音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

Faith

2008年01月18日 | 音楽関連ニュース
 ここのところニルバナ漬けで新しいCDをぜんぜん聴いておりません……戻りたいけど戻れない。たぶんしばらくの間は。

◆英歌手G・マイケル、09年秋に自叙伝を出版へ(ロイター)
 すごく赤裸々なものになりそうな予感。しかし44歳で自叙伝って、あとは余生ですか。

◆ビートルズ、『Revolver』秘話(BARKS)
 メンフィスのStaxスタジオでのレコーディングが計画されていたとのこと。
 英語記事はこちら。「"Taxman"が"Staxman"になってたかも」だって。ははは。

◆ロビー・ウィリアムスのCD、中国で道路の舗装に…(BARKS)
 環境にやさしいCDってか。それにしても不良在庫100万枚ってのは読み違いすぎ。

◆USの人気オルタナ・ロック・バンド、DINOSAUR Jr.による単独来日公演が3月に開催決定(bounce.com)
 クアトロで見れるやん!でも行けない。しくしく。

◆アイク・ターナーの死因はコカイン(Rolling Stone)
 doops!経由。そのへんの破滅型ロックンローラーよりずっと壮絶な人生。

◆Perfume「マカロニ」PVフル試聴(Yahoo!動画)
 朝陽(夕陽?)の中で駆け回る3人をみていたら幸福な気分になった。

◆宇多田ヒカル、最新アルバムの発売日が3月19日に決定(bounce.com)
 なんのかんのいっても楽しみにしてます。


 なつかしのジョージ・マイケル「Faith」。飛ぶ鳥をも落とす勢いだった頃。
 

Rape Me

2008年01月17日 | 歌詞・訳詞
俺を犯れよ 犯ってくれよ 友だちくん
犯ってくれよ もう一度

俺ひとりのことじゃない
そう 俺ひとりのことじゃない

俺を憎めよ なんどでも同じことしろよ
俺を殺れよ 犯ってくれよ 友だちくん

俺ひとりのことじゃない
そう 俺ひとりのことじゃない

俺のお気に入りの内部情報屋さんよ
あんたのぱっくりあいた傷口にキスしてやるぜ
気にかけてくれて感謝してるよ
あんたはいつも ひどい臭いをさせながら人を侮辱してるんだろうな

犯れよ 俺を犯ってくれよ 友だちくん
犯ってくれよ もう一度

俺ひとりのことじゃない
そう 俺ひとりのことじゃない

犯れよ
俺を犯ってくれよ

- Nirvana「Rape Me」(1993)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 自分を裏切り、悪意に満ちた情報をゴシップ雑誌に売った友人に対してカートが書いたとされる歌。「Smells Like Teen Spirit」を陰鬱にしたようなリフに導かれ、カートの口から何度も「Rape Me」という言葉が吐き出される。
 怒りに満ちた歌のはずなのに痛々しい。まるで自分を取り囲む全てのものに向かってつぶやいているようだ。

 原詞はここを参照。

 

 

Sliver

2008年01月16日 | 歌詞・訳詞
ママとパパは遊びにでかけた
僕をジョーおじいちゃんのところに降ろして
僕は暴れて叫んだ 置いてかないで

おばあちゃん 僕を家に帰らせて

おじいちゃんの家で食事しなけりゃならなかった
マッシュポテトとかそんなようなもの
肉をうまくかみ切れなかった

おばあちゃん 僕を家に帰らせて

おばあちゃんは言った どうして泣きやまないの
外で遊びなさい 自転車にでも乗って
そして僕はつま先をケガした

おばあちゃん 僕を家に帰らせて

夕食のあと アイスクリームを食べた
そしてテレビを見ながら寝てしまった
目覚めると ママの腕の中だった

おばあちゃん 僕を家に帰らせて

ひとりになりたいんだ

- Nirvana「Sliver」(1990)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 カート・コベインが不遇な子供時代(幼いころ両親が離婚し、親戚をたらい回しにされた)を過ごしたことを知ると、その経験を投影した曲だとしか思えなくなる。ジョン・レノン「マザー」を連想する。せつない。

