[ドバイ 16日 ロイター] -米航空機大手ボーイング<BA.N>は、次世代777X型機生産につながる労働契約の締結を否決したワシントン州の労働者を代表する組合との交渉について、再開する計画はないと明らかにし、同型機の生産地について「非常に幅広く検討する」と表明した。
民間航空機部門のレイ・コナー最高経営責任者(CEO)は16日、ドバイ航空ショーを控えた記者会見の席上、ボーイングは777X型機の生産地について「全ての選択肢を検討している」とした上で、「向こう数カ月以内に」決定を下すとの意向を示した。
労働契約の締結を否決した国際機械技術者協会(IAM)との交渉再開について問われた際には、「現時点でわれわれにその予定はない」と述べた。
同CEOは、大半のジェット機を生産しているワシントン州シアトル地域が777X型機生産地の候補から外れたわけではないとしつつ、既に787型機「ドリームライナー」の複合材主翼を生産している日本での翼の生産を含め、その他の候補地も検討していると指摘。「(組合の)投票がわれわれの希望通りにならなかったため、われわれは現在、777X型機に関する全ての選択肢を検討している」と述べた。
また、組合側は次の展開を決めるのが会社側だと考えているとの認識を示した記者に対し、CEOは「ボールは彼ら(組合側)のコートにある」として、今後の展開は組合次第との認識を示した。
民間航空機部門のレイ・コナー最高経営責任者(CEO)は16日、ドバイ航空ショーを控えた記者会見の席上、ボーイングは777X型機の生産地について「全ての選択肢を検討している」とした上で、「向こう数カ月以内に」決定を下すとの意向を示した。
労働契約の締結を否決した国際機械技術者協会(IAM)との交渉再開について問われた際には、「現時点でわれわれにその予定はない」と述べた。
同CEOは、大半のジェット機を生産しているワシントン州シアトル地域が777X型機生産地の候補から外れたわけではないとしつつ、既に787型機「ドリームライナー」の複合材主翼を生産している日本での翼の生産を含め、その他の候補地も検討していると指摘。「(組合の)投票がわれわれの希望通りにならなかったため、われわれは現在、777X型機に関する全ての選択肢を検討している」と述べた。
また、組合側は次の展開を決めるのが会社側だと考えているとの認識を示した記者に対し、CEOは「ボールは彼ら(組合側)のコートにある」として、今後の展開は組合次第との認識を示した。