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黛信彦の時事ブログ

台湾、起つのは今!条件は世論

2008年02月28日 | 国際
●韓国、ドタ拒否
  27日付産経新聞は、『台湾の黄志芳外交部長は、『韓国・李明博大統領の就任式に出席するために(韓国側から招待を受けて)訪韓した、王金平国会議長と陳唐山国家安全会議秘書長が、中国の圧力で出席を拒まれた』と報じた。

●台湾の反応
  これについて28日付朝日新聞は、『台湾側が出席した場合、代表団の引き揚げを辞さないとの強い態度で圧力をかけた中国の要請を韓国側が受け入れたためと見られる。』とし、更に総統選挙まで3週間あまりの台湾の反応を、『台湾では選挙のさなかだが、この問題では与野党挙げて「儀礼の場が政治問題化された」(陳水扁(チェン・ショイピエン)総統)「中国はやりすぎ。非常に非礼だ」(国民党の馬英九(マー・インチウ)・総統候補)と反発している。』と伝えている。
台湾代表団、韓国大統領式典出席できず 中国が圧力か(朝日新聞) - goo ニュース

●台湾、総統選と国民投票
  台湾の中央選挙委員会は、2月1日の委員会議で、国連「加盟・復帰」を問う国民投票:総統選挙と同日実施が決定と発表。
 ・民進党が提案の『台湾名義による国連加盟』
 ・国民党が提案の『中華民国または尊厳ある名称による国連復帰』
の2つの国民投票第5案および第6案の両案の国民投票を、総統選挙に合わせて、3月22日に実施することを決定した。

●台湾、居心地の悪い国際情勢に
  台湾に対する中国の圧力は尋常ではない。最近では、ローマ法王庁に対して、バチカン市国と台湾との国交を断絶させ、中国との関係を築くよう脅したこともあった。
又、資源外交・ODA外交を着々進め、台湾との外交関係を断ち切らせるなど、台湾にとって居心地の悪い世界になりつつある。

●台湾、起つのは今! 条件は世論
 年間中小90万件もの暴動が発生する中国経済は、上海万博まで持たないとの観測もある。万博に向けた面子工程(リニアモーターカーの延長計画や、世界一の高さになる予定の超高層ビル『上海センター(118階、580M)などの大型プロジェクト)に対する住民運動も相当なものらしい。
万博まで、胡錦濤主席はこれら暴動を、国際にはにこやかな顔で抑えきるだろうが、その後起こることになる大暴動に対しては、小平に倣って軍事的鎮圧の挙に出るはずだ。このとき、チベットもウイグルも同時に軍事鎮圧し、と同時に、台湾にも侵攻することが明白である。
よって、そうなる前に台湾は起つべきだ。

  国連に加盟或いは復帰の国民投票2案、いずれを選択するかは台湾国民の選択であるが、大事なことは『投票率』であろう。最近、関心が薄くなってきているとの報道もあり心配である。
投票率が、あるボーダー(60%程度か?)を超えて、且つ、与野党の垣根を崩して国論を一つにすれば、国際は見ない振りをできない。
  
  台湾国民の意思の頑強さが世界に知れ渡ったうえでの有事ならば、勿論米国は友軍となる。日本も加勢する。

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