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黛信彦の時事ブログ

中国とまじめに付き合えるのか?-⑪メルケル

2007年09月22日 | 中国とまじめに付き合えるのか?
次のような記事を並列すると、中国共産党の矛盾が良くわかる。
「チベット独立」落書きで中学生拘束 中国の警察当局 (9/21 asahi.com)
ダライ・ラマ、独首相府で会談へ 中国側は猛反発(9/22 sankei web)
愛国会」が独自選出の司教任命 バチカンも黙認か(9/22 毎日新聞)
中国、五輪に向け教会活動規制・米報告書が批判 (9/19 nikkei net)

中国はバチカンに追認させるかたちで、カトリック司教を決定した。
話題になっていたことだが、バチカン側は摩擦を避けるために黙認している。
苦渋の選択とはいえ、バチカンの威厳は失墜し、カトリックの好感度ダウンは大きい。
中国はバチカンの沈黙を歓迎している。

対するチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世を、23日ドイツ首相府にメルケル首相が迎え入れる。
こういういことを難なくやってしまうメルケル首相の好感度アップは鰻上りである。
中国政府は反発を強め、受け入れキャンセルの圧力をドイツ側にかけている。

中国は、いずれの場合も、世界的に不信感を植えつける結果となった。

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