、実が出来始めていましたが、いつの間にか全く消えてしまいました。今咲いている花も、実が付く様子は全くありません。今年は成らないのでしょうか。花梨も同じで、あまり実の付いた様子が有りません。困ったものです
5月からの主役、バラは夫々蕾を沢山つけて徐々に膨らんできています。ベテランの人に言わせると、出来るだけ蕾は少なくして、大きな花を咲かせることが良い方法だとアドバイスを受けます。バラのためにもその方が良いのでしょう。しかし、我家では中輪でも良いから沢山の花を次々に咲かせたいのです。でも今の状況は、蕾が沢山付きすぎていますから、自分が見ても蕾を減らさなければいけないでしょうね・・・ でも今年のバラはたのしみです。
今日の写真は満開の藤にするか、大きな鉄線にするか、はたまた期待を持たせるバラのつぼみにするか真剣に悩みましたが、オオニワゼキショウ(大庭石菖)にしました。花は知っているでしょうけれど、名前は知らないと思いますので・・・・
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サイレント スプリング

2007-04-29 22:22:57 | 我が家の庭
今日我家の藤は満開になった。花房は15センチくらいで、風格には欠けるが、花の数は、昨年よりかなり多くなっている。満開になるのに時間はかかったが、咲いてみると、中々のものであると思っている(自己満足)・・・ しかし非常に気に成ることがある。フジの周りが非常に静かなのです。昨年までは、藤の花が咲いている間は、ぶ~~~~んと言う羽音が常にあり、そこには黒い身体に黄色い線を持つスズメバチが、辺りを我が物顔に飛び回っていたのです。今日のような満開の時には、10匹から酷いときには20匹くらいのスズメバチが飛び回り、蜂同士で勢力争いを繰り広げていました。ボスのような蜂が、新参に体当たりして、屋根の上まで追いかけっこを繰り広げていました。今年はそれが無いのです。朝、外に出ても今年は3匹以上藤の花に来ていません。そして、自分の姿を見ると、あっという間に飛び上がり、姿を隠してしまいます。スズメバチって敵を判別する頭をもっているのでしょうか。今までなら、自分が外に出ると攻撃してきたスズメバチの変わりようはナンでしょう。そしてその蜂が飛び去ったあとの静寂をなんと表現したらよいのでしょう。何の羽音もしないのです。サイレントスプリング 何十年か前に環境破壊を訴えた本が出版され、衝撃を与えられました。まさか、我家でこんな形で現れるとは思ってもいませんでした。アメリカでは、蜜蜂がいっせいに姿を消したと報じられていました。我家の藤に飛来する、スズメバチ以外の蜂なども、昨年より明らかに少なくなっています。勿論スズメバチに沢山着て欲しいわけではありません。しかし・・・ 今まで来ていた蜂が、来なくなることも歓迎することでは有りません。家の近くに有った湿地が破壊されてもう10年以上は経ちます。それ以降、それほどの環境の変化があったようにも思えません。あるいは、どこかで破壊の一線が越えられたのかも知れません。自分たちにとっては、昨日の続きが、スズメバチにとっては、決定的は破壊が有ったのでしょうか・・・

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今日の庭の様子

2007-04-26 23:30:45 | 我が家の庭
雨が降ると、外壁の下には、ムベの花と、落ち葉が帯のようになって散り落ちている。そろそろ落ち葉の季節も終るはずだが、まだまだ続いている。ピラカンの方は殆んど落葉は終わり、小さな白い花が咲き始めている。小さな白い花といえば、ヤマホロシに沢山花が付き始めている。今まで注意をしていなかったためもあるが、ヤマホロシの花が今頃咲くのはあまり記憶にありません。植え替えをしたことがこの結果を齎したとすれば、移植は成功したといえます。
藤の花は6分以上咲いているようです。しかし蕾が多く見られ、昨年の最盛期に比較するとまだまだ華やかさが不足しています。さすがにハナビラが散るようなことはありませんが、最初に咲いた花はもう一週間以上咲いていますから、今年はいっせいに咲きそろうことは無いかなと心配しています。咲き始めるといえばクレマチスの花が、やっと咲き始めました。昨年に比べると一週間くらい遅れています。明日には一輪か二咲くでしょう。バラの蕾も段々大きくなってきています。しかし寒さが続いているためか思ったほどのスピードは無いようです。今日も日中は暖かかったのですが、夜には気温が下がっています。中々スムースに咲かない原因こも知れません。yu-ki君が5月の3・4日に来ることが決まったようです。そのときまでには藤が満開の状態を保ってくれていれば良いのですが・・・ 昨年植えたイチゴはちょうど収穫が出来るかなと思っています。
話は全く変わりますが、昼食後久し振りに散歩にでも出るかと思っていたら、突然強い雨が降り出し、雷も鳴り出して島しました。もたもたしないで出かけていたら、間違いなくずぶぬれになっていたところです。今日俄雨があるなんて言ってなかった夜ね・・・ しょうがないので藤沢周平の小説を一冊読んでしまいました。昨日も出かけられないので、藤沢の小説と、勝谷誠彦の「偽装国家」を読んだ。この所外に出ていないので積んであった本が順調に読めている。野村進「千年働いてきました」、明石散人「日本史快刀乱麻」、小関智弘 「職人力」、隆慶一郎 「鬼磨斬人剣」、山本一力 「草笛の音次郎」こうしてみると碌な本を読んでいませんね。 まあ~~~~~~それも有りか・・・・・
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小説を越えた現実 

