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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

吉原手引草(松井今朝子)

2009年12月04日 | 本のこと
吉原手引草 (幻冬舎文庫)吉原手引草 (幻冬舎文庫)

幻冬舎 2009-04
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おすすめ平均

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なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか? 遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。吉原を鮮やかに浮かび上がらせた、時代小説のあらたな傑作! (アマゾンより)


やばいです、この本。

時代物で、ミステリー。
ぐいぐい引き込まれます。

インタビュー形式で、葛城について、その人となりが明らかにされていきます。

ただ、最後まで事件の様相も真相も明らかになりません。
事件の中心人物である葛城自身は1度も登場しないし
事件についてみんなに話を聞き回っている人物も
どんな人だか最後まで明かされず。

謎だらけです。

でも、知りたくなっちゃう。

それで一気に読み終えることになってしまう。
そんな本です。