「勝谷誠彦の××な日々」なる毎日配信されるメルマガを読んでいると、重村智計の「朝鮮半島『核』外交」の紹介が出ていた。この本は自分でも読まなければと一月ほど前に買って、机の上には置いてあったが、なんとなく敷居が高く、積んだままになっておりました。先日のパックインジャーナルでも北朝鮮の核問題が話し合われていましたが、始まる前の楽観的な新聞記事に対して、北朝鮮が追加の要旧を出し、合意が難航していると伝えられています。この本は06年12月20日に出版された講談社現代新書ですが、今のように交渉が、行き詰まっている時点で読むとその状況が良く理解できます。例えば現在北京で開かれている、六カ国協議が、北朝鮮の法外な要求により膠着しているといわれています。不思議なことに朝日新聞を読んでいても何がどうなっているのか全く判りません。ある情報に拠ると、北朝鮮は今までの重油供給量を50万トンから200万トンにせよと要求しているといいます。処が朝日の朝刊では、誰かが年度ではなく総量で200万トンを要求していると言ったと報じられているのです。考えて見てください総量であるとすると4年分しか要求しないということですよ。北朝鮮がそんなことすることは無いのは自分のような素人でも分かることではないですか。朝日新聞は8日に会議が始まる直前に、物凄い楽観的なことを特種として報道しましたよね。朝日は誰かのために一方的な情報のみを流しているのですか。重村氏はこの本で北朝鮮これまでの行動を分析して分析して、「死んでも核は放棄しない」、「経済制裁が効果をあげた」、「暴発できない経済力」と続く項目の中で北朝鮮の経済を分析し、北朝鮮の石油輸入量は年間100万トン程度であり、韓国でも1億数千万トン、日本の2億数千万トンに比較してもあきれるほどの少なさであり、この石油量では絶対暴発は出来ないと分析している。日本で言えば成田の年間供給量が500万トンであり、自衛隊の年間使用用が150万トンであるという。ここになぜ200万トンの要求が出てきたかを解く鍵が有ると思われる。軍を自由に動員できる石油量・・・・・ これは怖いことですね。この本ではアメリカから供与を打ち切られた重油を殆んどロシアから代替輸入したことが分析されている。その金額は03年でばれる33ドル・04年で44ドルであり、一般の市場価格であると。このことは同時に中国も北朝鮮に最小限の石油しか供給していないことも示していると。いずれにしても、弱者の脅迫に対しては、毅然とした態度で、拉致に対する解決を厳正に要求し、脅迫は無視することが一番であると。
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