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黛信彦の時事ブログ

共産党 活き返り方!!

2008年07月12日 | 政治・政局
●共産党、旗幟鮮明
共産党は一時期、民主党と選挙協力をすると思われた時期があった。民主党支持者には、今でもその風評を信じるものがかなり存在するが、原因は小沢代表の次の発言だ。

~・~(産経新聞)一人区は非自民、非共産の統一候補となるのか?
~・~(小沢代表)「非共産じゃない。非自公だ。選挙協力かどうかは別だが、反自公、非自公であれば(共産党も)『あなたたちはいらない』と言う必要はない」

これによって、多くの民主党支持者の間には、共産党を含む全野党が自公政権と対峙するのだという期待感が生じた。

しかし共産党は、11日に始まった第6回中央委員会総会で旗幟を鮮明にし、民主党支持者の夢を砕いた。

産経新聞は、12日付で、「ターゲットは民主党」 追い風生かせるか?共産党との見出しで、志位和夫委員長が「民主党批判を進めてこそ、国民の共感を広げることができる」と言い切ったと報道している。

又、読売新聞も同日付で、総会の11日志位発言を次のように纏めた。
~・~ 昨年9月以降、党員が9千人増えた、更に年内2万人増やす。
その根拠は、蟹工船のブームでマルクス主義に新しい関心が高まっていること、TV局が『資本主義は限界か』という企画で、共産党に尋ねてきた。これらは、共産党が体験したことのない新しい状況だ ~・~ 
蟹工船ブームも背景に?共産党の新規党員9千人増加(読売新聞) - goo ニュース

●民主党支持者ショック
考えても見よう、共産党が民主党と選挙協力するということは、共産党の自滅行為につながる。
又、仮に共産党が民主党を中心とする連立政権の一党になったとしよう。これは絵にならない。
よって、民主党の支持者は民主・共産選挙協力という“姑息なの夢”を一刻も早く振り払うべきだ。

●志位委員長の経典
志位委員長が、総会で「TV局が『資本主義は限界か』という企画で共産党に尋ねて来た」と言ったのは、5月18日のTV朝日サンデープロジェクトのことだ。
志位委員長にとって、資本論や弁証法は経典である。マルクスを中心に、立て板に水の如く、共産主義思想が語られたが、小欄の印象に残っているのは、資本主義あるいは自由主義者でも理解できることで、環境問題に絡みエンゲルス「自然の弁証法」から引用した次の言葉だ。

~・~・~
われわれ人間が自然にたいして
かちえた勝利に
あまりに得意になりすぎないようにしよう。
そうした勝利のたびごとに、
自然はわれわれに復讐するのである。
~・~・~・~

●共産党は蘇生する
共産党の安心感は、穀田恵二国対委員長という駿馬を抱えていることだ。
小欄は、国対委員長の評価をすることがあって、例えば、民主党の山岡賢次氏は憲政史上最悪の国対委員長であり、山岡国対悪言物語が書かれるほどだが、その対極が穀田氏。
志位氏が早期に引退して、穀田氏が共産党をリードするようになれば、同党の蘇生は間違いない。ポスト志位は穀田恵二と見る。


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