2007-04-25 19:43:56 | 生活の中で
その昔、田中芳樹の小説に、超能力四兄弟 創竜伝 なる未完の小説がある。人間に変身させられている、天上の竜王が、人間界・天上界を問わず、巨悪と立ち向かい、乗り越えてゆく、御伽噺であるが、人間界に関しては妙にリアルティのある設定がなされていて、何か現実に起こっているような気がしながら読んでいたものであった。人間界を飛び出し、天上界を暴れ回り、また人間界に戻り、現政府に対抗して新しい幕府を創設したところで中断したのだが、要するに現実の醜さに小説が追いつかず、筆が折れてしまったのではないかと思っている。アメリカの占領政策による、愚民化教育の行き着くところを、いかにも小説家らしく、誇張して書き進めていたのが、小泉が出るに及んで、小説家の想像力を超えてしまい、現実の方が先行するようになったのが、この小説が未完に終った大きな原因でないかと思っている。なぜこんなことを書き始めたかというと、近頃の風潮が、権力者のおごりにせよ、付和雷同の社会状況にせよ、志の低さにせよ、戦後の政府というより裏にいたアメリカの思うままになり、この国が根底から腐ってしまっていると思えることが多くなっているからです。イラクの時も、アメリカの言うままに兵を出し、無料のガソリンスタンドと、無料のタクシーはいまだに続けている。それも税金が有り余っている時代ならいざ知らず、生活保護費や、障害者の支援を打ち切っ、てアメリカに奉仕しているのだから、なにおかいわんやです。さらにはアメリカ軍がグアムへ移転する費用すら、何兆円も出してやるというのですから呆れて物も言えません。牛肉の問題でもそうですよね。半年くらいの間に4回も5回も協定違反をしているアメリカを信用して、アメリカの言うがままに輸入させようとしていますよね。この国の自民・公明の与党にとっては、国民の健康よりも、ブッシュの票田 牧畜業者のご意向の方が大切だと考えているのでしょう。やっとここで今日の本題です。最近はニートやフリーターが自民や公明を応援することが多いといいます。自国の歴史も知らず、どんな流れで現在があるのかも教育されず、本も読まなければ、見るTVは、馬鹿なお笑い芸人のバラエティだけ。脅しには感嘆に屈し、電車の中で若い女性が暴行されていても誰も助けに入らないどころか通報もしない。母親がわが子を殺すし、2・3年前でしたか、交番に逃げ込んできた被害者を追い出して、殺されるのを警官が見てみない振りをする。完全に箍が外れて仕舞っています。ばかばかしい小説がノンフィクションになるようでは洒落にもなりませんよね。書いていて憂鬱に成ってきました。 明日はもっと明るい話題があるといいですね・・・・
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オニタビラコ

