うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

酷暑への一考察

2011-08-15 07:09:33 | インポート

日本列島全体が茹で上がるような酷暑である。世界の各都市も同様に熱波に襲われて入るが、この中でもこの海に囲まれた列島だけは、特別に高くなっていないだろうか・・?

日本近海の海水温の上昇がこの熱波やゲリラ豪雨、台風の異常発生の原因とは考えられないか?

そしてこの海水温の上昇の原因の一つに原子力発電所から出る廃熱を演繹できないか・?

 「海水温の上昇と原発廃熱??」と疑問視する向きもいるかもしれないので、原発研究者の小出裕章さん出版による「" 原発のウソ ”」から紹介する。

 "それは今回の福島原発で広く知られることになった、核分裂時の爆発的な発熱と核物質の崩壊熱である。

核分裂反応を停止させたとしても、核物質は引き続き崩壊熱を出し続け、此れは放って置くとこの発高熱で遮蔽壁を破り再び、核分裂を始めてしまうこと。この崩壊熱の上昇を止めるためには水の循環により冷却し続けなければならないこと。 通常運転の原子力発電所でも全く同じ事が行われており、運転停止している原発においても日常的に冷却作業が実施されている。

 また、通常運転している原発の発熱エネルギーの1/3は蒸気発生器を経由してタービンを回して発電後、電気エネルギーとして利用されている。 問題は、核分裂時の発熱エネルギーの1/3しか利用されておらず、残りは全て冷却循環の後、廃熱として海に捨てられている事なのである。そして、この廃熱が大変な量なのである。

 原発1機から出る廃温水は、毎秒70㌧ でこの排水温度は入水温度より7℃も高いのである。 毎秒70㌧の温水は青森県にある岩木川の流量とほぼ同量なのである。 これが、日本全国の稼動原発が54機あるのだから、全国の54の河川が平均7℃暖めた水を流しているのと同等なのである。

ぬるめのお風呂が約38℃、熱いのが好きな人でも大体42℃位でしょう。45℃まであげたお風呂がどんなに熱いのか一度試してみては如何でしょう。 渓流釣りのキャッチ&リリースで魚体に触らないのが原則なのは、岩魚や山女が人間の手の温度で火傷するからです。 7℃も暖められた水を流し込まれた海の生物も同じなのです。南洋にいる筈の巨大くらげが北陸の海で大量発生したり、赤潮の発生による漁業被害、さんご礁の赤焼けによる珊瑚の死滅など等。

日本全国の年間雨量は6500億トンである。この一部が蒸発したり地下水となり、残りが川となって海に流れ込むのである。 この量は凡そ4000億トンである。 日本全国の川から流れる一年間の水量が4000億トンで、原発から7℃暖められて流される水が1000億トンなのである。 なんと1/5の水量が熱水なのだ。

これに加えて、六ヶ所村と各原発にある使用済み核燃料の冷却分がある。

 この事が、日本周辺の海水温の上昇に無関係だと言えるだろうか?

地球温暖化による異常気象と一般化して言うと、その原因を見えなくしていないか。日本近海は一般的なCO2による海水温度上昇とは異なる異常温度ではないのか?

昨年の台風発生数は8月8日現在4個で、今年はもう既に10個を数える。なんと2.5倍だ。昨年が記録的に少なかった年だったとしても、逆に今年は記録的に多いのではないのか。

各級研究機関や専門の気象庁などは、どうしてこのことに関する研究や調査をしないのだろうか?

いゃ、当然やっているのだろう。膨大な国家予算を使いながら、綺麗な姉さん予報士に熱中症注意を呼びかけるだけじゃないはずだ!!

コメント
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