蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

2013参議院選挙の争点

2013年07月18日 13時10分16秒 | 日記
昨日、期日前投票をして来ました。
週末は稽古ぎっちりのスケジュール。
投票に行けない可能性もあるので。

にしても、便利になったものだ。
期日前投票って、どこの公民館でも出来るんだね。

  何を今さら言ってるの?

と言われそうだけど、私は自宅がある管轄の支所しか
(住民票を届け出ている管轄の支所)
受け付けてくれないと思ってたんだよね。
ところが、投票用紙のついたハガキの裏に
ちゃんと記載されてました。

配布物は、きちんと目を通さねばいけませんね。

そんなわけで、昼間の稽古に行った折りに
隣接されている支所にて、息子たちと一緒に投票を済ませて来た。

長男が

  まだ決めかねてるんだよね

と言いながら、投票に行く前にネットで各党のマニフェストを検索。

常々日本の政治について考えている人なんて、そんなにいないか…

特に今回の参議院選挙は

 どの党に入れたらいいのかわからない
 誰に入れたらいいのかわからない

という多くの声を聞く。

これから投票に行く人の参考になりそうなサイトをご紹介しよう。

日本の選択――重要争点丸わかり解説

小冊子『熱風』7月号特集 緊急PDF配信のお知らせ

この『熱風』7月号の特集は「憲法改正」
今回の選挙の大きな争点の一つです。
私は、TPPや原発などの争点と共に
この「憲法改正」を重視して投票しました。

上記のような記事を興味を持って読み
自分の脳で考え判断できる国民が増えることを願います。

皆さん、投票には必ず行きましょう。
これは国民の権利なのですから―

生み出すとは・・・

2013年07月17日 23時13分24秒 | 日記
この2日間は、オープンエア・ダンス振り付け中心の稽古。

昨日の明け方、Moriさんから2曲の新曲が届いたので
早速、ダンサーのJ君に音楽データを転送。
長野に午後到着予定のJ君に
高速バスの中で音楽を聞きながら
振り付けを考案をしてもらう。

13:00過ぎに、J君が長野に到着。
バス停まで迎えに行き、まずは倉庫へ。
小道具と衣装を運び出し、稽古場へ向かう。

稽古場では、ガンちゃんと恭子ちゃんが
抜き稽古に汗を流していた。

本当なら私も午前中から稽古場に行く予定だったが
色々イレギュラーがあり、すっかり忘れてしまった。

 ガンちゃん、恭子ちゃん、ごめんなさい。

早速2人のシーンの抜き稽古を始める。
その間、J君は黙々と振り付けを考えてはメモをして
踊ってみて…の繰り返し。

一時間程で2人の稽古を終え、次は
くぼちゃんとケンジ君のシーンの抜き稽古。

気付くと既に17:00!
取り敢えず抜き稽古を終え、振り付けの確認を始める。
前回振り付けてもらったダンスの修正を含め
今回は3曲分の振り付けを完成させてもらう予定。
あ、1曲はエンディングダンスなので
音楽完成後、ラスト部分の振り付けを加えることになるが…

今日いただいた2曲のうち1曲は民衆の踊り。
軽快なテンポで、テンションが上がる曲。
もう1曲は、怪しげでユニークな音楽。

J君が考えた振り付けに、若干修正を加えながら
何とか今日いただいた2曲は完成。

18:00、団員・一般参加の皆さんが基礎稽古を開始。
18:40、振り移し開始。

うんうん!
良い感じだ♪
予想通り、民衆のダンスはテンション上がりまくり。
もう一つは、怪しくて面白いダンスになった。

しかし…
残念ながら、エンディングダンスの修正は手つかずのまま。
J君にしては珍しく、相当悩んでいる様子。

帰宅後も、色々話しながら動画を見て振り付けを検討。

で、今日も午後から振り付けの考案。
あと少し…なのだが、その少しが今一つピンと来ない。

再度、詩を読み直し、イメージを具現化していく。

キャスト陣が集い始めて来た頃、ようやくまとまった。

昨日と同様、基礎訓練をして18:40~振り移し開始。

それから2時間半、ずっとダンスの稽古でした。

いやぁ~とってもパワフルでかっこ良いダンスになりました!

帰路の車の中でJ君が

 手伝ってくれてありがとう。

と言ったので

 私は生み出す人の苦労を知っている。
 目の前にあるものを見て、アドバイスするのは
 ダンスの心得さえあれば誰だって出来る。
 こちらこそ、ありがとう!

振り付けを生み出す作業とは
まず詩と音楽からイメージを明確化して
記憶からそのイメージに近いものを掘り起こし
それらを音楽や詩に合うように紡いでいく作業。

上記が可能な人の条件は…

 ①色々な動き・パフォーマンスを体に沁み込ませる練習を積んだ人
 ②様々なジャンルの優れた踊り手を観察して記憶にインプットしている人
 ③要求されたイメージを自分の脳にイメージ出来る人

しかも、今回はバレエとは畑が違う和風の踊り。

 よくあんな振り、思い浮かんだな…

とJ君が呟くのももっともな話。

けど、育つ環境の中に日舞を観たり邦楽に触れる機会があったし
能や歌舞伎の映像が否応なしに目に入る機会もあった。
きっと知らぬ間に記憶にインプットされたのでしょう。

 やっぱり「記憶」って大切だな…
 どんなものを観て、聞いて、何を感じるか
 それが、その人間を作っていくんだ…

と、改めて実感。

J君、二日間お疲れ様でした!