2007-04-24 23:16:15 | 見沼
やっとピラカンの落葉が終わったようだ。同時にムベの落葉も沢山あったが、今朝の状況を見ると、落葉は終わり、花が大量に落ちている。これだけ咲いた花が、どれだけ実をつけるかは、分らない。昨年は十数個の実がなっていたけれど、今年はどうだろう。カリンの数十輪の花が咲いていたが、今傍によって見ても、カリンの実は二つくらいしか確認できない。おそらくこれからもっと増えてくるとは、思うが安心のできる状況ではない。ムベも同じことだろう。花は沢山咲かせたが、それがどれだけ実に成るか・・・ まるで現役時代自分がやっていたときのような、無駄玉を大量に撃っている感じがします。ところで藤の花に関して、04・05.06年と写真のファイルを調べてみました。05・06年に関しては4月24日のファイルがありましたが、04年に関しては22日しか有りません。ところが22日にはすでに、今日の様子より開花が先に進んでいます。07年と昨年06年を比べても、若干昨年の方が花の開いている状況は早いようです。きっと二日かせいぜい三日だとは思いますが・・・ 1・2月に氷が張らなかったり、3月始のあまりの暖かさに目を奪われてしまいがちですが、季節はきっと4月に調整をしているのかも知れません。 ただ・・・今年は雪が全くといってよいほど降っていないそうですから、5・6月の田植え時期の水不足は心配ではありますが・・・ しかし今年、見沼代用水を歩いていたことによる新しく得た知識もあります。本来見沼代用水というのは、勿論農業用水です。ところが現在の最大利用水量は毎秒38㎥/秒弱だといいます。昭和50年代の農業利用の減少に伴い現在は、飲料水用として4㎥/秒が利用されているそうです。それで人口100万人くらいの飲料水が賄われているといいます。自分が街道歩きをしている時、農業の先進地域と称される所では、田には水道が引かれ、蛇口を捻れば田圃に水は満たされるようになっているところが多くありました。確かに水は効率的に利用されているのでしょう。しかし、田圃はそこにある、水だけで成り立っているのでしょうか。途中の水路に水が無ければ多くの生物が生息することが出来ないのではないのでしょうか。見沼でも、水路の改修により、濾水が減り今までの生態系が壊されていることを示す掲示板も目に付きました。話があちらこちらに飛んでいるのは自覚していますが、どうしたらよいのか見当が付きません。あるいは地球温暖化などと大上段に振りかぶるよりも、ドラム缶でも買って来て、屋根からの雨水を庭に撒けるようにすることのほうが大切なのかも知れませんね・・・
図鑑で調べると、オニタビラコ 鬼田平子   花期:5月から10月 によく似ています 本当はどうなんでしょう
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釈然としない長崎市の市長殺害事件

2007-04-23 12:52:39 | メディアから
なんとも釈然としない。長崎市のことである。あまりに手際が良すぎないか?? 長崎市などに一切関係ない無い野次馬では有るが、全てがまるで予定されていたかの如くに何の遅滞も無く動いている。今回市長に当選した人は、元長崎市の課長だと言う。職をなげうって、市のために立候補したと言う。今そのねた元になった記事がどこだったか失念して仕舞ったのだけど、殺された長崎市長と、長崎県知事は一枚岩では無かったと言う。暴力団と童話の利権争いだという話すら流れている。そして今度当選した人が立候補を決めたとき、知事系列の市会議員が、商工会議所に取り次ぎ、商工会議所で面接(?)して、その場で支援を決めたという。そして次の日には18000枚のチラシを配布したと言う。あくまでもネットで転がっている、うわさを集めたものですから真偽の程は分りません。しかし、自分には釈然としません。なぜ長崎市だけ連続して市長が襲われるのだろう?? 殺された市長は、新聞やTVが報じているような聖人君子だったのか。副会長による個人的な恨みによる犯行なら、なぜ暴力団は解散したのだろう。何かもっともっと、途轍もない物を覆い隠すために、今回の事件は起されたのではないか。なんとも釈然としません。
今朝の藤の様子です。今度の週末からは完全に見頃になりそうです
*コメントを受け一部文章を削除しました。しかし基本的な自分の疑問については変わりませんので、このまま掲載します。
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ロフトの利用法

2007-04-22 16:13:25 | 生活の中で
今日は、大宮の稽古はお休み!! バンザイ!!何か得した気分! なんじゃ??好きなことをやっていて、その稽古が休みで喜ぶなんて・・・ 
 それはともかく ロフトのような所から、扇風機を取り出し、兜やのぼりなぞ五月人形のお道具類を下ろす。そう・・ ついこの間にはお雛様が取り出されていましたし、その前には、お正月の食器でしたね。ここは我家日の季節物の置き場なのです。さすがに、家具類を夏用と冬用に切り替えることはありませんが、7・8年前までは床のじゅうたんを夏はフローリング風の板で出来た物に、冬にはホットカーペットに切り替えておりました。ホットカーペットが板に暖房が付いた床暖房風のものを手に入れたことにより、床の季節の切り替えをしなくても済むように成りました。フローリング風の板の絨毯は当時六畳用と三畳の2枚あり、その設置と取り外しには大変な思いをしていたものです。我家でセントラルヒーティングと床暖房が全て利用されたのは、確か19日のことでしたよね。今日には、扇風機が回っています。中々気温の変化についてゆけません。毎年こんなでしたかね・・・我家のロフトには年に10回以上、上がり降りするでしょうね。そのほかにはクリスマスやイルミネーション用の色々なものがありますかから・・ それに、何時になるかは分りませんが、海外旅行に行くとき用の大小のトランクが二つ、何時でも使えるように、用意されています。せめてガム辺りからでも、外へ出る練習をしましょうか・・・
今日の藤の様子です。かなり開いてきています。
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上野東照宮牡丹園

