シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

ノエル

2008-12-16 | 外国語・文化
最近、mixiで見つけたカフェでの単発フランス語レッスンに時々行っています。前日までに申し込んだらOKで、安い割に先生がしっかりしていて気に入っています。一応、私も語学教師なんでこのチェックはすごく厳しいのですが。

前回のテーマはノエル、クリスマスでした。

フランスは地域ごとにクリスマスの特色があり、南仏では小さい聖劇の登場人物、マリア、ヨセフ、3博士、ろば、馬など、キリスト誕生のシーンの小さい人形を飾ります。25日になるとイエスが誕生するので、小さい赤ちゃん人形をそこに置くのです。

しかし、あれだけ見たり実際飾ったりしていたのに、すっかり忘れていて、先生に「santon(その人形)って何ですか?」と質問したりしていました。ついこの前のことだけど、忘れるのはあっと言う間。

その前の回は「借りる」ことがテーマで、車やアパートやDVDなどを借りることについて勉強したのだけど、アパートの契約でさんざん知っていたヴォキャブラリーもしっかり忘れていました。「え~っと、あれなんだったっけ・・」と。1回しか契約する場面がなかったからかしら・・何度もやった英語の方は十分覚えているから。

そのクリスマスについて、なかなか面白かったのです。

元々クリスマスというのは、ケルト文化とカトリック文化が混ざったものだそうです。カトリックではイエス様がクリスマスの主人公で、ケルトではSt.Nicolas(聖ニコラ)がメイン。これがサンタクロースの原型。モミの木を飾るのもケルトから来ているそうで、だからカトリックの教会では飾らない。

ただし、ヨーロッパから始まったこのお祭りというかお祝い、アメリカに行ってかなり変わってしまったみたいです。日本にはそのアメリカからとヨーロッパからのがまたまたミックスされているのかもしれません。

アメリカ経由の日本ではサンタにプレゼントを入れてもらうのは靴下。でもフランスではスリッパ。お菓子がいっぱい入ったスーパーで売っているクリスマスの長靴もアメリカ式だそう。サンタが子どもたちのプレゼントを入れて背負っている入れ物はフランスでは籠。アメリカ式では袋。

調べてみるときっとこれは面白いだろうな~と思いましたが、そんな根気は・・ないない。今、卒論のテーマ決めれるならこれにするけど。

来週はクリスマスなのですねえ。イスラエルに行ったお陰で、イエス誕生がとってもリアルなものになったので、今年のクリスマスは2008年前のイエス誕生に思いを馳せてみようかしら。