気ままな日々を 思いつくままに

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今日の庭
思いついたことなどを
気ままに 気楽に綴ります

北朝鮮の後継者

2009-05-31 01:41:19 | メディアから
北朝鮮の後継者が金正雲なる金正日の三男に決定したと報じているらしい。29日の毎日JPに拠ると、韓国の親北朝鮮系の雑誌が14ページに亘り、金正雲の特集記事を組んでいると言う。 以下記事の全文を引用する

「北朝鮮:「後継は三男断定」 韓国の親北朝鮮誌、異例の特集
 韓国の親北朝鮮系雑誌「民族21」6月号が金正日(キムジョンイル)総書記の後継者は三男、正雲(ジョンウン)氏(26)と断定していることが29日、わかった。西側で北朝鮮と最も太いパイプを持つ雑誌が、タブーであるポスト金正日特集を組むこと自体が異例で、平壌指導部の「お墨付き」か?と関係者の注目を集めている。【鈴木琢磨】

 ◇「最高指導部が推戴し、総書記も受け入れ」
 ◇経歴不詳、乏しい根拠
 表紙には<北の後継者金正雲 “後継指導体制”樹立始まる>の見出し。14ページの大特集は<国内外のさまざまなルートを通じて確認した>と前置き、<昨年末に革命2世代の核心である最高指導部が正雲氏を後継者として推戴(すいたい)、建議し、これを金総書記が受け入れた>と伝える。

 70年代初め、金総書記が金日成(キムイルソン)主席の後継に決まった時も、革命1世代の老幹部ら最高指導部の推薦を父が同意した。

 「民族21のような友好雑誌が、後継者を断定するとは……。総連系の活動家も多く読むので、影響は大きい」。平壌駐在の経験もある、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙「朝鮮新報」の元記者も驚く。

 「民族21」は01年、前年の初の南北首脳会談を受けて創刊された。著名な歴史学者、姜萬吉(カンマンギル)氏らが顧問で、北を包容する太陽政策を支持する人々に読まれている。記者を平壌に派遣して現地ルポも掲載、北当局から厚遇を受けているのは明らかだ。

 特集は前回の世襲時との比較など背景説明に誌面を費やし、正雲氏の経歴は<ベールに包まれている>と記すのみ。後継者と断じた根拠は乏しい。

 ミサイル発射と2度目の地下核実験で世界を恫喝(どうかつ)、国内では「150日戦闘」で経済再建を図る北朝鮮。慶応大学専任講師の礒崎敦仁さん(北朝鮮政治)は「いずれも後継者の実績作りともからんでいる可能性があり、『民族21』の特集は大いに注目される。研究、検討すべきだ」と話す。」引用終り

記事では非常に疑問視しているようだが、なんとなく北朝鮮の次期指導者の選出については、ありそうな形だな・・ と思う。最も、指導者が誰になったところで、かの国の体制が変わるわけでもなし、かえって核を暴発させる危険が大きくなる様な気がする。 何とか金正日が生きているうちに、核放棄を強制させられるように、願うばかりです。


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北朝鮮の核

2009-05-29 20:11:29 | メディアから
韓国の聯合ニュースは、29日の21時過ぎ下記のような記事の配信を行っている
以下引用
「北朝鮮が新型短距離ミサイル発射、SA5改良型試験か

【ソウル29日聯合ニュース】北朝鮮が29日午後6時12分ごろ、咸鏡北道花台郡舞水端里から東海へ地対空短距離ミサイル1発を発射した。
 政府当局者は北朝鮮のミサイル発射事実を確認した後、このミサイルを「新型地対空ミサイルと推定される」と明らかにした。これまで把握されていた短距離ミサイルとは全く異なる種類で、25日に発射しようとして中断した地対空ミサイルを試験発射したものとみられると説明した。

 情報当局では、この地対空ミサイルの最大射程を260キロメートルと推定しているようだ。
 北朝鮮は射程260キロの地対空ミサイル・SA-5を1963年に導入し東部・西部に配置しているが、今回発射されたミサイルはこれを改良したものと考えられている。
 北朝鮮は25日午前の核実験に続き、同日午後に江原道・元山から地対艦ミサイル2発、26日には咸鏡南道・咸興近くから地対艦ミサイル3発を発射している。この日も含めると核実験後に発射したミサイルは合計6発。現在、北朝鮮は黄海沿岸でも短距離ミサイル発射の動きを見せており、韓国軍当局は神経をとがらせている。」引用終り

このことは北朝鮮が国連安保理で協議されている、核実験に対する制裁決議への、反発の一環なのかもしれない。同じ聯合ニュースに拠ると、北の外務省報道官はこのように述べていると言う。以下引用

「【ソウル29日聯合ニュース】北朝鮮の外務省報道官は29日の談話で、北朝鮮の核実験をめぐり国連安全保障理事会が制裁案を話し合っていることに対し「安保理がこれまで以上の挑発をしてくる場合、これに対処する、われわれのさらなる自衛的な措置が不可避になるだろう」と述べた。北朝鮮の朝鮮中央通信が伝えた。
 外務省報道官は、事態がここまで進んだ責任は全面的に、北朝鮮の平和的な衛星打ち上げを国連に持ち込み非難を強める米国とその追従勢力にあると指摘した。特に、「これらの国はわれわれの前では衛星打ち上げは主権国の自主的な権利だと言いながら、いざ衛星が打ち上げられると国連で糾弾する策動を繰り広げた」と述べたのは、中国とロシアに対する遠まわしの非難と受け止められる。報道官は、これらの国は朝鮮半島での韓米合同軍事演習などの実施には沈黙しながら、北朝鮮がやむを得ない自衛的措置として実施した核実験に対しては地域の平和と安定に脅威だと口をそろえていると主張、「結局、小さい国は大きな国に服従しろということ」と非難した。

 安保理の対北朝鮮制裁に対する『自衛的な措置』に関しては、安保理の敵対行為は休戦協定の破棄になるとした上で、『世界はもうじき、わが軍隊と人民が安保理の強権と専横にどのように最後まで立ち向かい、自分の尊厳と自主権を守り通すかを見ることになる』と述べた。」


ここで言う安保理の制裁決議とはこれも今朝の聯合ニュースに拠れば
以下引用

「【ニューヨーク28日聯合ニュース】北朝鮮の核実験への対応案をまとめている国連安全保障理事会の主要国は、ニューヨークの国連本部で28日午後、事態発生後3回目となる会議を招集し、新たな決議案の草案を回覧した。
 草案は、26日に行った2回目の会議で盛り込む内容に対する意見を収集した後、米日が中心となり作成した。北朝鮮の核実験を強い語調で非難しながら、すべての国連加盟国に2006年10月に採択された安保理決議1718に明記された措置に着手することを促す内容と伝えられた。
 決議案1718の制裁を強化し、禁輸兵器品目を大量破壊兵器だけでなくすべての兵器に拡大する案、北朝鮮の海外金融口座を凍結する案も盛り込まれたとされる。ある国連外交官は「米日の草案は、北朝鮮に対する融資や交付金を全面禁止とし、海外銀行との取引を事実上、中止させる案が盛り込まれていると承知している」と話した。北朝鮮の対外貿易の70%以上を占める中国が口座凍結に参加すれば、北朝鮮は致命的な打撃を負うことになるとしている。
 あわせて、北朝鮮を往来する船舶に対する検査を強化し、旅行制限および航空機運航制限の拡大なども盛り込むと伝えられた。
 一方、決議案採択の時期に関連し、ある国連高官関係者は「現在は1次草案を検討中で、これを再び本国と協議する。今週中は難しいだろう」と話した。ケリー米国務省報道官も、採択が来週に持ち越される可能性を強く示唆している。」引用終り