2007-04-21 12:19:28 | 生活の中で
昨日稽古の前に上野東照宮の牡丹園に寄った。二週間ほど前に、上野に出たとき、牡丹園公開のポスターを見たのですが、なんとなく忘れていました。処が一昨日でしたか、朝日の埼玉版に、多門院の牡丹が紹介されていて、そうだと! と思い出した次第です。久し振りの上野は桜並木がすっかり葉桜に二なり、若葉が太陽に映え、静かなたたずまいを見せておりました。やはり公園はこのくらい静かでなければ・・・ いけない今日の主題は牡丹です。ポスターに拠ると4月14日から5月6日までと有ります。
どうもよく分らない処が有ります。入り口を入ったところにある朱色の大きな牡丹を始として、かなりくたびれた牡丹が沢山咲いています。そして、最近切ったような切り口を持った牡丹も沢山あります。さらにこれから咲く牡丹も沢山有ります。一体何時が、牡丹の最盛期なのでしょうか。桜と牡丹・・ いっせいに咲く染井吉野と、夫々の個性を持つ牡丹との違いでしょうか。こんなことでも自分の無知をさらけ出します。残念ですが・・・ でも・・・考えようによっては、知らないことに突き進んでゆけることは、まだ、好奇心を保持していることになるのかなと、自分自身を、鼓舞しています。この牡丹園にしても、もし先週来たらどうだったのか、来週ならどうか、5月6日の最終日にきたらどうなっているのか、確かめてみたいと思っています。係りの巫女さんにお尋ねしたところ、5月6日以降は、この牡丹園は閉鎖され、公開はされないそうですから・・・ 今年初めて、見沼代用水の桜並木に惹かれ、7回も通った情熱を、今度は牡丹園に注いで見たいと思っています。確か以前、何回か見に来ている筈なのですが、こんなに沢山、多くの種類が 有ったことなど、全く記憶にありませんでした。もう一度来て見ましょう。こんな牡丹園が、すぐ手近有ったとは! 再度自分の無知を恥じるばかりです。
我家の藤もこちらの思惑に係らず、気温が上昇すれば、確実に花は、開きます。 本当に綺麗なのは、一日か二日かも知れません。しかし、この藤の綺麗さを来年にも伝えるのは自分の役割だと思っています。・・・自分でも不遜な言い方だとは、自覚していますが。 でも・・・・言葉で伝えられるほど文章力があるわけではありません。かろうじて自分に与えられた手段はデジカメです。今回の牡丹園でも自分が感じた牡丹の質感が出ていないように思います。しかし、出来ることを一生懸命利用して、データを残して思っています。
写真は、牡丹園の「太陽」と名付けられた牡丹です。この赤の明るさは他に比較しても群を抜いていました。本当はもう一つ白牡丹を、載せたいのですが、写真を2枚以上掲載するのはどうしたらよいか、いまだに分りません。同じGOOのBLOGで何枚も写真を、掲載しているサイトもあります。どうすれば何枚も写真をUPすることが出来るのは、どなたか教えてもらえませんか・・・
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朝日新聞の非常識

2007-04-19 19:24:30 | メディアから
今朝の朝日新聞の、ニュースがわからん! 「放射性廃棄物の最終処分場って?」
なる解説コラムにはあきれかえった。一言で言えば、「原子力発電環境整備機構」のパンフレットを丸写しにしただけ。何がこの問題の本質なのかを全く無視して、読者を馬鹿にしきったコラムになっている。このコラムに拠ると、放射性廃棄物はガラスに溶け込ませて、キャニスターなる、ステンレス製の容器にいれる。重さは一本500キロで、それを地下300メートルより深い安定した岩盤に周りを粘土で包んだ上で閉じ込めるとのこと。凄くお気楽ですよね。この廃棄物は一体どのくらい長い間保管するのですか。確か数万年という年月に渡るのですよね。ステンレスはどのくらいの耐久性があるのですか、数万年の耐久テストをどこかでやっているのですか。ましてこの島国の中で安定した地盤はどこにあるのですか。それは地方自治体、例えば高知県の東洋町にあるのですか。新聞の役割はことが起こった時に大騒ぎが出来ればそれでよいのですか。でも昨日の天声人語には長崎のテロについて、何の言及も無かったですよね。ことが起こっても、それに対応できないなんておかしくないですか。ましてこのニュースがわからん! なるコラムは、ニュースを分析して、読者に示すものでしょう!!! まず地方自治体の長が調査を申し出させるというやり方がなぜまかり通るのか それも数十億という巨額の金をぶら下げて・・・ 最後にちょこっと、外国の例が書いてある。原子力発電は世界の沢山の国で行われているが、処分場が決まったのは、フィンランドと、アメリカだと書いてある。そしてアメリカでは、地元の反対や、安全基準の見直しがあり建設ははじまっていないと・・・ アメリカは確かネバダ砂漠に最終処分場を設置しようとしていたのですよね。あそこは地上で原爆実験が出来た国なんですよね。その砂漠の地元で反対運動が起きる。さらには数万年という年月に対する恐れ、安全を確保するためには、一度埋めたものでも、取り出して点検しなければならないように、基準が見直されたはずですよね。日本では粘土に包んで槌に埋めてしまえばそれで終わり。本当にまじめに考えているんでしょうかね。自分のような新聞や雑誌といった、公開情報しか知らなくともこのくらいは知っている。朝日新聞てナンなんだ。昔 「社会の木鐸」という言葉があった。朝日新聞は、何時の間に権力の手先、ありていに言えば権力を持つものに成ったんだ・・・・・・・
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ヤマホロシ

