音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

Maybe I’m amazed

2008年01月05日 | DVDの感想
  
○「ポ-ル・マッカートニー・アンソロジー 1970-2005」(2007)
 昨日で僕の正月休みは終わりでした。正月休みというのは、初詣に行ったり、年始のあいさつに行ったり、年末に書けなかった年賀状を書いたり、と意外とゆっくりできないのですが、昨日はやっとまとまった時間がとれたので、去年買ったまま見ていなかったポールのアンソロジーDVD三枚組を見ていました。

 ところが、昼食後に見始めて外が暗くなるまで数時間見続けたのに、ディスク1しか見られなかったのです。なんともすごいヴォリューム。
 ディスク1だけでも21曲のPVを収録し(しかも数曲はマルチアングル)、さらにおまけとしてTV出演時の映像やヴァージョン違いのPV、「バンド・オン・ザ・ラン」のジャケ撮影時の映像なども。
 で、以上をあわせた計26トラックのうち15トラックはポール本人のコメンタリー付き、と。
 
 このコメンタリーがまた、ニッチな裏話満載で無視するわけにはいかんのです。
 たとえば、「C・ムーン」がなにを意味するのか。「愛しのヘレン」を書いた動機。「カミング・アップ」でポールが演じた何人ものミュージシャンのモデルは誰か。イギリスで大ヒットした「夢の旅人」を作曲した動機とリリースを躊躇した理由。「エボニー・アンド・アイボリー」撮影の秘密。などなど。

 ファンの人ならば周知の話も多いんだろうけど、やっぱりポール本人の口から直接語られると説得力が違いますね。映像的にはどうってことのないPVでも、コメントを聞いたあとは、なんだかその映像が愛おしく思えてくるのです。

 それともうひとつ。「PLAY LIST」や「EXTRAS」などのメニュー画面にもそれぞれレアな映像が収録されているのでした。これがまた興味深いものばかり。("ロケストラ"のリハーサル映像とか。「ブルーバード」の録音風景とか。)

 ポールの音楽を愛する人ならば、とことん幸福になれるDVDだと思います。音質も素晴らしいし。
 ディスク2には80年代以降のPVがたっぷりと、そしてディスク3にはあの「ロック・ショウ」映像を始めとするライヴが収録されているはずです。これはもう、まとまった時間を無理にでもつくって見るしかありません……。



 このDVDに収録されなかったPVをYouTubeから。「Again and Again and Again」。大好きな曲なんだけど。デニー・レイン作曲&リード・ヴォーカルだから収録されなかったんだろうな。
 


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