今まで核兵器を保有し、それを破棄した国は殆んどないと言われ、アメリカが第二次大戦中に広島と長崎に対して使用して以来、核兵器が使用されたことは無い。
しかし、北朝鮮は何か理解できない兆候があり、ひょっとして、ひょっとするかも、と言う懸念を拭うことは出来ない。中国やロシアにとっても、絶対に核が自国に向けられることは無い。とは思っていないようだ。
中国もロシアも核保有国たる北朝鮮を認めるつもりは無いらしい。そこに今回の安保理決議の意義がある。先の記事にも述べられていたが、「海外との金融取引の中止」が盛り込まれていると言う。北朝鮮の対外貿易の70%以上を占める中国が口座凍結に参加すれば、北朝鮮は致命的な打撃を負うことになると言う
北朝鮮の核実験を受けて自民党の一部では、「発射基地を先制攻撃せよ」などという馬鹿な議員がいるらしい。もし、日本に向けられている核ミサイルがあるとすれば、それはトラックにでも積まれて、北朝鮮国内の何処にでも移動させられる。何処にあるか分らないミサイルを先制攻撃などできはしない。無駄なことを言って、相手を刺激するなぞ、愚の骨頂と言わずして、何と言う。
中国は北朝鮮の核実験以来、沈黙していると言う。中国とても、核保有国の北朝鮮などと、付き合いたくないと思っているのだろう。ならば、今こそ政治家や官僚は中国に対し、実効性ある安保理決議に賛成するように渾身の努力をして欲しい。今しか北朝鮮に核を放棄させる機会は無いように思う。もし・・・ 失敗したら、今度は、日本が核武装をすることに成るような気がします。 アメリカが許すかって?? その時には安保条約は当然破棄でしょうね・・・ これは隠居のたわごとですが・・・

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盧武鉉前大統領 自殺をめぐる噂話

2009-05-28 15:37:28 | メディアから
少し古い話になるが、23日朝 盧武鉉前大統領が裏山から転落して死亡したと報じられていた。asahi.comは同日2009年5月23日12時7分と2009年5月23日13時2分に二本の記事を配信。12時7分の記事では現状と、大統領になった経緯、任期中の政治スタイル、特に北朝鮮に非常に甘かったことなどが、記載されているが、念のために全文を引用する。以下引用
「韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が死亡した。事故なのか、自殺なのかについて捜査が続いているが、つい1年余り前まで韓国の最高権力者だった盧氏は、多額の金品を後援者から受け取った容疑を抱えたまま非業の最期を遂げた。

 韓国政治を、良くも悪くも分け隔てる存在だった金大中(キム・デジュン)大統領の後任を争う選挙で、盧氏は当時の与党・新千年民主党(現・民主党)の中でも前評判は高くなかった。しかし、公認を勝ち取り、一気に大統領の座を射止めることができたのは、古い政治に飽き飽きしていた国民の「変革」を求める思いが、かつてないほど強かったためだ。

 盧氏の政治家としての信条は、国内外にある多くの対立の解消を目指すことだったが、直情型の政治スタイルはあちこちで反発も招いた。

 日米との間でも、首脳関係は時間がたつほどにぎくしゃくしていった。竹島(韓国名・独島)の領有権や靖国神社参拝問題で小泉首相(当時)との間は冷え切り、両首脳のシャトル外交もいったん途絶えた。

 南北関係では基本的に前政権の太陽(包容)政策を受け継いだ形をとった。分断以来2回目となる北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記との南北首脳会談を、退任間際の07年10月に実現させた。だが、そこで出された宣言には、00年にあった初の共同宣言に比べ、北朝鮮への経済協力がたっぷり盛り込まれたものだった。

 ただ最近、多くの韓国国民を落胆させたのは、盧氏のクリーンなイメージの失墜だった。政治とカネの問題が保革両陣営ともに切り離せなかった韓国で、盧氏は清廉さだけは誇ることができると見られていた。だが、古くからの有力後援者が脱税で拘束された後、多額の金品を盧氏の妻が受け取ったことが発覚した。盧氏が帰らぬ人となったのは、検察当局の判断が注目されていた矢先だった。(箱田哲也)」引用終り
13時2分の記事はソウルからの特派員電で、置かれていた現状などが報告されている。この記事も全文を引用する 以下引用
「【ソウル=稲田清英】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(62)が23日朝、釜山近郊の自宅近くで登山中に転落、病院に運ばれたが、死亡した。警察当局が確認した。盧氏は家族あてに遺書を残していたといい、自殺の可能性が高い。警察が詳しい経緯などを調べている。

 盧氏は大統領任期中の妻らの巨額の金銭授受疑惑にからんで検察当局から事情聴取を受けていた。韓国法務省は同日、「進行中の捜査は終了する見通し」と発表。真相究明は困難になった。

 捜査当局や韓国メディアの報道などによると、盧氏は早朝、警護担当者1人と自宅近くの山に登り、斜面を転落した。頭部に大けがを負い、午前9時半に死亡が確認された。

 大統領在任中に秘書室長を務めた側近は会見で、盧氏は岩の上から自ら飛び降り、家族あてに短い遺書を残していた、と明らかにした。韓国メディアは盧氏が遺書で、「ひどく苦しかった。恨まないでほしい」などと心境をつづっていたと報じた。

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は同日、「信じがたい。実に惜しく悲しい事だ」と哀悼の意を表した。

 不正資金疑惑の渦中にあった前大統領の自殺の可能性がある突然の死。韓国テレビ各局は特別番組で集中的に報道している。韓国社会にも衝撃が広がっている。

 盧氏は80年代に人権派弁護士として活躍。その後政治家に転身し、古い政治体質からの決別などを訴えて02年の大統領選で当選。03年から08年まで大統領を務めた。

 しかし退任後、大統領在任中に盧氏の妻らが有力支援者から計600万ドル(約5億6千万円)を超える金品を受け取っていたとの疑惑が浮上。4月末には包括収賄容疑の被疑者として最高検から事情聴取を受けた。盧氏は容疑を否認。最高検が来週にも最終判断する見通しになっていた」 引用終り

”自殺”当日のasahi.comには触れられていないが、nikkei net に依ると最高検の事情聴取が行われたのは4月30日であり、5月1日付けのnikkei netにも来週には「1日午後に聴取内容を検察総長に報告し、来週にも逮捕や在宅起訴などの可否を判断する考えだ。 」とされている。もう一度繰り返すと23日のasahi.comの記事でも、「最高検が来週にも最終判断する見通しになっていた」3週間も離れているのに同じ言葉が連ねられている。韓国当局は何か隠しているのではないかと疑りたくも成る
ここからは、勝谷誠彦視のメールの文章を引用しながら話を進める 以下引用
「最高検察庁は4月30日に前大統領を事情聴取したが、金慶漢(キム・ギョンハン)法相は23日『前大統領に関する捜査を終了する』と述べた」 近代国家ならば、前大統領が死のうがどうしようが、捜査を続けるだろう。
 これさいわいと捜査を打ち切ったということに、今回の出来事の本質があると、大マスコミはみんな知っていながら奥歯にモノが挟まったようなことを言っている

カネの「入り」の捜査をしているうちに「出」の先が北朝鮮の金豚だとわかったのではないか。あの豚は、カネをもらわないと絶対に人と会わない。金大中を尊敬している盧武鉉は平壌で金豚と握手をしたが、そのためのカネがどこから出たのか。
 金大中はあの朝鮮民族にとっては「歴史的」な握手のために5億ドルを払った。それでノーベル平和賞を買ったのである。
 そのための「装置」には現代グループを使った。しかし、財閥と一線を画することが売りだった盧武鉉にはそれはできない。仕方がないのでコツコツと集めた賄賂で資金をまかなったのだろう。だから渡したカネはヒトケタ少なかったに違いない。
 そう思えばあの金豚の仏頂面もわかるというものではないか

