1989年11月21日リリース。河合奈保子さんの16枚目のオリジナルアルバムです。
このアルバムもCD(とMT)でリリースされ、LPレコードもついに無くなってしまいました。LPはかさばるけれども、やっぱりジャケットや歌詞カードの大きさは魅力です。
このアルバムですが、ミッキー吉野氏のプロデュースによる作品です。
私はこのアルバム以降の作品はリリース当時は聴いておらず、今年になってからはじめて聴きました。
当時から現在まで、私の中では河合奈保子さんの曲は「LOVE」~「Members Only」のイメージがそのまま続いていました。
「Calling You」を聴いたとき、正直、戸惑いました。それまでの作品とはことなる異質さに混乱しました。
しかし、何回も聴いたり、当時の奈保子さんの活動をたどったりしているうちに自然と受け入れられるようになりました。
それまでの作品とくらべると異質であることは確かですが、それは、それまでの奈保子さんとは異なる歌手、ミュージシャンの奈保子さんとしての姿だったからでは無いかと思います。
同じ奈保子さんだけど、同じじゃない。
そう思って聴くと、実はこのアルバム、サウンド的にも奈保子さんの表現としても、とても優れた作品であることに気づきました。
曲の各演奏と奈保子さんの歌唱のバランスを合わせて、サウンドと歌唱をひとまとめにして聴いてもらおうという意図があるように思えます。
そのせいか、このアルバムはクセがなく、非常に聴きやすい作品であるように感じます。
奈保子さんの歌唱面では、アルバム10曲中、7曲をファルセットで歌い、5曲にセルフコーラスいれる等、これまでの作品にはない取り組みをしています。
いつもの歌詞カード紹介です。
アルバムジャケット写真は、シングル「悲しみのアニバァサリー」と同じですね。
■歌詞カード見開き1
■歌詞カード見開き2
■歌詞カード見開き3
■歌詞カード見開き4
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