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改正労働契約法で5年ルール逃れる会社が出てくる可能性も

2014-02-06 | 労働ニュース
NEWS ポストセブン 2月1日(土)7時6分配信
阿部容疑者が抱いたような契約社員の恨みは決してアクリフーズの問題だけではない。2年前から番組制作会社で契約社員として働く40代の女性・A子さんは言う。

(中略)

しかし、この法律だけではこうした事態を改善することはできないと、NPO法人労働相談センター副理事長の須田光照氏は言う。

「“5年ルール”を逃れるために4年11か月で契約を打ち切ったり、雇用期間が5年を超えないように契約を結ぶ会社が出てくることが考えられますから、逆にこれまでだったら働けていたのに更新できなかったという事態が出てくる危険性があります。

 それに問題なのは、この法律では無期契約に転換した際、正社員と同じ給与体系にするとまでは定めていないんです。あくまで更新は必要ないというだけで、給与体系は契約社員の時のままということだって充分ありえるんです」

 さらに、須田氏は労働条件についても改正法では解決できないと説明する。
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