さらに勝谷氏は5月27日付けのメールで自ら妄想だと思ってもらってもよいと断りながら、下記のような記事を送っている
以下途中から引用
「盧武鉉が励んでいたのがただの一族を太らせるための贈収賄であれば、これまでの大統領たちのように逮捕しての取り調べとなっただろう。にもかかわらず逮捕できず、死をもって即座に捜査も打ち切らねばならない「韓国の謎」とは何なのか。
 そして盧武鉉の死に呼応するような北朝鮮の異様な反応はなぜなのか。
 私はそこに朝鮮半島のあまりに深い闇が横たわっているように思われてならない。アメリカの情報関係者などによると、盧武鉉時代の青瓦台はまるで北朝鮮の工作機関に乗っ取られたようだったという。アメリカが何か情報を渡せば、5分後には平壌の知るところとなった。実際にダミー情報を使って、アメリカはその「実験」をしたという。
 ときどき触れることだが、北朝鮮というのは金豚の独裁下にあるとはいえ「3つの権力」の上に乗っている。朝鮮労働党、軍、そして工作機関だ。盧武鉉を傀儡にしていたのはこの中の工作機関だったと考えていい。
 つまり盧武鉉時代の韓国はお互いの政府がおこなう「表の外交」とは全く違う「裏の外交」を盧武鉉側近の北の大物工作員と、あちらの工作機関との間でやっていた可能性が高いのだ。
 それが国際社会を裏切るものであったなら。更に言えば、北朝鮮の核開発を助長するようなものであったならどうだろう。韓国の国際社会における地位は間違いなく失墜、いや崩壊する。
 
 以下は私の想像である。妄想と思ってもらっても結構だ(苦笑)。
 盧武鉉時代、韓国国内には北朝鮮の核を歓迎する勢力がいた。その核は自分たちに対して使われるものではなく、もっとも脅威を受けるのが憎きイルボンだと思っていたからだ。ウリナラとして核を持っていることを誇りにすらしていた。
 こういうことは感情論だけで起きるものだろうか。水面下で核の技術なり材料なりというものが韓国政府によって北朝鮮に渡されていたという事実はなかったのか。
 開城の工業団地というものが、私には極めて怪しく思われる。団地の建設とともに鉄道の締結など「陸路での輸送手段」に北朝鮮は異常にこだわった。海上封鎖されても、中朝国境の生命線が細くなっても、南側が「開いて」いれば何でも入ってくる。
 韓国政府がグルであれば、たとえそれが核兵器の材料であっても、なのだ。
 26日の日記で私は、今回の核実験を主導しているのは軍だと指摘した。その後出てくる情報では主導どころか暴走であって、そこには金豚のコントロールも効いていないのではないかという見方もされはじめている。
 ひょっとすると、韓国が青瓦台に巣くう北朝鮮の工作機関を通じて軍に流していたものを、李明博政権がついに遮断する通告をしたのではないか。そして、そうした過去のすべてを闇に葬るためには盧武鉉の死が必要だったのではないか。
 北朝鮮の軍はその死を最後通告と受け取って核実験に踏み切ったのである。わざわざ核を使ったのは、韓国が流していたものがそれにまつわるものだと暴露するぞという、脅しだとは考えられないか。政治的判断からすれば金豚は止めたかっただろうが、あるいはもうそれだけの指導力が失われているのかもしれない。
 盧武鉉の死、北朝鮮の核実験を受けて、李明博政権は何か吹っ切れたように見える。
 <大量破壊兵器の拡散防止、韓国も全面参加/北朝鮮は反発>
 http://www.asahi.com/international/update/0526/TKY200905260138.html
 <韓国政府は26日、米国が主導する「大量破壊兵器の拡散防止構想(PSI)」への全面参加を発表した。25日の北朝鮮による核実験を受けた措置。北朝鮮は「韓国が全面参加すれば、宣戦布告とみなし、即時断固たる対応措置をとる」と警告しており、北朝鮮の反発は必至とみられる。>
 北朝鮮はここへきてしきりに開城の工業団地の閉鎖をちらつかせている。苦しい国家財政からすれば、あそこは宝の山のはずだ。それを閉鎖するのは「入り口」としての利用価値がなくなり、そうであれば逆に資本主義的な悪弊が入ってくるデメリットの方が大きいと考えたからかもしれない。
 いつもの陰謀史観と笑ってもらえればそれでいいのだが、盧武鉉の死、核実験、開城の工業団地閉鎖、という出来事をつなぐのが「南から北への核の闇」だと思えば、いろいろなものが見えてくる気がするのである。
 平壌が陥落した時、あるいは何十年後かに韓国の公文書が公開される時にすべては明らかなるだろう。いや、韓国はその文書さえ残さないか。もし本当にそんなことがあったとすれば、国際社会に対するこれほど手ひどい裏切りはないのだから。」  引用終り

自分にはこのことを判断する材料は全くない。
しかしnetで「人民網日本語版」や「中央日報」を読んでいると、中国と韓国の考え方の違いがなんとなく見えてきて、勝谷氏の考え方にも一理あるように思えてきます ひょっとしてひょっとするのかな・・・・・・





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イベント第三弾 紫陽花が咲き始めています

2009-05-28 01:22:10 | メディアから
我家の蔓バラの季節が終わりました。アーチに咲いたアンジェラやアイスバーグはもちろん、ピエール・ド・ロンサーンもたった一輪を残して終わっています。アーチでは、沢山付いていた花がらを全て切り落としました。今年咲かせてみて、少しどのように選定すればよいか判ったような気がします。出来るだけ隙間を空けてあげないと、バラが細くなってしまいます。一年の経験では不足で、もっと研究が必要ですが・・・ これから咲くのはレディーローズや朱色・殆んど白いクリームいろ・淡い紫色など、ただバラとしか表示していなかった、5本くらいが咲いてくれるでしょう。しかし、主役は紫陽花に移りました。我家の庭には、額紫陽花が5本くらい、墨田の花火系がこれも5本くらい、それに昨年手に入れた柏葉紫陽花が2本、もう一種類、アナベルも特徴ある花を出し始めています。いずれも、奥方好みの紫陽花です。2・3日前の雨の中、咲き始めています。
例年この花が一番早く咲き始めます
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さいたま市 清水市長誕生

2009-05-24 23:18:30 | 我が家の庭
今日行われた埼玉市長選挙で、民主党の推薦した清水氏が断然の強さで、現市長を破り、当選を果たした。素人が見ても変だと思ったのは、なぜ相川現市長が出馬したのかと言うことだった。浦和市長を3期、さいたま市長を2期こなし、今回通算で言えば、6期目の出馬である。二期8年もやって何が不足なのだろう。さいたま市が誕生した時、当時の大宮市長も埼玉市長選に出馬しており、自分は元の大宮のために働くと公言していた。それを聞いて我家では、もし当時の新藤大宮市長がさいたま市の市長になったら浦和は大変なことになると、ささやかながら相川氏への応援に走ったものだった。今回は民主党としては、見沼選出の自民党元県議清水氏を推薦。それまで応援していた相川氏と袂を分った。そこで相川氏は自民党の県支部の応援を受け、公明党にも推薦を依頼し、公明党も相川氏を推薦した。二重・三重にねじれているので、自分としては誰に投票したらよいか、全く判断が出来なかった。しかもここの選挙区の民主党議員は相川市長を応援しているらしいし・・ 決定したのは21日。日課の夕刊紙を買いに駅まで行くと、枝野議員が民主党のステッカーを貼った軽自動車の屋根の上で、一人で演説していた。当然、清水候補の応援ですが、清水候補本人には気が付きませんでした。とにかく選挙の応援演説を街頭で聞くことなぞ一度もありませんが、なんとなく立ち止まり、それでも10分以上、演説が終わるまで聞いていました。 。
演説を聴きながら、周りを見ていると立ち止まって聞いている人は広場にパラパラと20人もいたでしょうか。殆んどの人は、チラッと、視線を投げかけ通り過ぎて行きます。きっと今までの自分もそうだったんだろうと反省させられました。
枝野氏は演説が終わると周囲にいた支援者や、握手を求める人と握手し、分厚い黒の鞄を下げて、一人改札口へ向かって行きました
自民党や公明党のように、特定の利益を代表する政党なら、ある程度の塊を認識できるでしょうが、今回のように一般民衆を相手にする時は、指の間から流れ落ちる砂に対するような気分になるのではないでしょうか。それでも、いつの間にか、投票した人の4割近くの気持ちをつかめるのですから、政治家とは大変な能力の持ち主なのだと、改めて感心しましたね。もちろんおばかな世襲議員もたくさんいるのでしょうけれど・・・・ 
清水新市長おめでとうございます。数年経ってみたら、いつの間にか、議会の多数派に取り込まれていた。なんてことの無いようにお願いをしておきます