 原詞はここを参照。

 カートの死後発表されたデモヴァージョンの詞は、これと少し違っていて、母親の腕の中で目覚めるというくだりがなく、そのかわり祖父の煙草でやけどをしたというフレーズが出てくる。さらにせつない。

 1991年アムステルダムでの演奏。
 

 

Valley Girl

2008年01月15日 | ザッパ関連
 YouTubeで探しものをしていたら、なんだか知らないけどフランク&ムーン・ザッパ「ヴァリー・ガール」に、エヴァンゲリオン映像をマッシュアップしたものを見つけた。口の動きがうまくシンクロしていて笑う。
 ▼Asuka the Valley Girl
 


 念のため本家の方も貼っておきましょうか。TV出演時の映像。80年代のあほらしさ満載。
 ▼Moon Unit Zappa - Valley Girl
 
 この曲をご存じない方のために少々解説を。
 「Valley Girl」とは、ロサンゼルス郊外の高級住宅地サン・フェルナンド・ヴァレーに住む十代の女の子たちのことで、その独特の言葉遣いや仕草をおもしろがったザッパ親娘が、それをネタに曲を作ったらヒットしてしまったと。1982年のこと。ちなみにムーン・ユニット嬢自身はValley Girlではないそう。

 ザッパといえば、こんなものがリリースされるとのお知らせがまたHMVから届いたんだけども。伝説のテレビ番組のDVD化? どうみてもオフィシャルには思えまへん。

What Difference Does It Make ?

2008年01月14日 | 歌詞・訳詞
だれもが秘密を持っている 僕のはこれさ お見せしようか
僕たちは地獄も 満ち潮のときもくぐりぬけてきた
だから 君を頼りにしたっていいはず
でも君は後ずさりをして 重い言葉を軽々しく投げつける
それでも僕は今も 銃弾の前にこの身を投げ出せるよ 君のためなら

だからといって それでなにか違いがあるのかい?
なにか変わるのかい?
なにも変わりはしないさ
君は去ってしまった
今夜 君はひどく年老いて見えるだろう

悪魔が手ぐすねをひいている
僕は盗み 嘘をついた なぜかって?
君がそうしてくれと頼んだからさ
でも今 君は僕に恥ずかしい思いをさせる
僕の手が二つしかないからといって
ああ 僕はまだ君のことが好きだよ

だからといって それでなにか違いがあるのかい?
なにか変わるのかい?
なにも変わりはしないさ
君は去ってしまった
今夜 嫌悪の情は君を温めてはくれない

悪魔は手ぐすねをひいている
僕は盗み 嘘をついた 君に頼まれたから
でも今 君はほんとうのことがわかったんだろ
もうこれ以上 僕の顔を見たくないのだと
ああ 僕は今も君がすごく好きだよ

でも もう謝ってもらわなくていい
謝罪なんかいらない
もううんざりしてるんだ
もうほとほとうんざりしてる
今日はひどく気分が悪いんだ
でも 僕はまだ君のことが好きだよ

(ああ 僕の神聖なるひと)

- The Smiths「What Difference Does It Make ?」(1984)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 裏切りについての歌。自分を裏切った者に投げつける、悪意と愛情とあきらめのないまぜになった罵声。 

 原詞はここを参照。

 1983年7月、マンチェスター、クラブハシエンダでのライヴ映像。
 

 

Think it over

2008年01月12日 | ザッパ関連
◆大山甲日氏による「ZAPPA/WAZOO」評
 大山甲日氏は「大ザッパ論」「大ザッパ論2」の著者。ザッパCD日本盤のライナーノーツでも有名な方。
 「WAZOO」とは関係ないがちょっと気になったこと。大山氏はこのエントリの中で
(ネット上で)『大ザッパ論』のことを「ハイブラウ過ぎる」と評する意見を見つけた。(中略)ハイブラウ過ぎるという感想だけならまだしも、「だからザッパ・ファンが増えないのだ」と来る。まるで自分が書けばザッパ・ファン倍増間違いなしという自信だ。こういうおめでたいのがザッパ・ファンを自称し、同じような戯言を垂れ流し続けるから、ザッパ・ファンが増えないのだと言い返してやることもできる。
と書いておられるのだけれど、これは僕が以前書いた日記(2003年10月19日付け)に対するものなのだろうか。

