政権交代選挙から一夜明けたが、具体的な動きはすぐに目に見える形で出てくるものでもないだろう。アメリカのオバマ大統領から早速歓迎のメッセージが送られているようだが、これとても、鳩山代表が首相に選出され、人事を整えなければ、何も出来ない。メディアを探索していたら、韓国の新聞「中央日報」にこんな記事が載っていた。自分が当時民主党の動きなどにあまり注意を払っていなかったためか、こんなことがあったのかと、改めて感じ入った。
参考のために記事全文を引用させていただく。
タイトルは「李大統領『鳩山氏は言葉が通じる人』」
以下本文を引用する
「今年6月に青瓦台(チョンワデ、大統領府)は日本・民主党から「鳩山由紀夫代表が李明博(イ・ミョンバク)大統領を表敬訪問したいという意向を表した」という打診を受けた。
突然の会談だったが、結果は意外にも成功した。当初10分が予定されていた会談は即席で30分に延ばされた。鳩山氏は同会談で民主党が韓国を格別に考えていることを明らかにした。同氏は「日本の政権交代が実現されれば、韓日関係をより一層深めたい」「(李明博)大統領とも個人的な信頼関係を築きたい」とし、率直な姿勢で接近した。
形式的な出会いではなく、深い交流への意志を示したのだ。李大統領は今年3月、民主党の主要議員ら20人が「戦略的な日韓関係を築く議員の会」を結成したという情報を耳にした。鳩山氏は05年に民主党代表を歴任した前原誠司副代表が会長を務める同会の顧問だった。主に若手議員らで、多数の次世代リーダーが含まれた。
李大統領は鳩山氏について「言葉が通じる」人という印象を受けたという。二人はこの日、愉快な気分で別れた。鳩山氏は当時、玄仁沢(ヒョン・インテク)統一部長官とも会い、北朝鮮問題での連携を確認した。結果的には鳩山氏の青瓦台訪問は、日本の政権交代以降に進められる両国協力の第一歩となった。
鳩山氏の韓国との縁結びは盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代にも活発だった。同氏は04年8月、民主党・日韓議員交流委員会に所属する議員、仙谷由人氏ら12人の訪韓団を率いて2泊3日にわたり滞在した。当時も鳩山氏ら一行は与党だった「開かれたウリ党」の辛基南(シン・キナム)党議長ら韓国政界の人々と幅広く会っている。
特に長い間野党だったため、野党の立場と状況をよく理解していた民主党訪韓団は当時野党だったハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)代表らとも会談し、親密さを示した。
鳩山由紀夫民主党代表は、このように韓国の与野党とのバランスを取りつつ交流してきた結果、08年にハンナラ党が与党になった後も韓国の政権党との対話の窓口を維持できた。今年訪韓した際も鳩山氏は朴槿恵(パク・クンヘ)元ハンナラ党代表と会い、安否を尋ね、政権交代への意志などを伝えた。前原誠司副代表、長島昭久衆議院など主要役員らも同席した。
民主党の「最高実力者」小沢一郎代表代行は長い間にわたり韓国政治家らと幅広く交流してきた。昨年2月にも韓国で政権交代が行われた後、訪韓し、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領当選者と会った。小沢氏は当時▽在日韓国人らへの地方参政権付与▽北朝鮮の核問題▽韓半島の情勢--などに大きな関心を示した。
民主党代表を歴任した岡田克也幹事長は07年の大統領選で与党の大統領候補だった鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員と親密さを保ってきた。同氏は7月末に中央日報とのインタビューで「李明博大統領とは就任前に2回顔を合わせる機会があった」と話したことがある。同氏は秋美愛(チュ・ミエ)民主党議員とも「爆弾酒」を飲むほど親しい仲になった。
民主党が韓国を重視するのは「最も近い隣国でありながら最も不便な関係」という認識から始まる。近い韓国から「味方」にしてこそ「米国一辺倒からアジア重視」をいう民主党の外交政策にプラスになると見るからだ。過去の歴史問題の解決に積極的に取りかかるのもこうした外交政策に基づく。こうした関係改善をもとに国際社会で声をより高めようとするのが民主党の方針でもある」
引用終り
