蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

一般参加者ワークショップ三回目☆

2010年05月23日 15時49分03秒 | 日記
昨日は、一般参加者ワークショップの三回目。
先週は劇団本公演のため、お休みだった。

大勢の参加者の皆さんが本公演を観に来てくれて

  夏の野外舞台がどうなるか、今から楽しみです!

と言う感想がたくさん寄せられた。
皆さんの期待以上の台本に仕上げなきゃね♪

今年は、いつもより一週間繰り上げて公演を行う予定なので
来週には、本読み、あるいは作品の稽古に入らねばならない。

中村さんは、一週間ごとに数ページずつ台本を渡すそうだ。
私は、そういうやり方をしたことがない。
最後まで書き上げ、再度チェックしないと
整合性が取れていない可能性があるから。
書いているうちに、登場人物が勝手にしゃべりだして
予定とは違う方向に流れだすときがあるんだよね…

昨日のワークショップでは、基礎訓練後
演出上、使うであろう手法の練習を入れつつ
遊びに近いエチュードをやってもらった。
いろんな設定が飛び交って、面白かったです♪

みんなやる気があって、前向きで
稽古場は良い雰囲気だ。

演奏隊の編成も決定し、声楽隊のメンバーも増加中。
ダンサーも何人か集まったし、外枠は埋まった感じだ。
舞台屋さんも、本公演をご覧になって下さって

  いい舞台でした。
  プレッシャーを感じています

と仰っていた。
きっと良い仕事をして下さることだろう。

あとは、良い台本さえ仕上げれば…

頑張らねば

団内打ち上げ♪

2010年05月22日 11時43分52秒 | 日記
昨夜は、団内打ち上げ。

昼間は、台本の梗概第一弾を取り敢えずまとめてケンタロウ君に送信。
私の作品のチェック担当は、ケンタロウ君だ。
今週中に、梗概を決定しないと、来週末の配布は厳しい。

  間に合うかな…

状況的にはかなり厳しい

書きたいことはあるものの
登場人物の性格・状況設定が追いつかない。
一週間の遅れが後々響く…
と知っていても、台本の完成度が高くないと
結局造り直す羽目になるので
ここは焦らずじっくり取り組むべきかもしれない。

今は、諦めずに精一杯努力して来週末
第一稿脱稿を目指そう。

夕方から大掃除

本公演期間中は、掃除など出来ない状態が続き
今週に入ってからも、何かとバタバタ
とても家に人をあげられる状態ではなく
打ち上げの二次会で、みんながうちに来るかもしれないと思うと
掃除をしないわけにはいかなかった。

次男にも手伝ってもらい、18:15頃ようやく片付いた。
それから急いで用意して、打ち上げ会場に向かう。

今日は、団員と特別出演のお二人のみが参加予定。
本当に内々の打ち上げだ。

場所は、長野駅前の居酒屋。

久しぶりに生ビールを思いっきり飲んで
思いっきりしゃべって、楽しい飲み会だった。

特別出演の中村さんは実にトークがお上手。
これまで作って来た芝居の内容を
面白おかしく話して下さって、みんな大笑い♪
7月に、劇団創立30周年記念公演を行うそうです。

凄いよねぇ~
30年間も劇団を継続して来たなんて!

私なんて10年で少々息切れ気味なのに…
秘訣は“楽しみながら”ってことかも?

私は実に大真面目に真剣に舞台道を走って来た。
もちろん、状況によって楽しい時もあるんだけど
全体的にみると、楽しいことよりも
苦しいことやしんどいことのほうが多かったように思う。

これからは、もっと楽しんで舞台が造れたらいいなぁ…

うーん…
私の場合、苦しいのも楽しみの一つなのかもしれないなぁ…
と、ふと思った。
苦しんでようやく閃いたときのあの一瞬は
ただ楽しいだけでは味わえない一瞬だもんね。

要するに、だ。
“楽しい”という感覚は、人によって異なるということだろうね。

それに、期待して下さるお客様がたくさんいて下さるのだから
そこにプレッシャーがあるのは当然だし
責任だって重く感じて当然だし。。

時々は息抜きしながら、精一杯創作活動に取り組んでいくのが
きっと私流なのだと再認識。

きっと中村さんだって、同じような経験をしてらっしゃるはず…

ある程度、飲んでしゃべったところで
一人一言発言開始

団員から、お客様の感想や舞台に関するエピソードが次々と語られていく。

  みんな、良い笑顔だね

笑顔は、やっぱりいいよね。
気持ちが和らいでいくのがわかる。

もう一人の特別出演、Kenji.Aさんは

  台本を読んで、やってみたいと思った。
  いい作品になったと思います。
  野外が楽しみです!!

