なぜこんな恐ろしいテロが・・・
スリランカの3つの都市で起きた
連続爆弾テロ
標的は・・・
キリスト教のカトリック教会と
多くの外国人が宿泊する高級ホテル・・・
死者は日本人女性を含む290人
負傷者は500人にのぼるという(うち日本人は4人)
4/21朝に起きた8件の爆発のうち
最初の6カ所の爆発は7人の実行犯による自爆テロ。
この日はキリスト教徒にとって
1年で最も神聖なイースター(復活祭)の日
複数の教会で信者が復活祭の礼拝に参加している最中に
この連続爆破が行われた・・・
なぜこんなことが・・・
スリランカは1983~2009年の長きにわたり
宗教が異なる民族の武力闘争が続いていた。
いわゆる内戦である。
戦いは主にシンハラ人を主体とした政府と
タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との間で起きていた・・・
10年前の2009年に政府軍の猛攻により、LTTEが降伏。
この間の死者は7~8万人にのぼると言う。
スリランカの最新国勢調査によると
国内では仏教徒が国民の70.2%を占め
ヒンドゥー教徒は12.6%
イスラム教徒は9.7%
キリスト教徒は1割未満で約150万人
その殆どがカトリック教徒とのこと。
ここ10年間のスリランカ情勢は安定していたとも聞くが
何度もテロ事件が起きていて死者は相当数にのぼり
日本人の死者も多くて・・・
ニュースで見ていたはずなのだが
日本にいる私にとっては
対岸の火事になってしまっていた・・・
9.11の光景が脳裏に浮かぶ。
あの時、テロが起きる根源を見つめていた。
調査を重ねて、犯罪者心理を必死に学んで・・・
人間は誰だって・・・
幸せになりたいはずなのに・・・
平和を望んでいるはずなのに・・・
本当は死にたくないはずなのに・・・
なぜ自爆テロを選ぶのか・・・
その裏側に潜むのは、恨みと憎悪、権力闘争・・・
人間は生存する限り、地球が消滅するまで
同じことを繰り返すのか・・・
日本を取り巻く情勢も、戦争の火種はそこかしこにあり―
犠牲となられた方々の御冥福をお祈りすると共に
負傷者の皆様にお見舞いを申し上げます・・・
ああ・・・言葉がむなしい・・・
・・・ご遺族の皆様の悲しみはいかばかりか・・・
ああ・・・何を言っても軽い・・・軽すぎる・・・・・・
下記の動画を見つけた。
20190422 スリランカ連続爆破テロの背景【及川幸久−BREAKING−】
権力とお金、侵略・・・
いつの時代も同じだ。
人の感情を利用してそれを操る権力者がいるのだとすれば
それこそが悪なのではないか・・・
しかし・・・
善悪は人の価値観によって異なるんだよね・・・
今は祈ろう・・・
スリランカの方々の苦しみと悲しみが癒えることを願って・・・