音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

音楽と私

2007年12月03日 | CDの感想
  
○原田知世「Music & Me」(CD+DVD)(2007)
 デビュー25周年記念アルバム。知世ちゃん(ついこう呼びたくなる)も、今年で40歳ですか…。

 アニヴァーサリーということで人脈総動員なのですが(伊藤ゴロー、大貫妙子、高橋幸宏、鈴木慶一、高木正勝、オニキユウジ、高木正勝、キセル。豪華)、チャーミングな曲ばかりが収録された良いアルバムだと思います。

 個人的には、「色彩都市」(大貫妙子)、「Are You There?」(バカラック&デヴィッド)、「I Will」(ビートルズ)のカヴァーにやられました。
 "Pure Acoustic"スタイルの「色彩都市」、ユキヒロ・エレクトロニカな「Are You There ?」、そして原曲のイメージに忠実な「I Will」。
 特に「I Will」は感無量でした。いろいろと思い入れの深い曲なので。「りんごの子守唄」(赤盤)での原田郁子によるカヴァーもお気に入りだったのですが、この知世ちゃんVerもナチュラルな出来で心に残ります。

 そしてラストには「時をかける少女」のボッサ・セルフ・カヴァーが。泣きます。

 と、カヴァー曲についてばかり書いてしまいましたが、オリジナル曲もそれぞれいいんですよ。のびのび&生き生きとした空気が広がるトラックから、音響派ぽいトラックまであって。カヴァーとのバランスもちょうどいい感じだし。

 ひさびさに聴いていて思ったのですが、彼女の声って不思議ですよね。
 ただ温かいだけでもなく、ただクールなのでもなく。対象との距離の取り方、感情の込め方が独特なんでしょう。そのことが、このアルバムを単純な「大人のポップス」アルバムにしていないと思うのでした。

 試聴、動画コメント、本人による全曲解説などはこちらでどうぞ。


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