と語っていた。
彼は、舞台仕込みから裏方まで大活躍してくれて
役者としても観客を魅了してくれた。

中村さん演じる王の存在感はピカイチだったしね。

お二人に出演して頂けなかったら
今回の舞台の成功はなかったでしょう。

うーん…
やっぱ、男性役者が欲しいよねぇ…

宴もたけなわの頃、JUNKの店長J氏が駆けつけて下さって
更に話は盛り上がっていったけど
残念ながら閉店の時間となり、追い出されました。。

その後、我が家に移動して二次会開始。
みんなで本公演のビデオを鑑賞しながらピーチクパーチク。
…だったらしい。

実は、私…
帰宅して早々気分が悪くなり、強い吐き気に襲われて
トイレの友と化し、その後、布団に倒れこんでしまったようでして…

そんなに飲みすぎたわけじゃないのになぁ
多分疲れのせいで胃腸が弱ってるんでしょう。
気をつけなくちゃ。

そんなこんなで、午前三時頃、解散となった模様。

打ち上げに参加した皆さん、お疲れ様でした!

さあ、いよいよ次は、オープンエアシアターです!!
気合い入れていきまっせぇ~~

反省会

2010年05月19日 11時22分55秒 | 日記
昨夜は、劇団員のみの反省会。

いつもなら公演後の数日間はお休みにするところだけど
野外公演の台本執筆の都合上、主要キャストを決める必要があったし
昨日、いくつか今回の公演での問題点が劇団員から上がって来たこともあって
早めにやっておいたほうが良いという結論になった。

19:00から稽古場にて反省会開始。

表向きは成功したが、裏はドタバタ続きの舞台だった。
衣装・小道具・舞台美術・音響・パンフ…
全てギリギリ何とか間に合わせたという感じで
次の野外では、このようなことがないように
どうすれば手際よく効率良く進行できるか
具体的に話しあった…

うーん…
毎回同じこと言い続けている気がするんだけどなぁ…
なかなか改善されないのはなぜ?

うちの劇団員は、本当によくやってくれている。
彼らがいなかったら、あの舞台は造れない。
が、もっといい状況で舞台本番を迎えることが出来るはずだと
私は思うわけで…

お客様の感想は

  早く続きが観たい!

という声が一番のようだった。

全体的に好評であることは確からしい。

仕込みから本番までの問題点があげられ
改善策を模索していく。

その後、場所をファミレスに移動して
ぶっちゃけ話を始める。

お腹の中にストレスをためたままでは先に進めない。
ひと段落ついたところで、野外のキャスティングの相談に移る。

一番は、私が出演するか否かと出演する場合の役どころ。
それと、主役の白以外の主要キャストを誰にするかで難航。
この話は、本公演前に一応決まっていたのだが
私が台本の具体案を考え出したところ
どうもイメージに合わない配役だったため
もう一度再検討したいと劇団員に申し出たのでした。

私から三パターンほど提示し、意見を仰ぐ。
各劇団員が、いろんな角度から考え、自分の意見を言っていく。

私は、本公演で重い役をやらせて頂いたが
みんなの協力がないと、演出の私が舞台に上がるのは厳しい。
特に、野外公演は、大勢の出演者の演出をつけなければならないため
本来なら、私は出演すべきじゃないと思っている。

が、本公演よりグレードを落とすわけにはいかない…

どうするか…

じっくり話し合って、ようやく四人合意のキャスティングが決まった。
ファミレスを出て時計を見ると、ナント四時!

劇団員諸君、長時間、お疲れ様でした

これで、ようやく執筆に入れる…
頑張りますよぉ~~♪

千秋楽―バラシ―打ち上げ

2010年05月17日 13時12分44秒 | 日記
昨日は、千秋楽♪

朝9:00JUNK入り。

の予定だったが、朝、体が起き上がれない!

