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「体罰で脳の容積が減少」の調査結果…うつ病や問題行動の原因にも〈AERA〉

2017-12-23 | 労働ニュース
 スポーツの世界で繰り返される指導者や年長者による暴力事件。礼節を重んじるはずの相撲の世界で起きた暴力事件の衝撃も、いまだ冷めない。暴力で本当に強くなるのか。子どもたちには未来にわたる影響がある。

 埼玉県高校ハンドボールの新人戦。ある強豪校が決勝で惜敗、50代教諭がキャプテンが差し出した表彰状を生徒の前でビリビリ引き裂くという前代未聞の「事件」が起きた。鬼のような形相。生徒たちはうなだれるしかなかった。2016年秋のことだ。

 教諭は後に「気合を入れるためだった」などと話したが、ハンドボール部員の男子生徒(17)は、本誌の取材に答えて当時の思いをこう語った。

「スポーツへの冒涜(ぼうとく)だと感じました。そのときは2位の力しかなかっただけのこと。なぜ破るのか理解できなかった。3位のチームにも申し訳ない」

 この男子生徒は、男子ハンドボール日本代表元監督の酒巻清治さん(55)の長男だ。

 この一件は、「賞状破りは指導か?」などの見出しで報道もされたが、「賞状破り」までに何があったのかは、あまり知られていない。

 酒巻君によれば、部では暴力や暴言が蔓延していた。多くの部員の受け止め方は「自分たちが悪いからやられるんだ」。酒巻君自身は暴力はいけないことだと認識していたし、全国大会に行けば「体罰は許さない」の横断幕がかかる。スポーツ界全体が暴力根絶を目指していることも知っていた。

「それなのにどうして、先生は体罰を続けるんだろうと⇒続きはこちら・・・

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