うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

都市対抗野球を観戦した

2017-07-23 22:28:06 | スポーツ

十数年ぶりに、東京ドーム球場で都市対抗野球を観戦した。会社OBSさんにお声を掛けて頂いて、久し振りの懇親の良い機会と思い野球観戦した。

元来、それ程の野球ファンでも、愛社精神の持ち主でもない筆者にとって、都市対抗野球に所属会社のチームが出場するからと言って自ら積極的に球場へ足を運んだことはなかったものである。 現役時代営業部門に籍を置いた頃、顧客サービス接待の一環からお供したのが十数年前数回有ったきりである。

同じころ籍を同じくしたOB2人を誘い、総勢4人で午前1030分の試合開始に合わせて、ドーム球場へお上りさんである。

ベランダ席1700円がシニア割引で1000円の入場料である。旧在籍会社チームの応援席へ行けば無料なのだが、懇親ビールが主目的のメンバーである。ゆっくりのんびりできる席にした。 着席するなりビールに摘みは致し方ない仕儀である。

試合は、相手方の先制で始まったが直ぐに同点、追加逆転の展開で、ヒットもそれなりに出るし、ランナーが塁上を賑わす中々面白い試合運びである。

それにも増して、都市対抗野球(現実的には企業対抗なのだが)ならではの、応援合戦が面白かった。

久し振りに聞く社歌や会社名の連呼など、現役時代は鼻で笑っていたはずであったのだが・・・・ 鼻で笑うどころか、佳境になると拳を振り上げ、団扇太鼓を鳴らしての声援をやっている自分が不思議な気がしていたものである。

勢いに任せて、勝ち残りの次の試合(2日後)にも、はせ参じたものであるが、此処で一考!!

 

これは プロパガンダの為せる技なのであろうか?

或いは、アイデンティテイの発露なのであろうか?

40数年在籍した会社である。自社の製品やサービスを他社との競争の中で売り込んだ営業を面白いと感じた現役時代であった。所謂愛社精神が醸成されない訳は無いし、良かれ悪しかれ会社に物心両面で依拠した人生だったのだ。

アイデンティテイと云うことで言えば、ここが僕の存在証明できる唯一の場所であったのだから・・・・と、拳を振り上げ声援する自分を、冷めた目で見つめるもう一人の僕への申し開きとしたい気分であった。

一方、プロパガンダの意味で考えれば、状況や雰囲気によって、或いは意図的宣伝によって組織や集団の大勢や心理に、いとも簡単に同調してしまう自らが居ることなのではないだろうか。

たかが野球、されど野球!!

嫌な気配の世の中である。常日頃自らの有態を見ていこうと思う

コメント
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