蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

千秋楽―バラシ―打ち上げ

2010年05月17日 13時12分44秒 | 日記
昨日は、千秋楽♪

朝9:00JUNK入り。

の予定だったが、朝、体が起き上がれない!

  まずいっ!
  何とか行かなきゃ!

昨夜、写真撮影にわざわざ東京からいらしてくれたN氏とMさんと
深夜まで食事をしながら話しこんでしまい
帰宅してお風呂に入り、寝たのが明け方だった。

あ、どんなに睡眠不足になっても
お風呂にゆっくりつかることだけは
今回ずっとやってきました。
なぜかというと…
声のためです。
お風呂に入ると、次の日、声の調子がとても良いのです。
一睡もしないでJUNK入りした日もあったけど
その日もお風呂で一時間つかって小屋入りしたため
声に支障は出なかったのです。

そんなわけで、昨日もお風呂にゆっくりつかった…
多分二時間くらい…
いつの間にかお風呂で寝ちゃってたんですね…

ずっと寝不足が続いていたけど
舞台が終わるまでは、大丈夫!だと思っていたのに
最終日に、大ボケをやってしまった…

スタッフさん及び出演者の皆さん、申し訳ありませんでした。

そんなわけで遅刻してJUNK入り。
既にケンタロウ君中心に荒通しが始っていたが
すぐに演出席に座って、ケンタロウ君とバトンタッチ。

昨日の不備、更に手を加えれば良くなりそうな箇所だけをピックアップして返し稽古。
順調に出来あがっているシーンは、どんどん飛ばしていく。

11:40、予定時刻に荒通しを終了。

  良かった…何とかスケジュール通りに終えられた…

昨日は、10分延びちゃったおかげで
開演前の準備に余裕がなく実に慌ただしい開幕だった。
今日は、千秋楽。
落ち着いて開幕したい。

微妙に体調が良くない…
が、ドリンク剤と気力で乗り切るぞ!

客演の中村さんのトークが面白く
楽屋は賑わっている。

きっとみんなのテンションを上げて下さろうとしているのだろう。

  ありがとうございます、中村さん!

お気づかいに感謝し、私は自分のやるべきことに専念しつつ
集中力を高めていく。

今回の私の役は、体力的にも精神的にも
かなりパワーを使う役どころ。
台詞をとちりそうな不安はないけれど
集中できなかったらアウトなのだ。

とにかく、昨日のようなアクシデントがありませんように…

みんなは、舞台掃除をしたり、小道具の準備をしたり、メイクをしたりと
実に慌ただしい楽屋。
本番中も、みんな何役も兼ねているため
楽屋の出入りが激しく、着替えては舞台ソデに待機をを繰り返している。

客演の中村さんが

  こんな忙しい楽屋は初めて!

と、驚いていらした。

一つの役だけに集中できれば、もっと余裕をもって舞台に出られるのは確か。
けど、夢幻の団員の成長の早さの秘訣はコレだと思っている。
目立ちたいだけの人は、名前のない役や
顔がわからない役を真剣に取り組めない。
それらの役を丁寧に真剣に取り組むことで
スタッフさんの心を理解できるようになるし
お客様に楽しんで頂くために最善を尽くすということを学ぶことになる。

裏方さんの苦労や配慮に気づけない役者は
ダメ役者だと私は思っている。


そして、千秋楽の幕が開いた。

順調に進んでいく。
みんな浮足立った様子はなく、とても落ち着いている。
良いテンポで、各シーンが終わっていく。

そして迎えたエンディングも、大きなミスはなく終了。
お客様の拍手に包まれ、カーテンコールを終えた。

実は、アクシデントが一つだけあったんです。
が、まあ、終わり良ければすべて良しってことにしときましょう。

この作品、グロテスクな表現や過激なシーンがあるし
最後は皆、殺されちゃうので、不評も覚悟しての提出だったが
予想以上に好評で、正直言って驚いた。

もちろん、二部作だから、ということもあるだろうけど

  こういう作品、好きです!

というお客様が多いのには、本当にびっくり!

舞台美術や音楽も好評で

  よしっ!
  夏に繋げられた!

本当に良かった…

と、余韻に浸っている間などありません。
お客様をお見送りしたあと
スタッフさん、ボランティアスタッフさん、役者陣が集合し
一言ずつ話して頂いて、スタッフさんにはお礼を申し上げ
みんなで三本締めをして、即刻バラシ開始。

この三日間、ボランティアスタッフをして下さった皆さん
本当にありがとうございました
S短大の私の教え子たちも大勢ボランティアとして
参加してくれて本当に助かりました。

バラシ完了後、劇団倉庫へ資材を運び入れ
再びJUNKに戻って来たのは20:15頃。
ほぼ予定通りだ。

そして、21:00から居酒屋で打ち上げ開始。
JUNKスタッフさんは全員参加して下さった。

舞台中のエピソードがあちこちで語られ
次回作への期待が膨らんでいるようで

  白はこれからどうなるのか?
  メバルは?
  カレンは?

など、みんなが色々妄想(?)を語っている。
JUNKの店長J氏は

  オレが台本を書くぞ!

よくよく聞いたら、あらすじを書くという意味だったようだけど
それくらい、この舞台の続きがみんな楽しみのようだ。

  期待に応える作品にしなくちゃ!

一つの舞台が終わっても、休んでられない状況。

明日から早速、次回作の梗概作成に入らねば…

うーん…体が持つのかなぁ…

頼むよ、私の身体さん!
何とか夏まで持ちこたえてね

いつもなら、二次会は我が家なんだけど
今回は掃除をする時間が全くなくて
とても人を呼べる状況でないため
午前一時過ぎ、一次会のみで解散となった。

改めて、団内打ち上げとJUNKスタッフさんとの打ち上げは
別日に行なう予定。

JUNKスタッフの皆さん、出演者の皆さん
そしてボランティアスタッフの皆さん
本当にお疲れさまでした

そして、ご来場頂いた皆様、ありがとうございました