◆Frank Zappa「Transmissions(+book)」(HMV Japan)
 もうひとつザッパネタ。Storming Musicという怪しげなレーベルからリリースされている「Transmissions」というシリーズに、ザッパ音源が登場するようだ。
 いつ、どこでの音源なのか、音質・画質などのクオリティがどの程度なのかなど詳細は現時点では不明。まあ著作権的に限りなくグレーなブツだと思うので、あまり期待はできないだろうけど。
 ちなみにこのレーベル、似たようなコンセプトの「Rare Broadcasts」というシリーズもリリースしているようだ。

◆ガルシアの首さんの話(htpr)
 「独善音楽評」や「やさぐれ日記暫定版」で鋭いレビューを展開しておられたガルシアの首さんが、昨年死去されていたとのこと。驚いた。卓抜な書き手だっただけになおさら。
 人は死んでもサイトやブログは残る。誰かが以前書いていたように、サイトやブログは、その人の「生きている証」であると同時に「墓」でもあるのだな。R.I.P


 ザッパ「Grand Wazoo」から終曲「Blessed Relief」。
 

There Is A Light That Never Goes Out

2008年01月11日 | 歌詞・訳詞
今夜 僕を連れ出してくれ
音楽が流れ 若く生気に満ちた人々のいるところへ
君のクルマで行こう もう家には帰りたくないんだ
だって もうそんなもの僕にはないんだから

今夜 僕を連れ出してくれ
人ごみや 街の明かりが見たいんだ
君のクルマで行こう お願いだから家になんか送らないでくれ
だって あれはもう僕の家じゃない 彼らの家だ 歓迎されないのさ

もし二階建てバスが突っ込んできて
君の横で死ぬことになったら それは最高に素敵な死に方
もし10トントラックが 僕ら二人を殺すのなら
君の横で死ぬことは 歓びであり栄誉

今夜 僕を連れ出してくれ
どこへでもいいんだ かまわない
闇に包まれたガード下をくぐるとき
僕は思った 神様 ついにチャンスがきたのだと
しかし 奇妙な恐怖が僕をとらえた
そして なにも訊けなくなってしまった

今夜 僕を連れ出してくれ
どこへでもいいんだ かまわない
君のクルマで行こう もう家には帰りたくないんだ
だって もうそんなもの僕にはないんだから

もし二階建てバスが 突っ込んできて
君の横で死ぬことになったら それは最高に素敵な死に方
もし10トントラックが 僕ら二人を殺すのなら
君の横で死ぬことは 歓びであり栄誉

けして消えることのない光がある
消えてしまうことのない光がある

- The Smiths「There is A Light That Never Goes Out」(1986)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 痛切な歌。ただただ痛切な歌。

 原詞はここを参照。

 

 

Cry Baby Cry

2008年01月10日 | ザッパ関連
◆ビートルズ初のCMソングは、おしめ(BARKS)
 商品がおしめってことで、曲は「Cry Baby Cry」だと思うんですけどどうでしょ。え、記念すべき第1号にそんな地味曲使うはずないって?