そうそう♪
今回は特別出演の恭子ちゃん、くぼちゃん、モッちゃん以外に
M氏と信プロの無茶さんもダンス稽古に参加してくださった。

団員も一般参加の皆さんも、必死で駆け付けてくれて
活気のある稽古になりました。

皆さん、お疲れ様でした!

衣装生地裁断☆

2013年07月15日 23時38分10秒 | 日記
週末の二日間でキャスト42人分の衣装生地裁断を行った。

衣装担当のKitamuraさんがパターンを作成してくださり
劇団員始め、中学生以上の団員と一般参加の皆さんや
ボランティアスタッフさんが大勢参加してくれました!

元研修生で衣装製作が得意なユカちゃんが
二日間とも参加し、現・衣装担当のケンジ君を助けてくれた。
ケンジ君は、裁断日の前日に扁桃腺炎による高熱が!
深夜、救急外来で解熱剤と抗生剤を出してもらったが
昼間に再度受診して検査しないと相応の薬を出せないとのこと…
ユカちゃんが来てくれたおかげで、裁断の合間を見て
病院に行くことができ、きちんとした薬を処方していただいたので
今日はすっかり熱が下がり、快方に向かっている。
ありがとう、ユカちゃん!

他に二日間とも参加してくれた高校生のボランティアさんや
昨年までオープンエアに参加していたMちゃん
出演者の保護者の皆さんも協力してくださった。

今回の衣装は、着物をほどいて製作するものが多く
購入生地の裁断以外に、着物を切ったりほどいたり。
地味に時間と手間がかかる作業でしたねぇ…
着物に関しての指示は私が担当。

二日目の昨日は、生地裁断と並行して
午前中にキッズの稽古、午後は忍(しのび)の稽古だったが
合間を見て、裁断の方にも顔を出しながら
進捗状況を見つつ稽古を進めた。

今回は裁断だけでなく、ミシンを操作できるメンバーや
お裁縫の出来るメンバーには、衣装製作に取り掛かってもらい
主要メンバーの衣装のいくつかは、形にすることが出来た。

Tさんは、ミシンの他にアイロンまで持って来てくれて
とてもきれいに仕上げてくれたし
特別出演のKさんも日曜日に参加してくれて
主役の羽織を丁寧に仕上げてくださった。

大勢のメンバーが参加してくれて
無事生地裁断を終えることができました。

長時間、下を向いて生地を裁断してく作業は
身体的にかなり辛い作業。
首や腰が痛い…と言いつつも、最後まで投げ出さず
取り組んでくれたメンバーに心から感謝します。

ご参加いただいた皆さん、長時間お疲れ様でした。
ありがとうございました!

特別出演メンバーのご紹介♪

2013年07月13日 23時46分46秒 | 日記
今年のオープンエア特別出演のメンバーは
男性3人、女性3人、過去最多です。

演奏隊・声楽隊メンバーも過去最多!

有難いことですね♪

今日は、特別出演の皆様のご紹介を少々。

まずは、劇団くるま座の松本恭子さん。

恭子ちゃんとは、かれこれ20年以上のお付き合い。
私が劇団くるま座に入団し、「ひょうとくさん」という舞台で
初めて主役をさせていただいた時
若き制作スタッフとして関わってくれて
次の作品では板の上に立ち、以来ずっと
くるま座の役者として、舞台に立ち続けている。
初めて出会った頃の恭子ちゃんは
非常に集中力があり、少年っぽい不思議な魅力があったっけ。
演出家・くるま大八先生が亡くなってから
精神的にも役者としても大きく飛躍し
これから益々楽しみな役者さんです。
オープンエアは今年で三回目、今年2月の劇団本公演と
6月の児童劇にも出演してくれました。

二人目は、同じく劇団くるま座の窪田裕子さん。

くぼちゃんとも、20年くらいの長いお付き合い。
スロースターターで、面白い雰囲気はあるものの
その面白さを確信したのが、私がくるま座で
演出助手をやらせていただいた時だった。
それは「ずく」という作品で
いくつかのオムニバスで綴られる舞台
そのうちの一つの演出を私が担当させていただき
その作品のキャストとして出演していたのがくぼちゃんだった。
役者だった私が、初めて演出に挑んだ思い出深い作品でもある。
(学生時代の演出はカウントにはいれていません)
怖いもの知らずのハチャメチャな作り方だったけど
くぼちゃんのはじけっぷりは最高だったな。
今は、はじけっぷりがすっかり板につき
実にユニークな役者に変貌を遂げた。
彼女も恭子ちゃんと同様、くるま先生が亡くなられてから
自らの意思で一歩一歩役者道を歩んでいる。

