昨日、通勤帰宅途上の近隣駅前で、山谷地区労働組合メンバーが生活、炊き出し支援カンパを求めるビラ捲きをしていた。 寒空に求人募集が激減して、殆どの日雇い労働者が仕事にアブレて路頭に迷っているらしい。雪積もる地区公園等に野宿せざるを得ない人々も多数とか。 特に建設業からの求人が激減らしく、1月16日などは"0"件だったとの事。
些少ながら寂しい懐から、幾ばくかをカンパはしたものの、"何だか変じゃない"かしら・・・
世は東北大震災の復興に大変な人出を必要としているのじゃないのか???
北陸、信越、東北地域の豪雪に雪下ろしも侭ならず苦闘している高齢過疎地区が連日報道されていないか??
今こそ、人的資源、人手を最も必要としている時期なのではないのか??
片方では、人手不足に伸吟している過疎高齢孤立化した地域や、早急なインフラ復興を心待ちにしている被災住民があり、片方では働きたくても働き口が無く寒空で炊き出しに頼るような境遇に身を置く人々が居る。
どうして、こんなにもバランスが取れない社会なのだろう??
復興を最優先課題として・・・・東北地方に復興資金の傾斜注入を・・・ など等、いったい何処に消えてしまっているのだろう。
このような、国家的規模での災害や自然の猛威に対しては、個人のボランティアや篤志だけでは、その力も無力に等しいものになる。
だから、政治や行政組織の存在価値があるのではないのか。このような事態でこそ、広域且つ大規模での調整活動や組織的活動、資金注入等が求められるのであろう。
このためなら、被災地以外の市民も税金無駄遣いとは言わないし、こぞって協力を惜しむものではない国民性を、つい1年前のパニック状況の中で示したではないか!
今も、引き続いて危機管理の社会状況なのであって、まだ一条の光も差していないのである。
何をしているのであろう、私達の政府は、行政は、・・・・