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過酷労働「ブラックバイト」…その実態とは

2015-11-09 | 労働ニュース
過酷な労働を強いられるアルバイト、いわゆるブラックバイトについて、厚生労働省が学生1000人を対象に初めて行った調査の結果が9日、公表された。労働条件を説明せずに雇い、適切な賃金を払わないなどの実態が浮き彫りとなっている。


 学生にアルバイトで困ったことを聞いてみると-

 飲食店でバイトする学生「応募要項に書いてあった日数が違って全然シフトに入れない」「うちは給与明細が出ないので、お願いしても出てこない」

 コンビニでバイトする学生「『この日に入って』と無理やり言われて、『その日授業なんで』と言うと、次行った時に険悪だったり」「断ると気まずくなるから、ギリギリまで授業遅刻するまでバイトしてという日もあったり」


 調査では、実に6割の学生がアルバイトで何らかのトラブルがあったと回答。法令違反のおそれがあるトラブルで多かったのは、「準備や片付けの時間に賃金が支払われなかった」、「労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかった」というものだった。

 また、今回の調査でわかった深刻な問題が、労働基準法で義務づけられている労働条件の通知だ。

 調査では、約6割が労働条件通知書などを受け取っていないと回答。口頭での説明もなかったという例も約2割にのぼり、契約時に労働条件が提示されないという、違法な学生バイトの労働環境が浮き彫りになった。

 今年9月には、大手飲食チェーンでアルバイトをしていた学生が未払い賃金の支払いなどを求め会社側との交渉を申し入れた。店長から勤務を強制され

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