平成23年(ノ)第902号 塗装工事請求調停事件
と、言うのが私の申し立てた 民事調停の案件名だ。
2011年10月6日 pm2:30 東京簡易裁判所墨田庁舎4Fへ出頭するように、呼出状が届く
早めの2:00頃到着 4Fの書記官室受付で記名受付して、調停人待合室で待つ
調停開始時刻丁度位に、書記官が呼びに来てくれ406号調停室に案内された。
円卓の周りに椅子が8客並び、窓際に書記官、裁判官、民間調停員が座り、書記官の隣に私が着席
程なく、相手方の東京電力の関係者が入室した。 なんと、4名も臨席した。裁判官も驚いた様子で一人一人関係や立場について質問、確認していた。
裁判官から調停の性格について説明があった。「裁判のように白黒決着をつけるというものではなく、双方の主張を聞いて歩み寄れるところが無いかを探すこと、そのためにも双方互いに相手の言い分を聞いてください」との事である。
そして、まず申立人の話を聞きくので、東京電力側は退席するよう指示された。 双方を同席させながら話をさせるのかと思ったのだが、意外な措置であった。
東京電力から答弁書が前日届いていること。内容はつや消しのみで塗装には応じられないとの内容であることを知らされる。書記官から当該地の利用実態(頻度、利用人員、永住への意向)について質問あり
手作り家作りの様子の写真やシュミレーション合成した鉄塔景観写真などを提示して、景観権を主張
今回事案における公益性と、工事の拙速性についての説明を要望した。
この、質疑の時間はせいぜい20分程度だろうか。書記官の時計を気にする様子に気もそぞろに為る。
相手方と交代して、再度入室を促されたのはやはり20分後である。
東京電力側に譲歩の意向は無いことに対して、当方の対応を聞かれた。 当初から予想していたこと、だからといって裁判で争うような資力も時間も無いこと、巨大な企業権力を相手に個人では無力であることなど裁判官に話した。 裁判官から、東京電力側から説明なり説得なり誠意を示す姿勢があれば、何らかの納得できるところはありませんかとの提案が有った。
裁判官の前なら、いい加減な回答もしないだろうとの思いもあり、調停に持ち込んだこと。 今回の工事の計画着工に至る経緯に疑問があること、3.11 福島原発事故を契機とした工事の拙速性と、公益性の具体的説明が欲しいことを要望した
方針検討するのでと退席を求められ、15分程度で再度入室したら、東京電力側も着席しており、次回の日程を10月20日pm1:30とすることとした。
次回は当方の求める工事計画着工に至る経緯の説明と公益性について、東京電力側から説明することとして、散会した。
散会したのは4:00丁度位であつた。 調停時間 1時間30分程度である。
こんなものである。 たった3~40分で想いを伝えられないし、端から譲歩の意思も無く時間と金は幾らでもある東京電力である。
「ごまめの歯ぎしり」である。
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