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菜園つきアパート(メゾネット)

2009-05-22 23:10:44 | 生活の中で
建てて30年近く経つ、小さなメゾネットの一軒が空室になった。皆さん永く住んでおられるので、大家である自分も今回始めて中に入った。もちろん水周りを含めて大規模なリホームを行ったが、何より注目したのは庭だった。二坪くらいのスペースだが、今までの人はそこを草ボウボウにして、周りの方に迷惑をかけていたらしい。若い人に見せると、これだけのスペースがあるなら、ミニ菜園付きで宣伝すればどうですかという。なるほど、ベランダ菜園が人気だと言う。プランターに植えるよりも地面に植える方がよく育つはず。早速庭を菜園に統べく、開墾を始めた。雑草を抑えるために殆んどのところに敷石として、レンガやセメント坂が敷かれている。しかしそれらの間から笹や、どくだみが顔を出し敷石が見えなくなっている。敷石を剥し、縦横に伸びている根を掘り起こしてゆく。狭い場所だが、初めての作業でもあり、4日間かけて、二坪弱の菜園を造成した。形を実感できるように明日には周囲には玉蜀黍を植え、枝豆やナスで菜園を演出しておこうと思う。
都会のど真ん中での菜園作りなど、めったに出来ることではありませんが、今回の件で驚いたことがあります。苗を準備したり、雑草を抑えるマルチフィルムを何処で買うかと言うことに成った時、JAの売店が、お寺の前にあることを、奥方ともども二人して思い出しました。ホームセンターへ行けば苗などを売っていることは知っていましたがJAならば農家のプロのショップです。苗も資材も十分に揃っていると、思うのは当然ではないですか・・・ 何と、そこには何もありませんでした。野菜類にしても見るからに元気のない野菜が数種類パラパラと置かれ、値段は街の八百屋で購入する方が数段よいものが手に入ります。あきれ果てて、一分間で退散しました。
いつも行っている中尾のエッサンで、苗を購入できました。週末に向けてたくさんの新しい苗が店頭に並べられていました。マルチフィルムにしても、JAでは取り寄せだと大威張りしていましたが、ここでは、3種類。長さの違うのを含めれば6種類ものフィルムが並べられておりました。これを見ていると、懇意にしている工務店の旦那が、近頃は専門の建材屋が潰れてしまい、注文が来ると、自分たちもエッサンで資材を手配しているとの話が実感を持って理解できました。
もう一つ、JAの場合、きっと赤字のあの店の費用は何処が支払っているのでしょう。ひょっとして、農林水産省の膨大な予算の中に、流れる仕組みがあるのでしょうか。我々の税金で。そういえば、そこの女性職員の態度はどう見ても、昔のお役人でしたね・・・

ここでちょっとPR.ここなら、家庭菜園やガーデニングが都会のアパートでも出来ます。土いじりの好きな方なら、必見だと思うんですが・・・・
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メディアの小沢一郎嫌い

2009-05-21 00:07:47 | メディアから
5月20日発行の日刊ゲンダイの一面と二面を使って「小沢一郎をめぐる謎」、「なぜ彼は大マスコミの記者たちに嫌われ批判されるのか」、「鳩山民主党居抜人事体制の中で、彼はなぜ自分から代表代行就任を望んだのか」そして最も大きな六段抜きの見出しで「彼と検察の戦争はどうなっているのか」とある。さらに二面の見出しには小沢・鳩山VS大マスコミの最終攻防」 大マスコミの小沢叩きは最後のあがき』とありそのほかに3段の黒抜きで「取材にまともに答えない小沢は許せないのか』さらに『選挙のたびに小沢一郎の力は肥大化していく』と見出しは続いている
見出しを見ればおおよその予想はつくが、記事の始まりは次のように始まっている。以下引用 
「なぜ、小沢一郎はかくも大マスコミの記者から嫌われるのか。 中略 とにかく、大新聞・TVの小沢たたきの執念深さ、これはちょっと尋常ではないのだ。  中略   鳩山新代表が誕生すれば、「小沢院政」「小沢傀儡」と書き立て、中略 当然、小沢が選挙担当の代表代行になった人事も面白かろうはずもなく、「なぜ辞めた人が筆頭代表代行なのか」(民主党幹部)と言う声を拾って、『鳩山は危うい』と盛んに書く。立大教授の服部孝章氏は 中略 「政治家としての失敗や欠点、問題点を指摘した上で批判するのならいいが、そうではない。旧田中派出身の小沢氏は古いタイプの政治家だと決めつけ、小沢排除こそ改革の出発点のように書くわけです。小泉改革の時に、さしたる議論もしないまま、新自由主義こそがバラ色だと決め付けた論法と似ています』日本のメディアは時に、こうしてエキセントリックになる。 中略 大マスコミには検察が加担し、霞ヶ関も応援団に加わる。小沢=鳩山VS大マスコミ、検察、官僚、自民党と言う大バトルだ。
  中略   小沢はもともと新聞記者なんか馬鹿にしているところがある。だから、くだらない質問には答えないし、勉強不足の記者は無視する。 中略 大連立が頓挫し辞任表明した会見では『朝日、日経を除いて、自民党の情報を垂れ流した世論操作だ』とばっさり。『私を政治的に抹殺し、民主党のイメージダウンさせることを意図した誹謗中傷報道』とまで言い切り、読売や産経を激怒させた。 中略 小沢の知恵袋といわれる平野貞夫氏はこう言う。『小沢氏は記者クラブ制の廃止や再販制度の見直しを唱えていますが、それだけではなくて、社会全体を大きく変革しようとしているのです。これが既得権益の恩恵にあずかっている新聞・TVには気に入らないのです。小沢一郎への企業献金が問題になったが、大マスコミだって、与党に偏った報道という”企業献金”をしているようなものだと思う。その代わり大マスコミの幹部は政府の政策決定に関与させてもらい、経済的な恩恵も受ける。こうした構造を変えることが出来るのか。全ては政権交代に掛かっている』 中略 極秘に代表辞任の準備を進め、その間、反小沢勢力を黙らせ、辞任発表。電光石火で次の代表選を決めた上に、鳩山代表就任後の人事は新聞社の世論調査の締め切りを待つしたたかさ。案の定鳩山の支持率は高く出て、その後、発表になった小沢の代表代行就任はすんなり通った。全ては計算ずく。先手先手の策略。 中略 ここで小沢の息の根を止めておかないと、社会システムを大きく変えられてしまう。戦後60年、既得権益というぬるま湯につかってきた企業は裸で放り出されてしまう。大マスコミの小沢叩きは、こうした恐怖の裏返しであり、最後の悪あがきでもある。彼らも必死なのだ。 中略 次の総選挙が天下分け目の戦いになるのはもちろんだが、来年夏には参院選が控える。恐らく、次の総選挙で政権転落をするであろう自公が捲土重来を期す態勢を整えられればいいが、無理だ。散り散りになり、右往左往で悶絶する。そこに参院選が重なる。シタタカな小沢のことだ。衆参ダブル選挙を仕掛ける可能性もある。そんなことをやられたら、自公は一巻のオワリである。『小沢が選挙担当の代表代行にこだわったのは、今後、重要な選挙が立て続けにあるからです。そのとき、公認権とカネを握っている小沢は絶大な権力を握ることになる。ただの選挙担当ではなく、党の正式な役職である代表代行のポストを求め、さらに筆頭格にさせたことに小沢の凄みがあるのです』(永田町関係者)今後、選挙があるたびに小沢の力は肥大化してゆく。今、一番、青ざめているのは検察かも知れない。西松事件を追ってきたジャーナリストの横田一氏はこうみている。『代表辞任記者会見でも潔白を主張した小沢氏は、今後も検察と対峙していくと思います。一方、検察側にはカードがない。何かあれば秘書を再逮捕するだろうし、注目される談合の斡旋は、2005年以降、業界が自粛したので、もう時効。強引な逮捕をした検察も、その検察リークに踊らされた司法記者も、小沢氏の逆襲に遭いかねません』だから、今、小沢はコテンパンに叩かれる。有権者はこうした背景もみておいた方がいい。」  引用終り