2007-04-18 23:39:04 | 我が家の庭
今日も一日冷たい雨が降っていましたよね。菜種梅雨のはしりらしいのだけど、菜種梅雨って、もっと暖かい感じがするのではなかったっけ。それでも季節は確実に進んでいるのだけれど、何か気持ちが付いて行けない。けさ、家の近くの家の藤が満開との情報を得て、カメラ片手にミニ行った。40センチくらいの蜂に植えられた細い藤が、塀に絡み付いて満開になっていた。まだ幼いらしく花房は10センチくらいではあったが、花の房は沢山付いていた。我家の藤は、毎日少しずつ膨らんではいるようですが、日曜日にはとても間に合いそうもありません。見頃になるには、あと一週間は掛かりそうです。今年はどんな風に咲くのか楽しみにしています。心配なのは、初めて肥料を施したことが、良い結果を齎すか確信がもてないことに有ります。バラの状況を見ると決して肥料の施し方が悪いとは思いませんが、バラと藤で同じでよかったかどうか、もう少しで結果が出ます。バラの蕾も順調に膨らんでいます。咲き始めれば次々に楽しませてくれるでしょう。自分のバラの育て方は、大きな花が一つだけ見事に咲かせるのではなく、ある程度の大きさが有れば、沢山咲いて欲しいという仕立て方をしている積りです。その結果も間もなく出ます。心配なのはビロード朱を咲かせるバラに蕾が出ていないことです。新しい枝は出ていますから、そのうちに出てくることを期待しています。
今日の写真はまた咲き始めたヤマホロシです。強引に植え替たので心配していたのですが、何とか無事に育ち始めたようです。
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国民を馬鹿にした核処分地問題

2007-04-17 20:33:49 | メディアから
核処分場受け入れ問題でもめている高知県東洋町で、受け入れ派の町長が辞任したことによる、町長選挙が行われるという。当の辞任した前町長と、反対派の一騎打ちになるらしい。しかし、今回の事の起こりは、処分場に適するかどうか文書の調査をするだけで、年間10億円の調査費を払うとした国の政策がある。札束で顔を引っ叩けば、たいていの人間は言うことを聞くという、思い上がりもはなはだしい、国民蔑視の思考が其処にある。確かに調査受け入れを申し入れた前町長の顔は、大変失礼ながら、自分なぞ絶対に近づかないタイプに見える。言っていることも、処分場を受け入れるわけではない。何十億円もくれるから、調査の申し入れをしたと、イケシャーシャーと述べている。自分がその心算も無いのに、金を取ることを、詐欺というのではないのか。東洋町には子どもはいないのか。金をくれたら何をしても良いと教えるのか。金さえあれば幸せだと教えるのか。おかしくないか。Googleで検索していたら、地元の方の投稿が出ていました。現在人口は3400人有権者数は3000人を切ったとのことです。そして今回の核処分場の問題に関して言うと、賛成署名者数は200人、反対署名数は2700人に達すると書かれてありました。でも・・・・ 失礼ながらそれだけの良識をお持ちの方々が、あの魚の腐ったような感じがする(ごめんなさい!!、でもTVで見る度に感じてしまいましたので・・・)前の町長をなぜ選んでいたのか、理解に苦しむところです。
でも・・・ 金に目がくらんでいるところは、高知県にも、滋賀県にも有るそうですね。土建屋のための政治をする人でなく、誇りをもって暮らせる地域を作る人を選びましょう!
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4月14日 パックインジャーナル