  まずいっ!
  何とか行かなきゃ!

昨夜、写真撮影にわざわざ東京からいらしてくれたN氏とMさんと
深夜まで食事をしながら話しこんでしまい
帰宅してお風呂に入り、寝たのが明け方だった。

あ、どんなに睡眠不足になっても
お風呂にゆっくりつかることだけは
今回ずっとやってきました。
なぜかというと…
声のためです。
お風呂に入ると、次の日、声の調子がとても良いのです。
一睡もしないでJUNK入りした日もあったけど
その日もお風呂で一時間つかって小屋入りしたため
声に支障は出なかったのです。

そんなわけで、昨日もお風呂にゆっくりつかった…
多分二時間くらい…
いつの間にかお風呂で寝ちゃってたんですね…

ずっと寝不足が続いていたけど
舞台が終わるまでは、大丈夫!だと思っていたのに
最終日に、大ボケをやってしまった…

スタッフさん及び出演者の皆さん、申し訳ありませんでした。

そんなわけで遅刻してJUNK入り。
既にケンタロウ君中心に荒通しが始っていたが
すぐに演出席に座って、ケンタロウ君とバトンタッチ。

昨日の不備、更に手を加えれば良くなりそうな箇所だけをピックアップして返し稽古。
順調に出来あがっているシーンは、どんどん飛ばしていく。

11:40、予定時刻に荒通しを終了。

  良かった…何とかスケジュール通りに終えられた…

昨日は、10分延びちゃったおかげで
開演前の準備に余裕がなく実に慌ただしい開幕だった。
今日は、千秋楽。
落ち着いて開幕したい。

微妙に体調が良くない…
が、ドリンク剤と気力で乗り切るぞ!

客演の中村さんのトークが面白く
楽屋は賑わっている。

きっとみんなのテンションを上げて下さろうとしているのだろう。

  ありがとうございます、中村さん!

お気づかいに感謝し、私は自分のやるべきことに専念しつつ
集中力を高めていく。

今回の私の役は、体力的にも精神的にも
かなりパワーを使う役どころ。
台詞をとちりそうな不安はないけれど
集中できなかったらアウトなのだ。

とにかく、昨日のようなアクシデントがありませんように…

みんなは、舞台掃除をしたり、小道具の準備をしたり、メイクをしたりと
実に慌ただしい楽屋。
本番中も、みんな何役も兼ねているため
楽屋の出入りが激しく、着替えては舞台ソデに待機をを繰り返している。

客演の中村さんが

  こんな忙しい楽屋は初めて!

と、驚いていらした。

一つの役だけに集中できれば、もっと余裕をもって舞台に出られるのは確か。
けど、夢幻の団員の成長の早さの秘訣はコレだと思っている。
目立ちたいだけの人は、名前のない役や
顔がわからない役を真剣に取り組めない。
それらの役を丁寧に真剣に取り組むことで
スタッフさんの心を理解できるようになるし
お客様に楽しんで頂くために最善を尽くすということを学ぶことになる。

裏方さんの苦労や配慮に気づけない役者は
ダメ役者だと私は思っている。


そして、千秋楽の幕が開いた。

順調に進んでいく。
みんな浮足立った様子はなく、とても落ち着いている。
良いテンポで、各シーンが終わっていく。

そして迎えたエンディングも、大きなミスはなく終了。
お客様の拍手に包まれ、カーテンコールを終えた。

実は、アクシデントが一つだけあったんです。
が、まあ、終わり良ければすべて良しってことにしときましょう。

この作品、グロテスクな表現や過激なシーンがあるし
最後は皆、殺されちゃうので、不評も覚悟しての提出だったが
予想以上に好評で、正直言って驚いた。

もちろん、二部作だから、ということもあるだろうけど

  こういう作品、好きです!

というお客様が多いのには、本当にびっくり!

舞台美術や音楽も好評で

  よしっ!
  夏に繋げられた!