小沢氏が清廉潔白だとも思わないが、自民党を離党して十数年。自らの理想を追い求めてきたことに異論を挟む人は少ないと思う。自民党に居ればとっくに総理になっていたであろう。あえて苦しい野党から政権を目指す、小沢氏にロマンを見るの
は自分だけだろうか。
それだけに今回の検察の政治介入と、その尻馬に乗るメディアの小沢たたきに、怒りを禁じえない。
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「ラデュレ銀座」 に寄ってみました

2009-05-19 19:20:11 | 生活の中で
久し振りに奥方と日本橋と銀座の百貨店へ行ってきた。9時16分に浦和南ICから首都高に乗り、江戸橋ICで降りたのが9時42分。途中一切混雑することなく、スムースに移動できた。道路は特に車が少ないわけではないが、全体がスムースに流れている感じであった。開店直後の百貨店の中は静かでエスカレーターなども、みんなゆったりと乗っている感じであった。
今日の最大の目標はウォーキングシューズ。普段ビジネスシューズを履かなくなって9年。以前、履きなれていた靴も、足の形が変わったのか(幸い体形は変わらないが)履くと、痛みを感じて愕然とする。ウォーキングシューズなら履けるので、奥方が心がけてくれていたのです。友の会や、資生堂に寄ってから、ナナさん情報によって銀座に向かう。日本にはじめての出店と言う「ラデュレ」。そこのケーキが今評判になっているというのです。12時少し前に入り軽く昼食を取ることにしました。サンドイッチとオムレツを奥方と分け合い、そのほかにマリーアントワネットなる名前の付いたハーブティーを注文しました。サンドイッチにもオムレツにも「××ラデュレ」という名前が付いていましたから、店を代表するメニューだと思います。それぞれが非常に複雑な味わいを出しており、さすがという味を出しておりましたが、はてさて、自分の舌は味をどのくらい判別できるのか、奥方の評価も聞いてみたいところです。しかし、若い人はこんな店の開店情報を何処から見つけてくるのでしょう。インターネットの検索は、何を検索するかわからなければ何も教えて呉れません。不思議です。
四丁目の交差点を上から見ていても、マスクをする人はちらほらです、いつまでこの状況は続くのでしょうか。神戸・大阪で発症しながら、東京で〇と言うのは信じられません。まさか東京は知事か誰かの一声で、情報隠しをしているのではないでしょうね・・・
帰りも江戸橋ICから首都高へ。戸田南で降りて、我家に着くまで、50分ほど。この空き具合はなんなんでしょう・・・・・
写真は昨年植えたピエールド・ランサーンです。驚く程 沢山の花を付け、元気に咲いています 
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水際での騒ぎはなんだ!! 新型インフルエンザ

2009-05-18 00:24:10 | メディアから
「新型インフルはすでに蔓延?」と題したBLOGが紹介されていた。以下一部を引用してゆく
「神戸と大阪の高校3校で、新型インフルエンザ感染者が続々と報告されている。これまでの政府は、渡航歴があり、なおかつ発熱している患者に対してのみ新型ウィルスの検査を行うように通達を出してきた。
それゆえ、学校などで“インフルエンザ様症状”の患者が多数出ても、「季節性」として扱われてきたわけだ。さて実は、国立感染症研究所の感染症情報センターから驚くべきデータが報告されている。『インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)(平成21年5月3日~5月9日) 平成21年5月15日作成』と題されたPDFファイルである。
このファイルでは、5月3日~5月9日の期間中に全国の保育園、幼稚園、小学校、中学校から報告された学校閉鎖、学年閉鎖、学級閉鎖、および患者数のデータが表にまとめられている。この表の一番下には、「昨年同期」との比較がある。
今年の5月3日~5月9日の期間中に学校閉鎖、学年閉鎖、または学級閉鎖を実施した教育施設数は全国で40校ある。全国で40校なのでたいしたことないように見えるが、前年度の同期間中は0校だったのである。
さらに、この期間中の患者数は全国で879人。これも前年度の同期間中はゼロだった。
記のデータには高校が含まれていないわけだが、今回の新型インフルエンザは(理由は今のところ不明だが)高校生が特に感染しやすい傾向にある(米国でも高校の学校閉鎖が相次いでいる
首都圏で患者が出ていないのは奇跡というほかない。というか患者はいるが報告されていない可能性、もしくはいきなり報告するとパニックを招いたり、東京の首都としての機能が阻害されたりするおそれがあるとして情報を“統制”している可能性すらあるのではなかろうか。いきなり首都圏で多数の患者を報告するのではなく、まずは震災の経験で危機に対峙することに慣れている神戸から小出しに報告していくことにしたのではないか、と疑いたくなる。
舛添大臣は「新型インフルエンザの初の国内発生確認を受け、16日、省内で緊急に記者会見し、“地元自治体と万全の対策を取る”」と述べたそうだが(引用元)、そもそも“万全の対策”などあるのだろうか。少なくとも、感染を阻止するための“万全の対策”はもう存在しないように思える。
季節性のインフルエンザでは国内だけで毎年1万人ほどの死者が出ているらしい。その多くは高齢者である。
しかし、今回の新型インフルエンザに関しては、今のところ高齢者が重症化したという話が(米国からも)ほとんど聞かれない。患者の多くは若年層である。
仮に免疫があるとして、その免疫が機能するのも健康体の場合だけだろう。実際、メキシコや米国からの報告でも糖尿病などの基礎疾患を持っている人が感染した場合に重症化する傾向があるとされている。
これから新型インフルエンザによる死者が増えるシナリオが1つ考えられる。病院内での感染である。
慢性患者が入院している病棟への人の行き来はかなり多い。新型ウィルス患者が出た大阪茨木市の私立高校では、GW中に海外に渡航した生徒については症状がなかったことから、新型インフルエンザの疑いを持たなかった、と校長が話している。

先ほどのインフルエンザ様疾患発生報告(第25報)5/3~5/9の東京・神奈川・千葉・埼玉患者の発生状況を見ると報告されているのは千葉と神奈川で学級閉鎖が一クラスづつ、患者も合計で32名に過ぎない。ところがこれが大変な欺瞞で、東京都は一切の報告がなく、千葉市と横浜市も報告がなされていない。ただし、この報告書には高校や専門学校は含まれていないので、神戸市や、大阪市での患者発生は0である。
念のために記しておくと、21年5月15日に発表されたインフルエンザ様疾患発生報告(第25報)の発表元は、厚生労働省健康局結核感染症課である。
PDFファイルを見てみたが、突起事項的な記載は全くなく、数字が羅列されているのみであった。
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新型インフルエンザ 猛威!!

