ＮＹフィル 新聞、テレビ、ラジオ

ニューヨークフィルハーモニックオーケストラの北朝鮮公演について、
●新聞記事抜粋
　　韓国中央日報は、『昨日、平壌（ピョンヤン）で行われたニューヨークフィルハーモニックオーケストラの公演は、北朝鮮・米国関係において歴史的道標（みちしるべ）として記録されるであろう。１９５０年、韓国戦争勃発以来、北朝鮮にとって米国は、百年の宿敵だった。また米国にとって北朝鮮はやくざな国家だった。こうして６０年間にわたる敵対関係だった朝米間でオーケストラ公演が行われたことは両国関係において解氷の青信号に違いない。--（中略）--これまで住民に「米国製は不倶戴天の敵」だと洗脳してきた北朝鮮政府を勘案すれば、驚天動地の変化に違いない。平壌指導部が先に決断を下したのだ。』と報じ・・・・・・・

●テレビは生中継
北朝鮮の中央テレビは、２６日午後６時から、ＮＹフィルの公演という歴史的事実を生中継した。観客は百年の宿敵（韓国中央日報）であるアメリカ国家演奏時、総立ちで敬意を払って聞き入り、新時代の幕開けを祝ったかのように見えた。
ただ、金正日総書記は姿を見せなかった。・・・・・・・しかし、

●ラジオは反米放送
ラジオプレスによれば、ＮＹフィル公演ＴＶ生放送の時間帯に、北朝鮮国営ラジオの朝鮮中央放送は「米国の危険な対朝鮮戦争戦略」と題して、米国非難の論評を伝えていたという。

●サムソンＴＶ持てる者　　　
北朝鮮で、ＴＶを見ることができるのは三角形の頂点に近い超特権階級の者たちだけで、ましてや、元韓国大統領からプレゼントされた、サムソンの大型液晶画面ＴＶのようなもので鑑賞できるのは、たった一人に限られていよう。
人民の９９％以上は、ＮＹフィル公演の事実を知らないという。