2007-04-15 23:48:58 | ドライブ
昨日のパックインジャーナルは久し振りに聞かせた。温家宝首相の来日に関して、久し振りにゲスト出席した葉千栄氏がその独自の分析を中心に、さすがのレギュラー出席陣をも、聴かせる場面もあった。今回の来日の中国側の狙いについては、日本側から3っのセンテンスを求めていたという。二つの中国を認めないこと。中国という国と、台湾という国という考えもとらないこと。最後に台湾独立を支持しないこと。この3っであるという。これは共同宣言には言葉としては、以前の日中共同宣言を遵守としか表現されていないが、安倍総理が恩家宝総理に対して、口頭でその旨を述べたという。葉さんに言わせると、具体的な行動としての、言葉が求められていたということであった。温家宝と江沢民との対日政策の差ということがよく言われるが、現在の流れは以前から引き継続ていることで、その流れは変わっていないとの分析も田岡氏からなされていた。ここで日本の政治との絡みで台湾問題が論じられていたが、安倍総理の周辺にいるタカ派は要するに親台湾派であり、台湾海峡有事に備えて、アメリカ軍と共同で戦争が出来るように、9条を廃止するよう運動している政治家が多く集まっている。その前提になるのは、中華人民共和国が、台湾を統合しようと、台湾海峡を越えて侵略し、それをアメリカが阻止しすると言う、ストーリーがある。しかし現状においては、アメリカは絶対に台湾の独立なぞ、認めることはない。武器も売らないことを決めている。台湾にしても、その対外投資の70㌫以上が本土向けであり、農産物すら20種類以上が、本土から無税で輸入されているという。台湾は中国の一地方の問題であり、国際問題ではない。アメリカも中国も台湾もそして日本ですら、台湾問題は現状維持が最良の選択になっている。確かに素人目から見ても、香港やマカオをあれだけ上手く統合している様子を見ていると、一国2制度どころか3制度になったところで上手くいくだろうとの気はする。まして中国に、今台湾を統合するつもりが全くない以上現状で今後も続いてゆくのだろう。一方日本にとっても有益な会談だったという。安倍総理の最重要課題である「拉致問題』にハッキリした支持をうる事。国連の常任理事国入りの支持をうる事。東シナ海のガス田開発を話し合いの場に乗せること。この3点に関しては、拉致問題に関しては、理解と同情から、早期の解決を希望し、必要な協力が声明の中に取り入れられた。さらに国連改革にも一歩前進があったし、東シナ海のガス田海域に関しても、双方が受け入れ可能で比較的広い海域で協力することが共同声明に合意されているという。さらに、日中の防衛当局間に3本のホットラインを設置することも合意されている。最近になって米中間にホットラインが設置されることが確実に成ったので、日中間にも設置が可能に成ったらしい。勿論日米間にホットラインがあるのだから、日本・中国・アメリカ三国はホットラインで結ばれることになり、その相互信頼は非常に高くなっているといえると、結論付けられていた。
fujino花芽が3日間でこれだけ大きくなりました。予想より少し遅いかな???
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藤の花 来週の日曜日には大丈夫