2009-05-17 22:48:46 | メディアから
神戸の高校生に発生が確認された新型インフルエンザは、広がり様は非常に早い。と言うより厚生労働省の怠慢がいつの間にか事態を悪化させたのではないかと疑いたくもなる。
第一発生地の神戸から発信されていると言う「新小児科医のつぶやき」成るブログに依ると、「神戸市新型インフルエンザ対策本部」から16日、FAXが11:42と23:21の二回に渡り医療機関等に流されていると言う。そのFAXを転載させていただく
URL: http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/
「爆心地情報 12:44 5/16 11:42時点の最新Fax情報です。

神戸市新型インフルエンザ対策本部決定事項
神戸市内における新型インフルエンザ感染が否定できない患者の発生により次のことを決定する。 いずれの対応も当面7日間(16日(土)から22日(金)まで)とする。
1. 第一学区(東灘区・灘区・中央区・芦屋市)の幼稚園・小学校・中学校・高   校・特別支援校は休校とする。私立学校・大学には休校を要請する。県立高   校については、その旨県に要請する。芦屋市にもその旨要請する。
2. 第一学区の学校は、修学旅行を延期する。(私立学校にもその旨要請する
3. 第一学区の保育所・デイサービス・デイケアなどの高齢者通所介護施設・障
   害者通所施設などは、休所・すでに来所された方の迎えをお願いする。
4. 第一学区の神戸まつりについて、土曜日(16日)は中止する。日曜日(17    日)、複数の感染が疑われるため中止する。
5. 市関係の公共施設は、入り口で衛生管理を呼びかけ開館する。(民間施設    は、注意を呼びかける)
6. 市民への広報は、    
   
    不要不急の外出を自粛    
    手洗い・マスクの着用    
    病院に行かずに、まず発熱相談センター(078-335-2151)に相談するこ     と
7. 一般相談窓口の新設(078-322-5000)
8. 発熱相談センターの改選数を増やし、24時間対応をします。
9. 市役所業務は継続する

医療機関に対しては同じFaxで

診察時には必ずサージカルマスクの着用をお願いします。(神戸市医師会が保有しているサージカルマスクの緊急配布については各区医師会経由で配布する予定であります。配布方法につきましては追ってご通知いたします。)
新型インフルエンザの疑いで発熱を有する患者につきましては、神戸市発熱相談センター(電話 335-2151)へ連絡していただきその指示を受けていただくよう指導願います 」  

さらに17日付のBLOGでは16日23:21受診のFAXを中心に、次のように記述されています 以下引用

「事態は拡大しているようで、大阪でも発見されていますし、これから各地で掘り起しが進むとも考えられるので、PCRの検査処理能力に応じて発見情報が増える可能性を危惧しています。
とりあえず5/16付け(23:21受信)神戸市医師会新型インフルエンザ対策緊急会議を情報提供とします。

『 神戸市灘区の県立神戸高校の生徒3人の検体から、新型インフルエンザウイルスが検出され、遺伝子検査において確定されました。  本日の標記会議では、バレー部の対外試合で他区の高校にも伝染している可能性が高いことを示す事例に関しても発言がありましたが、現在のところウイルスの証明がなされていないことを理由に第一学区のみの休校となっていますが週明けにも休校範囲が拡大する可能性があります。  
また、もう既に感染はかなり広がっていると考えられるので、通常の季節性インフルエンザと同様の対処としてはどうかの意見もありましたが、
現時点においては以前からの取り組みどおり別紙の「新型インフルエンザ受診相談の流れ」に則って対応することが決定いしたしました。  
色々と説明したい細々したことがあるのですが、各区での対応に齟齬が生じてはならないので神戸市医師会からの見解を待つよう指示されていますのでご了承ください。  
もし色々な理由でインフルエンザが疑わしいのに発熱外来に送ることが出来ず、先生が自院でインフルエンザの簡易テストを含めた診察をされる場合は、必ず先生のみならず、看護師、受付を含め全てのスタッフがマスクをすることが必要です。
これだけはお守りください。  
神戸市医師会からの指示がありましたら休日でも連絡いたしますので、ご留意下さい。』
そしてこのBLOGの著者は、いつ普通のインフルエンザ対策に戻すのかと問い、特にその政治的な側面を詳しく論じている。著者に了解は得ていないが、この意見に共感を強く覚えるので、全文を転載させていただく
「今回の新型インフルエンザ対策の最終問題は、このFaxにもある、  

通常の季節性インフルエンザと同様の対処としてはどうか

これにいつ移行するかのように感じています。非常に難しい決断であり、この決断には医学的評価と政治的判断の二つの要素があります。医学的評価はこの新型インフルエンザの病原性(毒性)の高さが問題になります。
現在の評価は季節性よりやや高いというのが得られています。数値としては微妙なんですが、季節性であれば死亡率が0.1%以下とされていますが、今回の新型は0.3%ないし0.4%程度と考えられています。
この評価をどの時点で取り入れるか、また取り入れたときに季節性より高い分をどう考えるかの評価が必要になります。

