蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

オープンエアシアター2017オーディション開催!

2017年04月16日 23時02分00秒 | 日記

今日はオープエアシアター2017の一般参加者オーディション!

須坂公演を月末にひかえ、本来なら通し稽古をするべき日曜日。
主催者である「堀直虎没後150年祭実行委員会」様には
最初にご依頼の打診を頂いたときから
オープンエアの時期は決まっているため
それに支障のないスケジュールで…とお願いした。

大町市からご依頼を頂いている「佐々成政おもてなし武将隊」に関しても
オープンエアに支障のない範囲で…という条件付きで契約を交わした。
劇団員が演舞を行わせていただくのだが、3人とも6月2週間のうち
土・日はNG、火曜・金曜の稽古に間に合うように長野へ戻る予定となっている。

お仕事をいただけるだけで有り難いことなのに何故そのような条件を?…と
思う方もいるかもしれない。私のもう一つの脳には、同様の考えが浮かんでいる。
以前、仕事と舞台のどちらを優先させるかで悩んだ時期もあった。

劇団員は演劇を生活の中心に据えて活動をしている。
演劇関連の仕事だけで生きていけるよう
理事長としての私は配慮する必要がある。

しかし、劇団員は紆余曲折を経て
現在は中途半端な舞台を作りたくない
出来るだけ稽古を優先させたいと言ってくれている。

もしかしたら、一時的にお仕事が他団体に流れるかもしれない。
けど、芝居をしっかり作って、役者としてのスキルと精神を磨けば
いつか必ずまたオファーがかかる日がやって来る・・・と私は信じている。

それくらいオープンエアは夢幻工房にとって大切な舞台なのだ。
オープンエアがなかったら、今の夢幻工房は存在しない。これ、劇団員の総意。
どんなに辛くても、どんなに悲しくても、どんなに追い詰められても
お客様の笑顔を想像しながら前を向いて歩んできた。
だからこそ、今、オープンエアを取りやめるわけにはいかないのだ。

実は…この16年間、毎年いただいていた
芸術文化振興基金様からの助成金が打ち切りとなった。
と言っても、劇団本公演のほうは採択されのだが…
つまり、夢幻の活動自体は大変評価していただいているというわけ。

昨年からプロの芸術団体向けの助成金枠に変更。
オープンエアの取り組みと舞台の仕上がりは高い評価をいただいている一方で
一般の方やお子さんが出演している舞台は、プロの舞台としては認められないそうで…

プロだからこそ、ある程度担保した舞台を製作できるとも言えるのだが
基金側からは、自治体や市、県にご協力を仰ぐようご指導をいただいた。

うーむ…
これまでも、様々な場面でオープンエアの効果の必要性を訴えてきたが
未だそのような状況に至らず…
十数年訴え続けてきたことが、覆る日が来るのだろうか…

これまで野外劇を継続してこれたのは助成金の後押しがあったから。
それがないとなると、大赤字は免れないだろう。
下手をすると、団体の危機的状況になりかねない。

けどね…
ここで諦めてはならない。
何としても継続するのだ!

コレ、劇団員の総意。

これまで以上にお客様が会場に足をはこんでくだされば
赤字分をクリアすることも不可能ではない。

が、1000人の壁は厚い。
900人は超えても、なかなか1000人には至らず。
今年こそはこの1000人の壁を突破したい。

さて、オーディションの話題に戻ろう。

舞台は人が作るものである。
故にどんな人が集うかにより、舞台の良し悪しが決まる。
今年は、須坂公演関係で多忙を極め
公募の宣伝があまり出来なかったが
大勢の方からお申込みをいただくことが出来た。
須坂公演が良い方向へ作用しているに違いない。
実際、須坂公演のキャストが何人が応募してきてくれている。
嬉しいことです!ホントに!!

13:30オーディション開始!
ゾクゾクとオーディション会場に応募者が入って来る。
小学生が10人を超え、全体的に若い人が多い。
みんなやる気に満ち溢れていて
個性的な面白いメンバーが揃っている。
これなら行けそうだ…

今年の作品「奇想竹取物語 KAGUYA」は
エンディング直前に壮絶な殺陣シーンがある。

その他、ダンス、身体表現、歌、声・・・
しかも今回は、コロスという特殊な役が登場する。
このコロスという役は、登場人物ではない別の次元に生きる人々設定だ。
劇団員にもコロスに入ってもらい、全体の底上げをしていくつもり。


さて…今月末の須坂公演が終われば、オープンエア一色だ・・・
おっと、そういうわけにはいかなかった。
私は2018信州総文祭のプレ大会開会式を成功させるという
大きな任務をいただいている。

武将隊のほうも、台本は出来上がったものの
未だ音源の完成にいたっていない。

実はね、この武将隊演舞も音楽短篇劇に仕上げる予定で
短いながらも起承転結が浮かびあがるような
音楽を羽毛田さんに依頼させていただいている。

更にこの度、長野県から「文化芸術振興有識者会議」
委員のご依頼をいただいた。

舞台芸術を推進する者として、意見を発信できるよ問題意識を持ちながら

活動を展開していこう思う。

まずはオープエアを無事故大成功で終えること!
本当に素敵なメンバーが集まってくれてホッ。
経済面については、来年以降、何らかの手立てを取れるように
各方面に働きかけをして、オープンエアを継続すべく
知恵を絞り、自ら動いて環境を整えていこう!

あ、その前に須坂公演を成功に導かねば…