2007-04-14 23:34:39 | 我が家の庭
やれやれ・・ 今日の暖かさは半端ではなかったですね。3月半ばから寒くなり、咲いた桜も、大変長持ちしていたけれど、さすがに、もう春も終わりですという雰囲気になってきた。我家の庭でも、お正月の葉牡丹の花が散り、ラッパ水仙の花も枯れてしまい、可憐な花をつけていた、カリンも殆んど散ってしまっている。ブルーベリーやムベの花は今、満開なのだけれど、心配なのは蜂が殆んど来ていない。アメリカで、蜂の集団家出が起こっているそうだけど、日本の蜂にもグローバル化の波が押し寄せているのだろうか。藤の花芽がどんどん膨らみ、あと一週間もしないうちに咲き始めるかも知れない。何か凄く早いような気がしていたが、昨年の庭の状況を撮影してあるファイルを見ると、せいぜい3日くらい早いかな・・・ と言う位のものです。藤は5月に咲くものですが考えてみるとあと2週間で5月になりますよね。なんだか温暖化とか、異常気象と言う言葉に過剰反応して何でも異常だと思うことが条件反射的に刷り込まれているのかも知れません。我家に記録の残っている03年から06年で比較すると、我家の藤は03年には20日・04年と05年には24日にはかなり咲いています。現状を見るとここ3年の中では遅い方・・でもないか、平年と変わりません。不思議なことにブルーベリーに関しては、4・5日早いような気がします。話は戻りますが、我家の藤は、今の様子では,来週の日曜日か月曜日頃からはかなり花が揃う見込みです。そして例年なら、ゴールデンウイークの終わる頃には花も終わります。その頃にはきっとブルーベリーも、小さな青い実をつけ始め5月中にはカリンの実も大きくなっていることでしょう。去年植えたイチゴは、沢山は花も多く、実も付いているようですが、中々赤くなる様子がありません。イチゴと一緒に植えてあったボリジというハーブの仲間らしい花が物凄く大きくなっって、ブルーの花を咲かせています。昨年は気が付かなかったのですが、触ると痛痒い感じがします。今日も歩く邪魔をしている一枝きりました。中は空洞ですが茎が3㌢くらいありました。今年シュロの花を4月5日に2個切り下ろしました。処がそれからあともどんどん花がせり出してきてもう7・8個有ります。毎年切り落としますがこんなに多いのははじめてのことです例年の倍くらいあるでしょう。これって異常気象の影響??? 今、待っているのは2月に植えたカラスウリの根塊が何時芽を出すかです。まあ~~~~、根塊だから芽が出ないことはないと思うのですが・・・ バラは今のところ順調のようです。明日にでも第2回目の消毒をしようと思っています。バラの写真は昨年は5月末にならないと、我家のファイルには登場しませんが、今年は5月早々には、一番花が咲いたと大騒ぎすることは自分が保障します。まったく馬鹿ですね・・・・
この藤の写真は12日のものです。今日は撮り忘れました。きっと一段と大きくなっていると思います。
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土呂から大宮 公園巡り

2007-04-13 18:07:36 | 見沼
今日は午後から、土呂から大宮までのんびりと歩いた。桜は前日の雨で散ってしまっていると思っているから、その辺りは気を使わなくても良いのは、残念だけど、心静かに歩けると言うものだ。土呂駅からまっすぐ市民の森通を5・6分歩く。入り口の看板には、昭和50年に大宮市制35周年の記念として着工されたとある。広い芝生広場と温室などが主体になっているが、奥の方に大きなテント型に網をかぶせた空間がある。近寄ってみると、「リスの家」成る小屋があり、そこから二重扉で中に入るようになっている。柱の高さは30メートルくらいの高さがあるだろうか、柱の間隔は50メートルくらいはありそうだ。そこに金網が完全にかけられている。リスは身が軽いし、カラスにも狙われるだろう。しかしリスは地下に巣を作るというから地中にも金網は埋められているのだろう。子どものための施設にしては大げさな・・・と思と思っていたらここにも看板が有りました。平成9年に建てられた看板で、平成2年に大宮が市制50周年を迎え、市のマスコットとして「小リスのトトちゃん」が選ばれたそうです。何で7年も経ってと釈然としない気持ちも残りますが、とにかく中を歩いていると、シマリスが自由に遊んでいます。またこの公園には、蛍の飼育施設が設けられ、昭和40年代に絶滅した、源氏ホタルを、川に呼び戻す、モデル事業も、行っているようです。芝生と森と桜。ここは良いですね。残りの桜をのんびりと見ながら、これだけ広い芝生と桜はあまりないように思います。来年は是非来て見ましょう。のんびりしたあと、見沼代用水に沿って大和田公園から大宮第二公園、大宮第三公園ををゆっくりと周り大宮駅まで出ました。歩いた距離はそれほどでもありませんが、それでも7・8キロは歩いているでしょう。特に第二公園の調整池の周囲の整備状況や、第三公園にある「みぬまの沼」周辺の野鳥の数は、中々のものでした。
地図を見ると見沼代用水そのものは、これから数十キロ先の利根川の取水口まで続きますが、見沼田圃そのものは、土呂から少し先で終わるようです。此れからも季節ごとに歩いてみることにしましょう。こんなところがあるなんて全くの認識不足でした
写真の奥に見えるテントのようなものがリスの家です
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「赤ちゃんの値段」 思いもかけない事実・・・

2007-04-12 02:17:52 | メディアから
今日配信されてきたメルマガの中に、思いもかけない話題が取り上げられていた。
「SAFETY JAPAN メール NO69」        
             http://www.nikkeibp.co.jp/sj/
そのメールのお勧め記事のトップにこの書評がとりあげられていた。
書評]松浦 晋也氏:「赤ちゃんの値段」高倉正樹著 講談社 2006年6月発行
 海外に売られていく赤ん坊
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/bookreview/21/index.html?cd=sjm
「赤ちゃんの値段」
がその書評のタイトルです。
自分はまだその本を読んでいません。しかしここに書いておかないと忘れてしまいますので、UPしておきます。またP1とP5をそのまま転載しています。
書評はP1:海外に売られてゆく赤ん坊
   P2:子どもの幸せのためを標榜する事業者の実態
   P3:制度や規定は作っているが
   P4:赤ん坊を海外に流し続ける政府の無策
   P5:この厚生労働省に少子化対策を期待できるのか
の5ページにより書評は構成されている。繰り返しますがP1とP5のみを全文掲載させていただきます。