政治的判断は医学的評価と微妙に絡み合いますが、現在は「どうやら」季節性より数倍の毒性がありそうなので、厳重な体制を継続するか、季節性より数倍しか高くないので、通常の診療体制での対処にするかの判断です。季節性より高いのは「どうやら」間違いないようなので、厳戒態勢を解除し、必然的に生じる死亡者の発生時の世論に政府が耐えられるかが政治的判断になるかと考えています。
政治的判断は微妙な流れの上に展開しています。当初のメキシコ発の情報では
ついに強毒性の新型インフルエンザが発生したと多くの者は考えました。それを信じさせる死者数であったとも考えています。
WHOもその情報の上で判断していますし、WHOの判断に政府も基本的に従ったと考えています。
この判断は誤っていないかと考えます。あの時点で「弱毒性だろうから心配ない」とは誰も言えなかったと考えます。 WHOの判断を受け入れた政府は、かねて鳥インフルエンザ用に準備していた対策を発動します。
水際作戦の是非が論議されていますが、発熱外来も含めて、あらかじめ準備されていたガイドラインに副って対策が展開される事になります。ここまでは問題なかったかと思っています。
会議室で事前に考えた案と、現場の実情の乖離は発生しましたが、これも初めてですから致しかたないと考えています。
現在の問題は感染が北米を中心に拡大した結果得られた毒性の評価です。全部調べつくしたわけではないのですが、政府が準備していたのは強毒性の鳥インフルエンザ対策だけのようです。責めるわけではないですが、毒性の強度に応じた対策を持っていたわけではどうもないようです。
もちろんそこまで求めるのは贅沢すぎるかと思っています。 当初判断が強毒性の可能性ありでしたから、まずそこから始めたのは良いと思いますが、状況の展開によりそこまでの毒性が無い事が確認された時にどうするかの問題が現在だと考えています。
事前の準備が無い問題ですから、当局者の臨機応変の対応能力が問われる局面になっていると考えています。おそらく準備されていた対策も「そうなれば、その時に考える」であったと考えていますし、そういう考え方は現実的と考えてもいます。 政治的判断に際し問題になるのは、 それでも「安心」を求める国民世論をどう判断するか 連動しますが、統計的に必然として生じる死亡者報道にどう答えるか とりあえず今の厳戒態勢のままにしておけば、新型インフルエンザに対する政治評価として傷は付きません。
一方で厳戒態勢の継続は医療にも、国民生活にも大きな影響を及ぼします。医療的には発熱患者をすべて発熱外来で対応し続ける事への無理です。
たとえば小児科患者の多数はそもそも発熱患者ですから、渡航歴の縛りがなくなれば、どっと押し寄せます。長期間対応できるかの問題は必ず出てきます。
現在神戸では休校措置が行なわれていますが、週が明けて感染者数が拡大すれば、それこそ「いつまで」休校措置を継続するかの問題が出てきます。休校措置を感染拡大防止のために行なうのは良いのですが、社会生活にはボディーブローのように効いてきます。
身近で目に見える影響として、働く女性がどこに子供を預けるかの問題が出てきています。1週間程度ならなんとか踏ん張れても、これが2週間、3週間と続けば悲鳴が上がります。働く女性が職場から離脱していけば、経済の問題として出てきます。
また厳戒態勢の継続は消費生活にも影を落とします。厳戒態勢の継続は人の動きを抑制しますから、景気の悪化に拍車をかける事は十分に予想されます。とりあえず観光産業が大きなダメージを受けるだろう事は誰でも思いつきますし、消費生活全般に落ちるだろう事も素人でも予想が付きます。
どうにも続けるのも悪影響がありますし、やめるのも問題が生じる危険性をはらんでいます。しかし厳しい事を言うようですが、こういう時に指導力を発揮するのが為政者の務めとも言えます。為政者が指導力を発揮し決断しなければならない局面に差し掛かっているんじゃないかと考えています。
難しいのは理解します。国内感染が拡大局面で対策を後退させる事への反発は容易に予想されます。 国内感染が拡大する局面では「さらに厳重な対策を」とするのが政治的定石ですから、これに反して緩和の方針を打ち出すリスクは計り知れないものがあります。ただリスクを恐れて対策を強化継続すれば、「いつまで」問題がぶら下がります。
まあ、それでもなんですが夏になれば嫌でも終息する観測も十分ありますから、そこまでの政治判断もあります。ですから現時点ではリスクを冒さないかもしれません。
全然関係ないことを最後に思い浮かんだのですが、現時点では関西に集団発生しています。これが東日本、とくに東京にも波及すれば、国会もマスクで論戦になるでしょうね。記者会見も当然マスクになります。
またテレビ放送はどうなんでしょうか。バラエティ番組でよくある、笑うための客と言うか参加者がいますが、あれもマスク付きにする必要が出てくるように思えます。当然、出演者もマスクです。社会的影響が大きなところですからね。
ここ1~2週間の動きに注目されます。
とりあえずうちの診療所は全員マスク着用で臨みますが、大多数が発熱外来に行ってヒマなのか、そうでないのかは蓋が開いてから実感させて頂きます。








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全てを鳩山代表に一任を・・・ 

2009-05-16 22:00:17 | メディアから
今日のパックインジャーナルの会話の中で、何度も交わされていたのは、長期政権の崩壊する時には、「権力を持つものは何でもやる」と言う言葉であった。戦後60年権力の交代がない国は、中国と、北朝鮮と、日本しかないと。官僚出身のコメンテーターは、例え民主党が政権を取っても、官僚は民主党政府には協力しないだろうと言っていた。それは90年代に細川政権が成立した時、その政権があっけなく崩壊し、その政権に協力した官僚が役所の中でつまはじきされたトラウマがあるからだと言う。民主党は政権を取れば中央省庁の局長以上の人間に対して辞表の提出を要求することを定めている。役人が何としても政権交代を阻止したいと言うのは、警察・検察を含む司法官僚も例外ではあるまい。小沢秘書逮捕を見てもあそこまで政権交代つぶしを露骨に行ったことは、戦前、政友会と民政党だったか二大政党が対立していた時あったと歴史の何かで読んだ事はあるが、大正時代のそれに匹敵する事件だろう。その後議会は力を失い、軍部独裁の時代に突入、支那事変から太平洋戦争に繋がる国を滅ぼす道を辿る事になる。
民主党の代表選挙は幸いにも鳩山代表に決まったが、もし岡田氏が選出されていたら、民主党代表に対する検察の第二弾が準備されていると、あちこちで噂されていた。それは岡田氏の実家、岡田家の創業したイオングループが、西松建設と深いかかわりを持ち、数十のイオングループの店舗を西松建設に建築させ、西松建設の本社にも特捜部の捜査が入り、膨大な資料が検察に押収されていることから出ている噂らしい。しかし小沢氏の公設秘書を逮捕したにも関らず、また膨大な量のリークにも関らず、結局、あえて言えば駐車違反で2ヶ月以上逮捕・拘禁することが正義なのか、非常に疑問に思う。なぜ二階は、なぜ森は、なぜ伊吹は????
とにかく4ヶ月以内には選挙があります。ただずるずると、奈落に引きずりこまれるのではなく、チャンスはあるのです。番組の中でも言っていましたが、一度政権を取ったからといって官僚が従うわけがありません。来年の7月には参議院の選挙があります。衆・参同時選挙も想定されると、話されていました。
そんな中、岡田派の誰かが、岡田氏のポストが軽ければ受けず、徹底抗戦すると言っているそうです。その程度の人間しか民主党にはいないのでしょうか。政治屋ではなく、政治家を今ほど必要とすり時はありません。人事などで揉めないで下さい。切なる願いです・・・
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民主党代表選の日程

2009-05-14 23:32:31 | メディアから
民主党の代表選の日程が16日に決まったことに関し、メディアの評判がよくないらしい。土曜・日曜を挟めば、その2日間はメディアを独占できるのに、その機会を、みすみす見逃した。と言うのがその主張らしい。そして前原に代表される、反小沢と称する議員の意見だけを麗々しく取り上げて、今にも民主党が瓦解するような構成にしている。
しかし、考えてみると、TVはもとより、全国紙と評される大メディアは、民主党の、惹いて言えば国民の味方なのだろうか。民主党は記者クラブを廃止すると言っている。今メディアが国民の信頼を失ったのは、記者クラブに代表される既成権力に安住し、自らが問題意識を持ち取材する努力を怠ったことが主因ではなかったか。そんなメディアが民主党に対してどんな紙面を作るか、誰でも想像が付くではないか。妨害をさせないためにも16日の選挙は当然ではないかと思える。議員の中には選挙区に帰って、みなの意見を聞いてなどと言っていた議員が居たやに聞く。議員の日常は常に選挙民と共にあるのではないか。そんな議員に限って、小沢下ろしに励んでいたのではないか。今何が最も必要なことなのか考えて欲しい。日本にとって、最も必要なこと、それはよどんだ、無責任な権力構造を打破することではないのか。それを小沢で行おうとしていたら、検察の政治介入により、小沢では出来なくなった。本来自分は、小沢が続投すべきだと考えている。しかし、常軌を逸したメディアの小沢バッシングにより、選挙にも影響が及びかねない状況になっている。もう一度繰り返す。今、日本にとって最も重要なことは何か。民主党が一体となり、総選挙を戦うことしかない。そして政権を奪取することしか、国民の負託にこたえるすべは無い。
TVや大新聞の世論誘導策に依らず、自身で考えましょう。そして4ヶ月以内には必ず行われる総選挙は、必ず投票しましょう。例えどんな結果が出るにせよ、自身が参加した結果ならば納得できますから・・・
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薔薇のアーチ 満開宣言です