本当に良かった…

と、余韻に浸っている間などありません。
お客様をお見送りしたあと
スタッフさん、ボランティアスタッフさん、役者陣が集合し
一言ずつ話して頂いて、スタッフさんにはお礼を申し上げ
みんなで三本締めをして、即刻バラシ開始。

この三日間、ボランティアスタッフをして下さった皆さん
本当にありがとうございました
S短大の私の教え子たちも大勢ボランティアとして
参加してくれて本当に助かりました。

バラシ完了後、劇団倉庫へ資材を運び入れ
再びJUNKに戻って来たのは20:15頃。
ほぼ予定通りだ。

そして、21:00から居酒屋で打ち上げ開始。
JUNKスタッフさんは全員参加して下さった。

舞台中のエピソードがあちこちで語られ
次回作への期待が膨らんでいるようで

  白はこれからどうなるのか?
  メバルは?
  カレンは?

など、みんなが色々妄想(?)を語っている。
JUNKの店長J氏は

  オレが台本を書くぞ!

よくよく聞いたら、あらすじを書くという意味だったようだけど
それくらい、この舞台の続きがみんな楽しみのようだ。

  期待に応える作品にしなくちゃ!

一つの舞台が終わっても、休んでられない状況。

明日から早速、次回作の梗概作成に入らねば…

うーん…体が持つのかなぁ…

頼むよ、私の身体さん!
何とか夏まで持ちこたえてね

いつもなら、二次会は我が家なんだけど
今回は掃除をする時間が全くなくて
とても人を呼べる状況でないため
午前一時過ぎ、一次会のみで解散となった。

改めて、団内打ち上げとJUNKスタッフさんとの打ち上げは
別日に行なう予定。

JUNKスタッフの皆さん、出演者の皆さん
そしてボランティアスタッフの皆さん
本当にお疲れさまでした

そして、ご来場頂いた皆様、ありがとうございました

公演二日目☆

2010年05月15日 23時42分25秒 | 日記
朝9:30、JUNK入り。
舞台回りをチェックして、10:00から荒通し稽古開始。
昨日の舞台で気になったところと
音響・照明きっかけを中心にチェックしていく。

今回の舞台の肝は、ナントいってもオープニング。
オープニングがこけたら皆こける!

カオスを表現する白い布の中に入っている役者は五人。
彼らの呼吸が乱れたら一巻の終わり。
わずか三段の段差が、彼らの動きを阻む。

  大変なことをやらせてるんだよね…
  どうか無事、オープニングが終わりますように…

荒通しでも、再度チェックして注意点を明確にしていく。
このカオスシーンと次の語りのシーンに
一番稽古時間をかけてきたように思う。

夢幻の本公演は、オープニングを楽しみにいらして下さるお客様が多いこともあるが
夢幻パラレルワールドにお客様を誘う大切なシーン。

毎回舞台が始ると、祈る気持ちで舞台ソデに立ち
カオス・語りのシーンが終わるのを息をのんで見守る

この二つさえ上手く進めば、あとは大丈夫

何しろうちの役者陣は、本番に強い!
毎回本番では、稽古以上の力を発揮してくれる。

たまに

  何のための稽古?

と、思っちゃうくらいの変わりよう

稽古でも本番に近い演技をしてくれると助かるんだけどなぁ…
と、内心ぼやきつつ

  本番で下がるよりマシだよね

と気を取り直す私。

二日目は、とかく気が緩みがち。
初日が成功すると、特に、だ。

気が緩んで事故が起きたら大変だ
みんなに気を引き締めるよう檄を飛ばす。

けど…

やっぱり、アクシデントが発生してしまった

昼の部を滞りなく終え、更に気が緩んだせいかもしれないが
夜の部の本番中、小道具が紛失する事故が発生。
そのドタバタが、いろんなところに波及し…

ご覧になったお客様に伺ったところ
殆どのお客様は気づいていらっしゃらなかったので
取り敢えず安堵
それにどういうわけか、夜の部の評判が極めて良く

  出来としては昼のほうが良かったのに、なぜ?

よくよく振り返ってみると
中盤分を盛り返そうと思ったおかげで
エンディングに向けて勢いとパワーが増したせいかな?と。。

やはり舞台は生モノだ。
もっと危険予測をしておかねば…
そうすれば、今回のアクシデントももっと良い形でクリアできたに違いない。

  まだまだ修行が足りないなぁ…

と、大きく反省

明日は、いよいよ千秋楽。
このような事故がないように細心の注意を払いながら
けど、最後の舞台だもの…
楽しみながら演じよう