P1
先日、熊本市が「赤ちゃんポスト」の設置を認可したというニュースが流れた。赤ちゃんポスト ―― 親が、育てられない赤ん坊を放置したり殺害したりするのを防ぐため、他人に顔を見られることなく「投函する」ことができる設備だ。ポストで保護された赤ん坊は公的施設の保護下に入ることになる。

 今、なぜこのような設備が必要になったのか。その背景には「望まれず生まれてくる赤ん坊」が多数存在するという実態がある。

 若すぎる恋愛、レイプ、不倫 ―― 原因はあれこれあるが、結果は一つ。関係する大人たちが「この子さえいなければ」と考える赤ん坊の誕生だ。特に若年層の妊娠中絶が近年増えていることから、十代の出産の多くがこの範疇に入るであろうことは容易に推測できる。

 望まれざる赤ん坊がいる一方で、子どもが欲しくても授からなかった夫婦も存在する。需要と供給が存在すれば、人間の命を金銭に換算する相場が立ち上がる。そこに仲介者の「善意」が重なる時、「人身売買」という実態は隠蔽され、逆に「人助けの行為」が我々の前に立ち現れる。

 善意には「本物の善意」もあれば「偽善」もある。しかしいずれにせよ、どう仕様もなく存在する「やましさ」は隠すことができない。

 本書は読売新聞記者である著者が、なかなか実態が見えにくい「海外への養子斡旋業」を追ったルポルタージュだ。養子斡旋にあたっては時として多額の手数料が支払われる。毎年数十人規模の赤ん坊が、養子として海外に送られている。そして、真に驚いたことには、我々の政府の厚生労働省はこの現代の「人身売買」に対して、長年にわたり無能かつ無策だったのである。
P2~P4中略
P5
本書には、決して激した弾劾調の文章は出てこない。それでも行間には、政府の無策に対する著者の怒りがたぎっているのがはっきりと分かる。

 海外養子の問題は、国家組織が子どもの幸福をどのように考えているかを示すリトマス試験紙であろう。本書に描かれる、あっぱれなまでの厚生労働省の無策ぶりは、そもそも同省が子どもの幸福についてなにも考えていないと断じられても仕方ない状況なのだ。

 かつて本田宗一郎は、自動車の開発にあたって「故障するようなクルマを作るな」と口やかましく言ったそうだ。「我々からみれば1台の故障は多数の中の1台だが、買ったお客様にしてみればその車がすべてだ」というのがその理由だった。

 確かに、日本から海外に出される養子の数は多くない。少子化が進んだとはいえ、現在の日本では年間110万人ほどの子どもが生まれている。その内の数人、あるいは数十人が海外に養子に出されたとしても、数としてはどうということはない。

 しかし、養子に出された子どもにとって、自分の人生がすべてなのだ。

 厚生労働省の態度は、つまるところ、かつて本田宗一郎が自動車に対して示した真剣さほどにも、子どもの幸福を大切にしていないことを意味する。同省の英語表記は Ministry of Health, Labour and Welfare だ。“Welfare(福祉)”という単語が入っていることが、悪い冗談に思えてくる。

 子どもの幸福を考えない役所が、今現在、少子高齢化対策を推進している。本書を読むと、「日本の未来は暗いな」という気分になってくる。

 本書の最後は、30年以上昔に、海外に養子に出された女性のエピソードで締めくくられる。彼女は優しい養親の下で成人した。結婚して自らも母になったことがきっかけになり、生みの親を捜し、ついに捜し出すことに成功する。

 この、一歩間違えば、「お涙ちょうだい」になりそうなエピソードから、我々が読み取るべきは、「誰だって幸せになる権利を持っている」ということ、そして「生まれてくる子どもには、幸福になるための基盤を可能な限り与えなくてはならない」ということだろう。そして幸福の基盤には「自分が何者であるか」という自己認識が必要であり、生みの親とは子どもが最初に得るその子の基盤なのだ。

 涙を流すだけでは解決しない問題を扱った、重い、とても重い本だ。すべての人に本書を読んでもらいたいと思う。
ーーーーー以上転載 終わり
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