2009-05-14 22:50:49 | 我が家の庭
アーチの薔薇が満開になっています。アイスバーグに比べてやや遅く咲き始めたアンジェラは、この3日間で殆んど咲きそろいました。勿論、桜とは異なり、全てが開花しているわけではありませんが、感覚的には満開です。アイスバーグのほうは、アーチと言うより、カリンやオベリスクに絡めた方が先に咲き、今日の強い風に花びらが舞い散っています。アーチの部分も一斉に咲き始めています。昨年植えたピエール・ド・ロンサーンは沢山の蕾を付け、蕾の重みで枝が垂れ下がらんばかりの勢いです。一部支柱を建て、支えていますが、もっと増やす必要がありそうです。2月に施肥した有機肥料の影響かそれぞれの花が大きくきれいに咲いていますが、花を支える部分が花の大きさに比例していないので、今後の研究課題になっています。ミニ薔薇の鉢も、花の数は昨年の2・3倍になっています。奥方の植え替え作戦の大成功です。鉢の大きさと植えた土の選択が成功したと思えます。地植えのバラにも適用しようと思っています。
秀明菊も大きくなってきています。咲くまでにはかなり時間が掛かりそうですが、この調子で伸びれば、花は道路からも見られる高さになると思われます。4月の藤・5月のバラ・6月の紫陽花に続く9月の秀明菊が実現しそうです。そして10月にもう一度バラ・12月にイルミネーション。そうそう、7月8月には、ブルーベリーの収穫があります。今年も実の成る予感はありますね・・・
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官僚が民主復活を怖がる理由

2009-05-13 22:24:22 | メディアから
13日付の東京新聞特報面に、こんな記事が載っている。そのリード記事に曰く。
「『小沢城・落城』。十一日の小沢一郎・民主党代表辞意表明に戸惑っている人々がいる。民主党を天敵とみなし、小沢氏の秘書逮捕以来のドタバタにほくそ笑んでいた霞ヶ関の官僚たちだ。民主党が新代表を選び、政権を奪取したら、政治任用制というキャリア官僚が真っ青の制度が導入され、官僚が嫌がる法案も次々に出されるのではーー。不安は尽きないのだ。以下、『官僚が民主党復活を怖がる六つの理由』
① 幹部の政治任用
  キャリア「うまみ」が激減
② 厚労省は炎上?
  年金・薬害追及され続け
③ 取調べ可視化
  弁護士と組み「全面」主張
④ 裁判員制に注文
  「制度そのもの見直す」!?
⑤ 「共謀罪」も阻止
  修正案で与党をほんろう
⑥ 人権期間の管轄
  法務省から切り離し狙う
①に関しては、05年の衆議院選挙で、幹部職員に辞表を提出させ、民主党政権に忠誠を誓う人だけを省庁幹部にすると公約。現在も政権公約に引き継がれている。
②に関しては長妻昭議員から、年金保険料未納や、年金記録改ざん等を立て続けて追及され、菅直人議員からも、薬害肝炎問題などで、その姿勢を攻撃されている。
③に関して、民主党は捜査当局が猛反対する法案も国会に出している。07年6月に議員立法で提出した「取調べの可視化法案」だ。捜査当局や与党との最大の相違点は、録音・録画する対象が「全面」である点。
④に関しては、民主党内の裁判員制度関連プロジェクトチームも全面可視化実現を盛り込んだ意見書を出し、依然として制度に注文をつけている。
⑤に関しては小泉政権下の06年強行採決に王手を掛けたが、民主党が修正案を提出、関連省庁の足並みの乱れを誘い、法案成立は阻止された。修正案という「撒き餌」で与党を吊り上げてしまった民主党に、法務・外務両省と警察庁はうらみ骨髄だ。
⑥に関しても、民主党は官僚をいらだたせている。人権機関を法務省から切り離し、内閣府の下にぶら下げる「人権侵害救済法案」をぶち上げたからだ。
この記事の締めくくりは次のようになっている。最後の部分を引用する。
以下引用  「小沢氏辞意により、皮肉にも、検察内部でさえタブー視される「捜査が政局を左右する状況」が決定的に成った。ジャーナリストの大谷昭宏氏は「小沢氏は『共謀罪法案を通しても一文の得にもならない』とつるの一声で成立を阻止するなど、法務・検察の憎しみの対象。裁判員制度が凍結されたら混乱するだけに、民主党政権誕生は看過できなかったはずだ」と観測する。「捜査当局が、国民の政権選択の出はなをくじいてはいけない。民主党政権になれば、政治介入問題が論議される。震え上がるのは霞ヶ関だ」  引用終わり
この記事に、記者クラブ廃止を唱える民主党と、それに反対する新聞やTVの小沢たたきを加えれば完璧だと思うのだが・・・

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拉致被害者「救う会」の横暴

2009-05-12 23:36:51 | メディアから
11日の毎日jpにこんな記事が載っている。
「拉致被害者:家族会などが田原総一朗氏とテレ朝に抗議」との見出しの元、以下のような記事が掲載されている。 以下引用

「北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援団体「救う会」は11日、横田めぐみさん(行方不明時13歳)と、有本恵子さん(同23歳)の安否を巡り、テレビ番組で根拠のない発言をしたとして、ジャーナリストの田原総一朗氏とテレビ朝日の君和田正夫社長に抗議文書を送付したと発表した。
 家族会などによると、田原氏は4月25日放映のテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」で、2人について「外務省も生きていないことは分かっている」などと発言した。
 東京都内で会見しためぐみさんの父滋さん(76)や恵子さんの父明弘さん(80)ら家族会側は「確実な証拠もないまま死亡説を唱えるのは家族や国民の気持ちを踏みにじるもの」と批判した。
 田原氏は「家族のお気持ちは分かる。ただ、情報源は言えないが情報を得ている」と説明。テレビ朝日広報部は「内容を詳細に検討し、誠意をもって対応したい」と話している。」引用終わり

日本国民の誰も、拉致被害者に同情の念を持たない人はいないと思う。人の命は尊いし、かけがいないものであるという認識は殆んどの方が持っていると思う。しかし、そこにいる一人のために周りにいる全く無関係の方が10人、あるいは100人、一万人の方が犠牲になるかもしれない状況が生じた時、一人の命は地球全体の人間を犠牲にしても助けよと言う議論は成り立つのだろうか。政治はどんな決断を下すのだろう。拉致問題を口にしている政治家はそれだけの決断を持って口にしているのだろうか? 一人を殺すのか、一万人に死ねというのか・・・
小泉首相がピヨンヤンに乗り込み、北朝鮮による、拉致を認めさせ、核開発すら放棄する代わりに、我国による、経済援助を行うとする協定を破棄せしめたのは、拉致被害者家族による、「被害者全員の帰国なければ問題解決ナシ」の一面的な思い込みではなかったか。当時から、パックインジャーナルの田岡氏などは、一人の犠牲者の救出は大切だが、もし北朝鮮が核開発に成功し、ミサイルに不完全でも核爆弾を搭載して、我国の領土内に打ち込まれたら、どうするのだろうと、発言をしていた。現在の状況はまさに、その通りになっている。北朝鮮の指導者が正気であろうと、気が違っていようと、日本に向けてミサイルを発射することが出来るのは間違いない。発射されれば、それが永田町を狙ったものが、麻生さんの地元福岡に落ちたにしたところで、犠牲者が膨大なものになることは間違いありますまい。
勿論諸悪の根源は北朝鮮にあり、わざわざ二度も焼いた、誰のものともわからない骨を「めぐみさんの骨」などと称して渡すなぞ、絶対に許されるものではありません。しかし伝えられる、北朝鮮の劣悪な環境の元で全員が数十年生き延びられるか? それは不可能のように思います。自分には、田原氏や朝日放送にに抗議文を出したと言う「家族会」の行動は、自分に気に入らない意見を封殺しようとする、理不尽な行動であるように思えます。

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