選挙前に民主党の菅代表代行が英国の制度を調査してきたことが報じられていたが、国の外交とて、顔も知らない人間が突然日本国の代表でございと名乗ったところで、相手にされまい。権力を持つ前の顔合わせの価値は大きなものがあろう。
もちろん、顔つなぎには官僚の前座が必要であろうが・・・・
参考のために記事全文を引用させていただく。
タイトルは「李大統領『鳩山氏は言葉が通じる人』」
以下本文を引用する
「今年6月に青瓦台(チョンワデ、大統領府)は日本・民主党から「鳩山由紀夫代表が李明博(イ・ミョンバク)大統領を表敬訪問したいという意向を表した」という打診を受けた。
突然の会談だったが、結果は意外にも成功した。当初10分が予定されていた会談は即席で30分に延ばされた。鳩山氏は同会談で民主党が韓国を格別に考えていることを明らかにした。同氏は「日本の政権交代が実現されれば、韓日関係をより一層深めたい」「(李明博)大統領とも個人的な信頼関係を築きたい」とし、率直な姿勢で接近した。
形式的な出会いではなく、深い交流への意志を示したのだ。李大統領は今年3月、民主党の主要議員ら20人が「戦略的な日韓関係を築く議員の会」を結成したという情報を耳にした。鳩山氏は05年に民主党代表を歴任した前原誠司副代表が会長を務める同会の顧問だった。主に若手議員らで、多数の次世代リーダーが含まれた。
李大統領は鳩山氏について「言葉が通じる」人という印象を受けたという。二人はこの日、愉快な気分で別れた。鳩山氏は当時、玄仁沢(ヒョン・インテク)統一部長官とも会い、北朝鮮問題での連携を確認した。結果的には鳩山氏の青瓦台訪問は、日本の政権交代以降に進められる両国協力の第一歩となった。
鳩山氏の韓国との縁結びは盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代にも活発だった。同氏は04年8月、民主党・日韓議員交流委員会に所属する議員、仙谷由人氏ら12人の訪韓団を率いて2泊3日にわたり滞在した。当時も鳩山氏ら一行は与党だった「開かれたウリ党」の辛基南(シン・キナム)党議長ら韓国政界の人々と幅広く会っている。
特に長い間野党だったため、野党の立場と状況をよく理解していた民主党訪韓団は当時野党だったハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)代表らとも会談し、親密さを示した。
鳩山由紀夫民主党代表は、このように韓国の与野党とのバランスを取りつつ交流してきた結果、08年にハンナラ党が与党になった後も韓国の政権党との対話の窓口を維持できた。今年訪韓した際も鳩山氏は朴槿恵(パク・クンヘ)元ハンナラ党代表と会い、安否を尋ね、政権交代への意志などを伝えた。前原誠司副代表、長島昭久衆議院など主要役員らも同席した。
民主党の「最高実力者」小沢一郎代表代行は長い間にわたり韓国政治家らと幅広く交流してきた。昨年2月にも韓国で政権交代が行われた後、訪韓し、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領当選者と会った。小沢氏は当時▽在日韓国人らへの地方参政権付与▽北朝鮮の核問題▽韓半島の情勢--などに大きな関心を示した。
民主党代表を歴任した岡田克也幹事長は07年の大統領選で与党の大統領候補だった鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員と親密さを保ってきた。同氏は7月末に中央日報とのインタビューで「李明博大統領とは就任前に2回顔を合わせる機会があった」と話したことがある。同氏は秋美愛(チュ・ミエ)民主党議員とも「爆弾酒」を飲むほど親しい仲になった。
民主党が韓国を重視するのは「最も近い隣国でありながら最も不便な関係」という認識から始まる。近い韓国から「味方」にしてこそ「米国一辺倒からアジア重視」をいう民主党の外交政策にプラスになると見るからだ。過去の歴史問題の解決に積極的に取りかかるのもこうした外交政策に基づく。こうした関係改善をもとに国際社会で声をより高めようとするのが民主党の方針でもある」
引用終り
選挙前に民主党の菅代表代行が英国の制度を調査してきたことが報じられていたが、国の外交とて、顔も知らない人間が突然日本国の代表でございと名乗ったところで、相手にされまい。権力を持つ前の顔合わせの価値は大きなものがあろう。
もちろん、顔つなぎには官僚の前座が必要であろうが・・・・