音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

Think it over

2008年01月12日 | ザッパ関連
◆大山甲日氏による「ZAPPA/WAZOO」評
 大山甲日氏は「大ザッパ論」「大ザッパ論2」の著者。ザッパCD日本盤のライナーノーツでも有名な方。
 「WAZOO」とは関係ないがちょっと気になったこと。大山氏はこのエントリの中で
(ネット上で)『大ザッパ論』のことを「ハイブラウ過ぎる」と評する意見を見つけた。(中略)ハイブラウ過ぎるという感想だけならまだしも、「だからザッパ・ファンが増えないのだ」と来る。まるで自分が書けばザッパ・ファン倍増間違いなしという自信だ。こういうおめでたいのがザッパ・ファンを自称し、同じような戯言を垂れ流し続けるから、ザッパ・ファンが増えないのだと言い返してやることもできる。
と書いておられるのだけれど、これは僕が以前書いた日記(2003年10月19日付け)に対するものなのだろうか。

◆Frank Zappa「Transmissions(+book)」(HMV Japan)
 もうひとつザッパネタ。Storming Musicという怪しげなレーベルからリリースされている「Transmissions」というシリーズに、ザッパ音源が登場するようだ。
 いつ、どこでの音源なのか、音質・画質などのクオリティがどの程度なのかなど詳細は現時点では不明。まあ著作権的に限りなくグレーなブツだと思うので、あまり期待はできないだろうけど。
 ちなみにこのレーベル、似たようなコンセプトの「Rare Broadcasts」というシリーズもリリースしているようだ。

◆ガルシアの首さんの話(htpr)
 「独善音楽評」や「やさぐれ日記暫定版」で鋭いレビューを展開しておられたガルシアの首さんが、昨年死去されていたとのこと。驚いた。卓抜な書き手だっただけになおさら。
 人は死んでもサイトやブログは残る。誰かが以前書いていたように、サイトやブログは、その人の「生きている証」であると同時に「墓」でもあるのだな。R.I.P


 ザッパ「Grand Wazoo」から終曲「Blessed Relief」。