◆2007年UKで最も売れたミュージシャンの自伝トップ5(BARKS)
 ブラーのアレックス・ジェームスが、90年代にコカインとシャンペンに100万ポンド(約2億2,000万円)を費やした、って話はすごいなー。

◆ついにPerfumeが「ミュージックステーション」初出演(ナタリー)
 録画録画。保存保存。

◆Mike Oldfield 待望の新作!(HMV Japan)
 今度はクラシック部門からのリリースですか。そういや前のアルバム結局聴かずじまいだ…。

◆ソウル/ファンク再発天国♪(HMV Japan)
 マーヴィン・ゲイ「離婚伝説(Here My Dear)」の拡大版が出るそう。ディスク2はリミックス集らしい。最近そういうのちょこちょこ見るなあ。あんまりおもしろいとは思えないんだけど。

◆BBCが選ぶ2008年ブレイク予想アーティスト、トップ10(doops!)
 映像付きで見ることができるので便利。ありがたや。

◆マイク・ケネリーがやって来る!!2/2(土)当店8F特設会場にてインストア・ライヴ開催!!(diskunion新宿本館ロックフロアストアブログ)
 ザッパバンドに参加していたこともある才人ギタリスト。ソロ公演についてはうちのBBSに以前書き込みがありました


 ザッパバンド時代のマイク・ケネリー映像をYouTubeで発見。御大をさしおいてソロ弾いてます。
 ▼Frank Zappa - Penguin In Bondage (M.K.solo) 1988 Wien
 

冷たい花

2008年01月09日 | 音楽関連ニュース
◆ブリグリ、初BEST決定!!(HMV Japan)
 くるかなーと思ってたらきましたねやっぱり。PV全曲収録DVD付きってのは大盤振る舞い。

◆Perfume「Baby cruising Love」PVフル試聴(Yahoo!動画)
 「小心者の杖日記」経由。某動画投稿サイトではすでにフルを見ることができたんですが、こっちの方が画質音質ともレベル高いです。当たり前か。それにしてもせつない曲だよな。

◆NIN、無料でダウンロードするファンの多さに落胆(BARKS)
 そもそもネットっていうのはそういう文化に支えられて発展してきた面もあるわけだし。しかたない部分もあるのかな。

◆セックス・ピストルズ、パントマイムに?(BARKS)
 音楽映画をパントマイムにしてしまうアイデアが斬新で過激……なの?

◆目の前のパソコンをミニシアターに変える方法「Logicool Z Cinema」(BARKS)
 満足なリスニングルームすら持てない人(俺)にとっては、こういう手法もいいかも。音質がどの程度なのかは気になるけど。

◆ジャマイカの放送局からBOB MARLEYの貴重音源や映像を含む所蔵コレクションが紛失(bounce.com)
 「これらは、おそらく2004年から2007年のあいだに盗まれたものと推測されている」っていうのがアバウトすぎ。


 NINトレント・レズナーがプロデュースしたソウル・ウィリアムズってのはこんな音らしい。
 ▼Saul Williams - Break (produced by Trent Reznor)
 

One To One

2008年01月08日 | 歌詞・訳詞
昨日 電話してみたけど
君は月曜クラブにでも行ってたんだろう
それとも 共産主義者のデモかな
どっちでもいいや

君は毎日どこかへでかけてる
KKKに反対する菜食主義者の運動とか
全男性に対抗する全女性の会とか
ありえないね

一対一
どこがいけないんだい
一対一のどこがまずいんだい
一度でいいから 二人きりになろう
だって一対一こそがリアルなんだから
逃げ隠れできない場で
三人じゃうまくいかないこともあるって知るのさ

君の主張には賛成するよ
でもバッジをつけたくはないんだ
旗を振ったりもしたくない
君がやるのはかまわないけどね
怒っている時の君はきれいだ
これって性差別主義者の言いぐさかな

一対一
どこがいけないんだい
一対一のどこがまずいんだい
一度でいいから 二人きりになろう
だって一対一こそがリアルなんだから
逃げ隠れできない場で
三人じゃうまくいかないこともあるって知るのさ

- Joe Jackson「One To One」(1980)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 しつこくジョー・ジャクソンを続けます。これもサードアルバム「BEAT CRAZY」収録曲。彼の代表曲のひとつといえるでしょう。

 社会運動に熱中している女性に対して「そんなことより一対一になろう。その方がリアルなんだ」と迫るラヴソング。このシチュエーション設定がジョー・ジャクソンぽい。
 まあそんな女の子を好きになっても、あまり良い目にはあわないような気がするんですけどね。

 原詞はここを参照。