頼る人がいるうちは、自主性は育ちづらいものなのかもね…

昨年のオープンエアに続き2度目の出演。
恭子ちゃんと共に2月劇団本公演と
6月の児童劇にも出演してくれました。

三人目は、劇団ねじ式の池田春彦さん。

池田さんは、オープンエアシアター2007「ISHIN」の時
飯山市から数名の団員さんと共にご参加下さった方。
週一回、劇団員と私で飯山まで稽古に通ったことが懐かしい。
「ISHIN」は、新撰組をモデルに創作した作品で
池田さんには局長を演じていただいた。
夢幻は基本的に若手のメンバーが多く
パワーはあるが重みにかける一面がある。
池田さんは年齢を重ねた存在感があり
舞台の重みの一翼を担ってくださった。
その後、お互いに多忙で暫く疎遠になっていたが
今年2月の劇団本公演に池田さんが足を運んでくださり
メールで嬉しいご感想をいただいた。
オープンエアの作品づくりに入ってキャストを考えたとき

  うーむ…
  やはり年齢を重ねた男性役者が必要だよね…

と思い、ダメ元で池田さんにご相談したところ
有難いことにご快諾をいただけた。
今回もきっと燻銀のような存在感のある演技を
見せてくれることでしょう。

四人目は、牧恵一郎さん。

牧さんは、須坂市の㈱ニットーの社長さん。
ニットーさんは、3年程前から夢幻の賛助法人会員に
なって下さっている。
公演のご案内に伺ううちに、牧さんが若い頃
役者になりたいと思っていたということが判明し
それ以来、いつかオープンエアにご出演いただこうと
密かに目論見続けていて
今回ようやくその目論見が実現する運びとなった。
専務さんや常務さん始め、社員の皆さんも
とても楽しみにしているご様子。
ニットーさんの社員さんの中には
小布施在住の方も多く、またニットーさんの本拠地・須坂市には
今回の作品のモデル「福島忠勝公」のお墓がある大乗寺もある。
非常に強い縁を感じます。
きっと舞台に華を添えて下さることでしょう。

五人目は、信州プロレスリングのグレート無茶さん。

無茶さんとは、今年の4月にひょんなことから
信プロさんの本拠地・アリーナでお会いする機会があり
練習終了後、お話をさせていただいた。
そこで伺った無茶さんのプロレスにかける思いや情熱・心意気が
私たちのそれと共通するものを強く感じ
オープンエアシアターにお誘いした次第。
ご多忙で無理かなぁ…と思っていたが
前向きにスケジュール調整をしてくださり
晴れてご出演いただく運びとなった。
もちろんマスクをかぶっての登場となります。
どんな役どころで登場するか…
皆さん、どうぞ楽しみにしていてください!

六人目は、元劇団員の坂本真由美さん。

もっちゃんは、長年にわたり夢幻の看板女優として
また、運営面の上でも劇団に貢献してくれた。
退団後も法人理事として残り
運営面を陰でで支えてくれている。
今は、自営業であるご実家の仕事を支えなければならない立場だが
仕事に支障が出ない範囲で役者業を継続。
児童劇「カン太の涙」には客演としてずっと出演してくれている。
退団後、お手伝いに来てくれた本公演で
「役者をやりたい」という気持ちが改めて明確になったようだ。
劇団としてもっちゃんの退団は痛かったけど
退団しなければ、本当の思いに気付かなかったかも…
純粋に舞台に向かう心を持つメンバーの一人として
これからも同じ板の上で生き生きと演じていってもえたら…
と密かに願っている。

いずれも個性豊かで存在感のある役者陣♪

夢幻の役者陣の良い刺激になることでしょう。

稽古組み

2013年07月12日 23時02分23秒 | 日記
今週も超ハードなスケジュールだった。

月曜日の生地買い出し以降
昼間にコミュニケーション講師の仕事
夜は稽古で、深夜に事務仕事…

体力的にはきついが、様々な職種の皆さんに
実演をさせていただくことで
更にコミュニケーションにおいて大切なことが
浮き彫りになって来た。

このような体験と経験の場を与えていただけるなんて
私は恵まれていますね。

その合間を縫って、オープンエアの本番までの
稽古スケジュールを作成したのだが
これが予想以上に大変で、二日間を費やしてしまった…
これまでは、キャストをチームに分け稽古組みをしてきたので
半日もあれば出来たのだが…

今回は、実験的にシーン別の稽古組みにしてみた。

実はこの手法、以前試したことがあるのだが
その時は全く機能せず徒労に終わった…

けど、キャスト陣からの要望もあったので
もう一度チャレンジしてみることにしたのでした。

その代わり、と言ってはなんだけど
例えキーマンになる人が休んでも
代役でシーンをつくっていくことを心に強く誓って…

何しろ出演者が40人以上の舞台。
人間は生モノだし、人数が多ければ多いほど
突発的な出来事が起きる確率も上がる。

……
どちらの手法も一長一短があり
必ずしもどちらが良いと言えない。
ならば「良いとこ取り」が出来るように
もう一度試してみようと…

さて、どんな結果になるか…
楽しみです。