社屋の一室では、2人の女性が向き合っていたという。1人は、その翌週に発売された『週刊新潮』で福田淳一財務事務次官の“あの夜”のセクハラ音源を告発した30代の女性記者Aさん。もう1人は、Aさんの上司にあたる50代の女性管理職Bさんだった。Aさんは、こう訴えた。
「テレビ朝日の放送で、この録音テープを流すことはできないでしょうか?」
気骨があって信頼できる上司のBさんなら、私が置かれた状況を理解してくれるはず。そう信じて思いの丈をぶつけたAさんに、逡巡しながらBさんはゆっくりと時間をかけて語りかけた──。
「日本ではセクハラが横行」。米国務省が4月20日に発表した2017年版の「人権報告書」は、セクハラが横行する国として日本を名指しし、働く女性の3割が職場でセクハラを受けていると指摘した。
一方、海の向こうでは、セクハラ疑惑を報じて「♯MeToo」運動を起こしたとして、ニューヨーク・タイムズ紙とニューヨーカー誌がピュリツァー賞を受賞した。日本文学研究者のロバート・キャンベル氏はこの受賞について、「女優たちがひとりひとり実名を名乗れたのは、自分たちが不利を被らないという自信と、社会が彼女たちを支えるという暗黙の了解があったからだ」と指摘した。
残念ながら、日本がそんな社会になるまでの道のりはあまりに長い。私たちは「セクハラを告発した女性が悪い」と堂々と発言することが許される社会に暮らしている。⇒続きはコチラ・・・・
***********
「君は部署移動。」
「何故だと思う?」
「こういう事をするからだ・・。」
組合員Aさんは、職場の抗議文書を社長宛てに送付してから、後日、町工場社長は事実関係を当事者、職場から聴き取り調査をして、職場で発生した社長の息子による暴行事件と、職場課長の長期に渡るパワハラ発言を認識し、Aさんを呼び出して、そう結論を出した。
告発者が罰を受ける-----。
国のトップから町工場まで、これが日本人が創る会社の現状です。
「テレビ朝日の放送で、この録音テープを流すことはできないでしょうか?」
気骨があって信頼できる上司のBさんなら、私が置かれた状況を理解してくれるはず。そう信じて思いの丈をぶつけたAさんに、逡巡しながらBさんはゆっくりと時間をかけて語りかけた──。
「日本ではセクハラが横行」。米国務省が4月20日に発表した2017年版の「人権報告書」は、セクハラが横行する国として日本を名指しし、働く女性の3割が職場でセクハラを受けていると指摘した。
一方、海の向こうでは、セクハラ疑惑を報じて「♯MeToo」運動を起こしたとして、ニューヨーク・タイムズ紙とニューヨーカー誌がピュリツァー賞を受賞した。日本文学研究者のロバート・キャンベル氏はこの受賞について、「女優たちがひとりひとり実名を名乗れたのは、自分たちが不利を被らないという自信と、社会が彼女たちを支えるという暗黙の了解があったからだ」と指摘した。
残念ながら、日本がそんな社会になるまでの道のりはあまりに長い。私たちは「セクハラを告発した女性が悪い」と堂々と発言することが許される社会に暮らしている。⇒続きはコチラ・・・・
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「君は部署移動。」
「何故だと思う?」
「こういう事をするからだ・・。」
組合員Aさんは、職場の抗議文書を社長宛てに送付してから、後日、町工場社長は事実関係を当事者、職場から聴き取り調査をして、職場で発生した社長の息子による暴行事件と、職場課長の長期に渡るパワハラ発言を認識し、Aさんを呼び出して、そう結論を出した。
告発者が罰を受ける-----。
国のトップから町工場まで、これが日本人が創る会社の現状です。